- ベストアンサー
弁別学習について
「弁別学習とは道具的条件づけの場合の分化のことをさす。多くの場合正と負両方の刺激が同時に提示され被験体がどちらかいっぽうを選択するという方法で行われる」 ということですが、分かりやすい具体的な例はありますか?誰か教えていただけると幸いです。
- 心理学・社会学
- 回答数1
- ありがとう数15
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
道具的条件づけはオペラント条件づけとほぼ同義というのはよろしいですね。 (「ほぼ」というのは命名の視点が異なるからです) 弁別というのは識別や区別と同じことで, 刺激を区別して異なる反応をするように学習させるのが弁別学習です。 動物の感覚能力を調べる実験がそのひとつの例です。 たとえばハトの色覚を調べるとき, 赤色に点灯しているボタンをつつくと餌が出て, 黄色に点灯しているボタンをつついても餌が出ないというように設定しておきます。 すると最初のうちはどちらの色が点灯してもつつき反応が生じますが, 試行錯誤を経てしだいに赤色ボタンだけをつつくようになるでしょう。 このことからハトは赤と黄を弁別可能であることがわかります。 つぎにボタンの色を赤色とオレンジ色にして同じような実験を行なうと, やはり最初はどちらの色にもつつき反応が生じますが, 試行を繰り返すうちにやがて弁別が成立するでしょう。 このようにして2つのボタンの色(物理的には光の波長)をしだいに近づけていくと, あるところでいくら試行を繰り返してもつつき反応が等確率のまま変化しない状態になります。 刺激を区別せずに同じ反応を生じることを(刺激)般化と呼びますが, この般化の幅がハトの色彩弁別力の限界です。 実際にはハトはこの幅がヒトよりも狭い,すなわちヒトより色彩弁別力が優れているようです。 仮にハトが完全な色盲であるならば, ボタンが何色に点灯しても同じ率でつつき反応が生じるままで弁別学習は成立しないはずです。 一般に色盲であると言われているイヌの色彩弁別力を類似の方法で調べた研究報告が参考URLにあります。 これによるとイヌは3原色を弁別できる程度の色覚を有しているとのことです。 ところで引用文は ボタンが2つあってどちらかを選ぶというような「同時弁別」を想定しているようですが, 異なる刺激が順繰りに出現する「継時弁別」もあります。 たとえば飼い主が「オテ」と言っても「マテ」と言ってもお手をしてしまうイヌ。 このイヌに「オテ」のときだけお手をするように学習させるには, 「マテ」の声にお手をしたときには無視し, 「オテ」の声にお手をしたときにだけ餌を与えるなどしますが, これは継時弁別事態ということになります。 うーん。 分かりやすく書けたかどうか「自信なし」です。
関連するQ&A
- 学習・記憶・・・
カテゴリーが違うかもしれませんが、、、 今,研究室で実施する実験の案を考えています. この実験では, 1.まず最初にある2つの変更可能なパラメータを持つ事象を被験者に数回提示します.このとき提示するものが正しいものとして被験者になるべく記憶してもらいます(学習してもらう・慣れてもらう). 2.次に変更可能なパラメータを2つあるうち,1つだけ変更した事象,もう片方を変更した事象,両方を変更した事象を正しいものを混ぜながら順に提示し,1.で提示した正しいものと(合致する・少しおかしい・おかしい)という3段階で回答してもらいます ここで,問題点なのですが,1.で学習した(記憶した)内容が2.の後半になるにつれ薄れていく可能性があることです.こういう場合2.の途中でも都度1.の学習させる手順を踏むべきなのでしょうか? また,このような最初に学習させた内容と差異を問うような実験に対する指針のようなものはないでしょうか?
- ベストアンサー
- 心理学・社会学
- 負の強化子と正の罰
負の強化子:ある反応に対して嫌悪刺激を与え、逃避反応を引き起こすこと 正の罰:ある反応に対して嫌悪刺激を与え、当該反応の生起頻度が減少すること と理解しています。 では、回避学習(オペラント条件付けにより回避行動を形成させていくこと)の実験における電撃は負の強化子にあたる、ここまではわかりました。 しかし回避学習には 能動的回避:積極的な反応によって負の強化子から逃れること 受動的回避:何もしないなどによって負の強化子が与えられることを防ぐこと と2パターンがあるとのこと。 この受動的回避の嫌悪刺激(負の強化子)は正の罰、ということにはならないのでしょうか。 こんがらがって先に進めません。どなたか教えていただきたいです。
- 締切済み
- 心理学・社会学
- 高校で学習する「絶対値」について
高校で学習する「絶対値」について 高校(一年生)で学習する「絶対値」について、腑に落ちない点があります。 数学の教科書では「絶対値」について、ふつう、次のような定義が解説されています。 (1) xについて、|x|=x(x≧0のとき) xについて、|x|=-x(x<0のとき) この定義では、x=0の場合を上(x>0)の場合に吸収しており、負の数と正の数を対称に扱っていないため、数学的に間違った定義ではなく、実践的な問題を解く際にも不都合は生じないとはいえ、なんとなく違和感を感じてしまうのです。(こういう風に感じるのは私が未熟なためかもしれませんが…) つまり、 (2) xについて、|x|=x(x≧0のとき) xについて、|x|=-x(x≦0のとき) あるいは (3) xについて、|x|=x(x>0のとき) xについて、|x|=-x(x<0のとき) xについて、|x|=0(x=0のとき) と、x=0の場合をx>0とx<0の両方の場合に吸収する、あるいは独立させたほうが、正の数と負の数を対称に(平等に)扱っていて、定義としては美しいと思うのです。 (もっとも、(3)の定義では、実践的に問題を解く際に場合分けの種類が多くなり不便になってしまいますが…) どの教科書も(1)の定義を採っているのは、どういった理由によるのでしょうか。 回答宜しくお願いします。
