漢詩が五言絶句、七言絶句である理由は?

このQ&Aのポイント
  • 漢詩が五言絶句、七言絶句である理由は、日本人にとって5音、7音が心地よく響くためです。
  • また、漢詩が韻を踏む点から考えても、一句の字数が5字、7字になる必要があります。
  • これは、中国語の特性によるもので、中国の人々が5字、7字の音数を心地よく聞くことができるためです。
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漢詩が五言絶句、七言絶句である理由は?

日本人にとって5音、7音は心地よく響きます。この理由は日本語の基本が、うみ、やま、かわ・・・の如く2音であり、それに助詞の1音が接続詞して3音、つまり2音と3音の組み合わせで5音(2、3)、7音(2、2、3)だと安定感を生じるからだと読んだ記憶があります。 一方、五言絶句、七言絶句が韻を踏む点から考えても、漢詩が耳に心地よく響かなければならないのは絶対の条件で、その結果、一句の字数が5字、7字になったのだと思います。字数が俳句や和歌と一致するのは偶然として、中国の人々が5字、7字だと心地よく聞ける理由が中国語の特性の中にある筈だと思います。漢詩の詩形が五言絶句、七言絶句である理由を中国語の特性と結びつけて解説して欲しく存じます。 なお、当方の中国語の知識は良くても日本人の平均に過ぎず、発音や文法はまるで無理解です。よろしくお願いします。

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  • rikuketsu
  • ベストアンサー率54% (83/152)
回答No.1

この質問は難しいですね。中国人ですけど、なぜか漢詩は五言、七言なのか分からないなー。吟じやすいためと思います。古代の詩人はよくお酒を飲みながら、詩を吟ずるから。あるいは、五言と七言はよりやすく完全に詩人の感情を伝えられるかも。実はね、最初の頃、漢詩は四言ですよ。三言もあります。「詩経」の中で、「窈窕淑女,君子好逑」のような詩はよく見られます。「詩経」は中国の一番早い詩集です。あとは、「楚辞」、楽府詩(漢の時代)などを経て、唐の時代は漢詩発展のピークになりました。その頃、漢詩は五言絶句、五言律詩、七言絶句、七言律詩に分かれて形成しました。宋の時代に、「詞」は盛んに発展しました。元の時代に、「曲」はとても繁栄していました。(曲ということは実は歌詞です。楽府詩も。)ですから、中国では、「漢賦」「唐詩」「宋詞」「元曲」という言い方が流れています。

sono-higurashi
質問者

お礼

その後、http://www.741.jp/hon/ma-text01.htm を見つけました。ここに、この質問の回答が、ちょろちょろ顔を出しているようです。 >>漢字で状態や行動を表現するには、最小限二個の文字が必要で、二文字と二文字の組み合わせなら四文字、二文字と一文字なら三文字、三文字の詩は最も短い句の作品である。 >>毛詩の始んどの作品は四言詩で、漢や魏の時代の作品にも四言詩は多い、二文字と二文字の組み合わせでは、どうしても単調なリズムとなり易い。 >>句の構成は二文字と三文字の組み合わせを基本としており、これは三言詩の短小さと四言詩の単調さを相補う構成である。(五言詩の項) >>六言では二文字+二文字+二文字で、単調なリズムであるから、此の単調さを破る為に対句を用いると理解すべきか。 これらのことと、平仄との絡みで五言、七言に落ち着くのでしょうかね。 中国語に相当、堪能な者に対してでないと説明が困難なのかも知れません。 有り難うございました。

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