近年のガンダムにそそられない理由

質問

近年放送されるガンダムを見る気になれません。
　自分なりに原因を考えてみたのですが、ひとつとして「どれもガンダムのデザインに特色が無い、どれも同じに見える」という結論が出ました。

　いらん装飾が多いデザインばっかりと自分なりに感じています。

　と、言いつつもちゃんと見ればそれぞれの作品にそれなりの個性や演出もあるのでしょうが、私のこの見解も一理あると思うのですが、皆さんはどう思われますか？。

回答No.17

noname#13088

皆さんがアニメ論や演出論等で討論されているので、
私は別視点から少し
最近の『ガンダム』にあまり惹かれないとの事ですが、
まず基本的に年齢を重ねると物の捕らえ方が変わってくるし、
感受性という面でも変化があります。
それに心理学で人は最初に見聞きしたモノを優先する傾向があるとの
指摘があります。(心理学用語でなんと言うかは知らないのですが)
そういった事を考慮すれば、昔のようには見れないということになります。

それと＃１６の方が仰っている件はとりあえずＰＳ装甲だからという
言い訳が成り立つと思います。

回答No.16

snkronized

みなさん、結構マジメに答えられてるんで、僕はちょっと変化球で一つ（笑）。
　キャラがいかにも同人受けっぽいとか、人間が希薄とか、ストーリーが歴代のパクリっぽいとかは、まあ置いといて。僕が一番に思うのは、ＭＳの「手垢がついてない」感ですね。
　今までの、特にファーストは、ちゃんと人間が触ってる感覚があったんですよ。いい意味で汚れていたというか。例えば、ザクにしてもＧＭにしても、ツナギの上を腹の所で縛った頑固親父風のメカニックがパイロットと、
「オヤッさん、なんかさー、オレの（ＭＳ）右手の動きがおかしいんだよ。次の出撃までに直るかなー」
「あ？とりあえずバラしてみねーと分からねーなー…ウワ！？なんじゃこりゃ、配線が焼けてんじゃねぇか。まったくどういう操縦してんだよ。オーイ小僧！４２のスパナとチェンブロ持ってこーい！！」
とか会話しながら直してる雰囲気があるんですね。それこそ、ハンマーで叩いただけで機体の調子が分かるベテラン工がいたり。
　誰かのセリフですが（ガンダムではないはず）「最後に物を言うのは人間の手なんだ」というように、一つ一つ人間の手でボルト締めたり、溶接したりして整備してる。そういう物だからこそ、自分の命を預けられる部分ってあると思うんですよ。だから「愛機」って言うんでしょうね。例えば、車なんかを想像していただければ、分かりやすいと思います。
　で、件のＳＥＥＤですが、まあ、確かにメカニックとかはいましたけど、なんつーか、キレイ過ぎるんですよね。専用のコンテナに収容されたら、後はマニピュレーターがニュニュニュニュニュッと出てきて、ジジ…チ…ジジジジ…ってレーザー的な物で調節して、「各駆動部、異常ナシ。シムテム・異常ナシ。整備完了シマシタ」的な事コンピューターが言って終わり、みたいな。いや、実際は違うんでしょうけど、常に不気味な程の光沢を放つ、いつでもワックス磨きたてみたいなアレを見せられたら、ねぇ…。
　まあ、所詮は美学の範疇かもしれませんが、やっぱり、百歩譲っても、あれだけはちょっといただけないかな、と。
　ちょっと脱線しちまいますが、近年のアニメにせいマンガにせい、この「人間臭さ」が失われて久しいと思います。金儲けや同人人気に躍起になるのも結構ですが、もっと人間特有の汚れた部分というのを、忘れてほしくないと思います。男前だって金持ちだって、死ぬ時ゃみんなブザマなんだよ（誰かのセリフ）。

回答No.15

siirakansu

バンダイ≒サンライズは取りあえずおもちゃが売れればそれで良く、中身がどうであろうと関係無いと言うのがもっぱらの態度です。富野監督は最初から続編を製作する事には否定的で、他の監督さんからは時折とは言え"ガンダムが好き嫌いではなく、これはお仕事だから""富野さん独特の製作スタイルに馴染みすぎると、他の一般的な仕事が出来なくなる""昔のガンダムの事はよく知らない"などと言ったタイプの直接的、間接的な発言が目立ちます。
　ガンダムと言う名のブランドは、実際のところはファンの想いとは裏腹に製作サイドからはあまり尊重されていません。

　ガンダム・シリーズを取り巻く環境がこのようである一方で、宮崎監督は国内レベルを超えた誰が見ても素晴らしい作品を連発し、押井監督はそれに加えて次世代スタッフの育成にも成功しつつあり、エヴァのように物語的にも表現的にも非常に面白いコンセプトを打ち出した作品が、単なる商業アニメの中からも生まれています。