- ベストアンサー
- 数学・算数
- オペラント条件づけの手続きと療法について
オペラント条件づけの手続きを、 正強化、分化強化、反応形成、負強化、処罰、消去、のように考えた時、 強化子との関係、行動療法の技法について、教えてください。 正強化 :正の強化子/与える →行動生起頻度 増加 正の強化法 分化強化:正の強化子/与える →行動生起頻度 増加 トークン・エコノミー法 反応形成:正の強化子/与える →行動生起頻度 増加 シェーピング法 負強化 :負の強化子/除く →行動生起頻度 増加 負の強化法 おおざっぱにみて、こうだとしたら、 処罰 :負の強化子/与える →行動生起頻度 減少 嫌悪療法?負の練習? 消去 :正の強化子/除く →行動生起頻度 減少 タイムアウト法?負の練習? ということでよいのでしょうか??? 訂正、補足など、教えて頂けると助かります。 よろしくお願いします。
- 締切済み
- 心理学・社会学
- 確率の問題 (中2)
■確率の問題があります。 2つの箱それぞれに -4 ~ 4 までの整数が書かれたカードが1枚ずつ入っている。2つの箱から同時に1枚ずつのカードを取り出し、その積を求める。このとき、積が負の数になるのは全部で何通りか。 ■私の考えはこうです。 ・負になる場合 → 負 × 正 ・箱A(正)×箱B(負)の場合と、 ・箱A(負)×箱B(正)の場合と、両方考えるべきである。 4×4×2なので、答えは32通りだ。 ■答えは、16通りでした。 ・・・解説がついていません。 答えが間違っている可能性は、あるとは思います。 いかがでしょうか。。。 どなたか、、、お願いいたします!
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 「条件付け学習」について、質問です。
「条件付け学習」について、質問です。 こちらを読んでください。 「無意識に近い状態で行われている操作や制御を、生態に取り付けたセンサを用いて可視化する、いわゆる「バイオ・フィードバック」を得ることで、私達は自らのコンディションを意識的に統制することができるようになるという。 これは一種の「条件付け学習」である。ある心理学社が、大事な大会を目前に控えたアスリートの身体・心身的状態を効率的に管理し、試合で十分な力が発揮できるようにするために、「バイオ・フィードバック」という方法を適用してその効果を検討した。 練習では好記録を出すのに、試合の直前になると極度の精神的な不安に陥ってしまうと訴える現役アスリート10名を対象に実験を行った。通常の練習が終了した後、最もリラックスした状態でのアスリートの心拍、血圧をリアルタイムで計測し、各人に装着した携帯型モニターで常時表示させながら、練習と入浴の時以外はそれらを可能な限り一定の範囲で維持し続けることを求めた。 緊張や不安によって心拍などが大幅に増加・上昇してしまった場合にはモニターが振動し、リラックス状態に戻るように促した。 このような訓練を一週間継続したところ、全員がリラックス状態を回復できるようになったという。そしてその心理学者は、アスリートの育成にはバイオ・フィードバックが効果的であると結論した。」 いじょうです。長くてすいません。この実験を読み、思ったのですが、これは「条件づけ学習」で正しいのでしょうか。この場合では 強化=リラックス状態 先行刺激=モニターの振動 となりますが。 「緊張や不安による心拍の増加・上昇」は強化子になるのでしょうか。でも被験者にしてみれば、これは好ましいことではないので「罰子」の位置づけではないでしょうか。 しかし、罰子の出現による強化という行動随伴性はないですよね。これは「条件付け学習」とするのは正しくないのでしょうか。教えてください。
- 締切済み
- 心理学・社会学
- コンジョイント分析の属性間の相乗効果について
どうしてもわからない事があるので、質問させてください。 3属性、3水準から適当なプロファイルを被験者に順位付けしてもらい、コンジョイント分析をしようと考えています。 ここで、各属性のパラメータはSPSSを用いて算出出来るのですが、その属性間に正または負の相乗効果が見込まれる場合、その相乗効果のパラメータを求めるためにはどういった処理を行えば良いのでしょうか? そういった題材を扱っている文献が存在するので、可能だとは思うのですが、手法が省略されていてわからなかったので、ご存じの方いらっしゃいましたら、助言いただけますと幸いです。 長文失礼しました。
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 超短期英語学習方法は・・・
御覧になっていただきまして、ありがとうございます。 大変ムシのいい質問をさせて頂きますが、皆さんの御意見をお伺いしたく思います。 大学卒業以来、全く勉強してなかった英語ですが、事情があって、急遽、来月中旬の社内英検を受験し、しかも、TOEICレベルだと400~500点ぐらいを取ることを義務付けされてます・・・。 恐らく、現時点では、中学1、2年レベルかと・・。 多くは望めませんが、できる限りの努力はしようと思っているのですが、皆様ですと、こういった低レベルで、時間も限られていた場合、どういった学習方法、教材をお使いになるでしょうか? 「ダメもと」は承知ですが、御経験のある方からアドバイスを頂ければ幸いです。
- ベストアンサー
- 英語
- オートバックスのポイントカードとT-POINTの両方にポイントを付ける
オートバックスのポイントカードとT-POINTの両方にポイントを付けることはできないのでしょうか? 今日、オートバックスのポイントカードと同時にT-POINTカードを提示したら、一方しかできないと言われました。
- ベストアンサー
- 正月・年末年始
お礼
回答ありがとうございます。補足までしていただいて勉強になりました!!