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素朴(?)な疑問

kaonome2001の回答

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回答No.5

ちゃんとレスがつくと書くほうにも気合が入りますね♪ 今日はもうちょっと詳しく書いときます。 > もし歴史の中で「強国(豊かな国)に憧れを抱くのが昔も今も同じ」であったら、 > 今(昔?)「西洋人に憧れる日本人、西洋人は我々より進んでいると無意識に考え > てしまう私たち」なんてのは時代の中のちっちゃな期間ONLYのことで、西洋人は他 > の人種より優れている~なんていう暴論(かは知りませんが)はただの彼らのウソ > にすぎないんだということのいい証拠になるかなと思ったんです・・(^^ゞ 「ウソ」とまで言うのは確かに暴論ですが、西欧人が進んでいる時代はつい最近(といっても過去200年を越えるのだが…)だけだよ。 実は、1400年~1600年にかけて、世界の貿易の中心地は南アジアであったことを知っていましたか? その当時のヨーロッパは辺境の地に過ぎなかったんだよ。 今では想像もつかないことなんだけど、当時のヨーロッパの人々は、今で言うインドやマレーシアといった国々にに憧れを抱いていたんだ。あたかも、現在の日本人が西欧人に憧れを抱くようにね。つまり、君の推論のように、「強国(豊かな国)に憧れを抱くのが昔も今も同じ」なわけで、昔の西欧は豊かな国である南アジアに憧れていたんだ。 そして、なぜあこがれていたかというと、当時の南アジアには、西欧で絶対に手に入れることができない「貴重品」を生産することができたから。 そして、その貴重品が「胡椒」だったんだよ。このほかにも、砂糖、茶、コーヒー、綿織物と言い出したらきりがないほど。 今でこそ、これらの品々は何処にでもある当たり前の品物だけど、当時のヨーロッパの人々にとってはのどから手が出るほど欲しかったものなんだ。特にそのなかでも「胡椒」はダントツで欲しいものだったんだ。これは、当時ヨーロッパで大流行した疫病と関係がある。この時代、ヨーロッパで当時のヨーロッパの人口の3分の1を失ったという疫病に対して、効果があったのが香辛料である胡椒だったんだ。胡椒の持つ防腐作用が疫病から救ってくれたというわけ。実は、茶やコーヒーも同じ理由で薬としてヨーロッパに入ったんだよ。 猛威を振るった疫病に対しての唯一の薬が、南方(南アジア)からもたらされた胡椒だったんだ。どんなに金持ちでも疫病に対しては無力、お金は命には代えられない。当時のヨーロッパの人は、莫大な代価を支払っててでも、命を守ってくれる「胡椒」を欲しがったんだ。当時ヨーロッパでは、胡椒はいくらでも高値で売れた。だからこそ、胡椒は「黒いダイヤ」とも呼ばれていたんだ。 大航海時代といわれる時代をご存知? ヨーロッパ人が東回り航路を発見した輝かしい時代とも言われるが、大航海の動機こそ「胡椒を手に入れるため」に他ならなかったんだ。当時のヨーロッパで胡椒は命を守ってくれる薬だった。そんな薬を大様も僧侶も金持ちも貧乏人もみんな欲しがった。そして、いくらでも高値で売れた。だから、「憧れの南方の品」を手に入れようと、命を懸けて航海に出たんだ。 順を追って説明してみたんだけど、わかってもらえるかなあ。 とにかく、ヨーロッパの国々が進んでいるといっても、中世末期はそうでもなかった。むしろ、南方のアジア文明に憧れを抱いていたってことは知っておいて欲しいな。 時間がないから今日はこのくらい。 またね(^^)/~~~ 歴史好きの独り言でした。 ps 前に言ったチーズはどこへ消えた?の話自体は、資本主義がテーマではありませんので、あしからず・・・。

siam_22
質問者

お礼

大航海時代については、確かに世界史でそんなことを習った覚えがあります。 その時代によって何が必需品かは違いますよね。これで常に白人社会が世界をリードしていたわけではない事が少しは分かりました。世界史で胡椒のことが出てきたときも実は少し疑問だったんです。確かに肉の保存には必需品だけど、そこまでして手に入れる価値があったのかな~?と。でも今の世の中の基準で考えてました。まずはそこから自分の価値基準を取り除いて考えたら、歴史の内容ってとても面白いですね。価値観って不思議で、これは本当に自分の価値観なのかなあと不思議に思うことがたまにあります。また、これは本当に私の意見なのかなあと。何かに影響されずに自分の意見が形成される事はめったにありませんよね?(おそらく)常に自分の属する社会・時代によって考え方がまるっきり変わってしまうこともちょっと分かってきました。ご回答どうもありがとうございます。チーズはどこへ消えたの本については勘違いしてしまいました(^_^;)

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