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目標を達成しすぎた者も罰したという中国の故事

「史記」なのか「孫子の兵法」だったのか忘れたのですが、中国の故事で ”年貢について目標を達成できなかったものを罰したと同時に、目標を達成しすぎた者も罰した”(目標を不正に少なく見積もるのもよくないという主旨) という話を読んだことがあるのですが、何という国の何という人物なのか忘れてしまいました。 お分かりになる方はいらっしゃいますでしょうか?

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  • koon1600
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回答No.2

韓非子は、法家と呼ばれる倫理体型の書です。 たとえば、儒家(儒教)では、親の罪を隠すのは孝であり美徳ですが、法家ではこれは単なる犯罪者隠匿です。 法家は、こういった儒家の考や徳といったものに基づいた政治を否定しています(韓非は、儒家は言葉で政治を乱す、とまで言っています)。 法家は、法万能主義といわれますがそれが徹底しており、「いかなる理由があろうとも自身の職務だけをする(いかなる理由でもほかのことをしたら死刑)」「いかなる理由があるとも自身の職務は実行しなければならない(いかなる理由でも実行できなかったら死刑)」というもので、そうしないと政治が乱れる、というものです。 この法家を全面的に採用したのが秦ですが、秦はそれによって栄え、それによって滅びました。法家思想最大の弱点は、世の中が、治安はよい反面、恐ろしいことです(法に触れればどんな理由でも情状酌量なくすぐ死刑ですので、官吏たちは過酷に接します。そうなると民衆はきついのです) 有名なエピソードを2つほど紹介しましょう。 秦の始皇帝はある使者に会ったのですがこの使者は実は始皇帝を暗殺するために送り込まれた人でした。使者は毒を塗った匕首で始皇帝に襲い掛かります。始皇帝はすんでのところでこれをかわしますが、(長すぎて)剣が抜けず逃げ回る羽目になりました。しかし、下で見ていた近衛兵はだれも助けに行きません。始皇帝の許可なく殿上に上ったら死刑だからです。結局、「剣を背負え」という声に応じて背負ったら抜けたため、使者を切り殺した、という話です。 商鞅という、法家で、秦の宰相をしていた人にもにエピソードがあります。 商鞅は、法を整備して秦の国を栄えさせる元となりました。が、強引だっため政敵が多かったのです。そのため晩年に彼は殺されるのを避けるために他国に亡命することになりました。その道中でのことです。 彼は宿に泊まろうとしたのですが、旅券がありませんでした。そのため宿の主人は「商鞅の法により、旅券のない人は泊めることができない」といって、商鞅は泊まることができませんでした。 旅券がない人を泊めた場合、法により罰せられます。そしてこれはまぎれもなく商鞅自身が制定したものです。 このエピソードを見れば、法家というのがどんなものか、感じられると思います。

erikun999
質問者

お礼

ありがとうございます。 おそらく私が探しているエピソードは韓非子の中にありそうです。 法家といのは厄介な人たちですねー。 でも、今の世の中にもこういう人たちはいるように思います。ビジネスの現場にも。

その他の回答 (2)

  • koon1600
  • ベストアンサー率51% (200/390)
回答No.3

追記になってしまいましたが・・・ 話自体については、私はわからないのでほかの人にお任せします・・・

erikun999
質問者

お礼

私が知りたいエピソードは、目標設定の段階でわざと低い目標を設定する人間も罰するという主旨のものです。 人事の目標管理制度において同様の問題が発生するため、それを防ぐ方法を考えているんです。^^;;

noname#236377
noname#236377
回答No.1

韓非の著、『韓非子』の『侵官之害』ではないでしょうか。 韓の国の昭侯が酔って寝てしまい、典冠(冠の世話係)が布団を掛けてやり、目覚めた昭侯が「誰が掛けたか」と喜んで聞いたんだけど、典冠がやったとわかったら典衣(衣の世話係)と典冠を罰したという話ですね。 典冠=目標を達成しすぎた者 典衣=目標を達成できなかった者 ですね。

erikun999
質問者

お礼

ありがとうございます。 この話ではないですが、参考になりました。 役割分担・・・やるべきことをやるべき人がやらないと秩序が乱れるという話なんですかね?これは。

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