　ガンダム・シリーズがマーケティングなどの大量生産、大量消費の方法論によって万人ウケを向けを目指している間に、いつのまにか作品の質を高める事で万人から認められると言う選択肢がシリーズの舵取りを行う人たちの頭から消えてしまった。
　その為せめてマーケティングの枠内で質を高めた諸作品に、ＳＦやドラマ、ミリタリズムなどと言ったかつてのシリーズを支えた"魅力"の点でも、近作は力負けしてしまう事が多くなった。（例えば「"ガンダム"ＳＥＥＤ」と「プラネテス」。果たしてどちらが、かつてのガンダム・シリーズに近い感銘を与えてくれると思いますか？）
　それこそが、近年のガンダムがたいして面白いとは思えなくなった、一つの理由ではないかと思います。

　私自身も最近のガンダム・シリーズからは全く魅力を感じる事が出来ずに、少しく寂しい思いをしている一人です。
　製作側もこれでご飯を食べている以上、本来はあまり多くを求めてはならないのですが・・・。ただファンの端くれとしては、いつかこうした状態が幾らかは解決されるよう、願って止まない気持ちです。

回答No.14

noname#116065

矢立肇に関してもっと深く書けば、原作が存在しないもの（サンライズオリジナルアニメ）には全てクレジットされています。
逆に言うと、アニメから漫画になるケースは漫画の方に矢立肇の銘が書かれているはずです。
最近だとキングゲイナーなど見て頂けるとわかりやすいでしょうか。
あくまでも「ガンダム」というタイトルがどこに原作があるのかであります。
ＳＤガンダムであろうと何であろうとガンダムであれば富野氏の名前がクレジットされています。

最後にＳＥＥＤの監督である福田監督は、ＳＥＥＤを作るにあたって富野氏に会うのを逃げていたんだけどしぶしぶ会ったそうですが、作った後にあったのかは謎です。
売れたので、大きな口を叩いていますが。
ただ、ＳＥＥＤ放送以後の富野氏のコメントを見ると明らかに嫌っていますが…

例えたら、ドラゴンボール。
映画のオリジナルストーリーやドラゴンボールＧＴとかアニメオリジナルでも原作：鳥山明ですからね。
同じ事です。

サンライズのアニメに関していえば、監督の影響力が大きいです。同等にプロデューサー。次に脚本家かな。
失敗作は、彼らの失態によるものです（諸事情による打ち切りは除く）

回答No.13

noname#116065

＞一応最近の作品も富野氏が携わっているようですが、本人は本当に納得しているんでしょうかね？
携わってないですよ。
原作で名前を貸しているだけ。
矢立肇＝サンライズなので、「ガンダム」はサンライズと富野氏にありますというだけ。
この辺の事がわかっている人と真に受けている人がいるので一応書いておきます。

ちなみにＧガンダムに今川監督を推薦したのは富野監督です。
ガンダムでプロレスさせるなら今川君しかいないだろうって事だったらしい。
（Ｇガンダムの企画はサンライズによるものです。）
この辺の事は、富野氏のエッセイかなにかに一部書かれております。

富野氏がどう思っていようが、ガンダムの権利をサンライズに３０万で売ったのでどうしようもありません（有名な話）

私は、Ｇガンダムはアニメとして面白いと思うので富野氏が絡んでいないガンダムであっても内容的に面白ければそこまで毛嫌いはしませんが、ただ商品を売りたいだけ同人系の人間を取り込みたいみたいなあざとさは嫌いです。
商品的価値しかないアニメに芸術的な趣は皆無です。
ガンダムは、作品だったからこの今まで来ていたけど、製品になってしまったから物として好き嫌いでしか判断出来ないほど低次元になってしまったと思われます。

一応追記という形で回答しておきます。

お礼

富野氏が名前を貸しているだけなんですか。
じゃあ、これから矢立肇という名前が入ったら、サンライズが独自製作したと思っていいですね。
しかし、今度公開されるＺガンダム三部作は富野氏が全面的に関わっている（当たり前ですが・・・）ようなので、新カットに注目したいですね。

回答No.12

uwf1342

ANo.11のuwf1342です。
何度も答えると掲示板化してしまいますが、再度…
質問者さんが「近年のガンダムに…」と言われてましたが、私の場合は「近年のアニメ…」ですね。ガンダムに限らず。
最近見たアニメで最も印象に残ったのは「プラネテス」です。
「ＳＥＥＤ」の、推定６万倍（独自調査）面白いです。
各キャラクターの内面を深く感じさせるアニメは、特にＳＦ系では珍しいですので、未見ならば強くお勧めします。
あと「ターンＡ」も未見みたいなので見てください、私の周りでＳＥＥＤと両方を見た人では１００％「ターンＡ」の方が良かったと言っています。もちろん私も。
ガンダムのテーマの一つに「歴史」というのがあって、１ｓｔだとドイツの第２次大戦、ゼータだと明治維新、みたいに現実の歴史を未来にも繰り返しているって感じですね。
富野監督が井荻麟の名前で作詞した歌に、そういったテーマが伺えます。
最近のガンダムが面白くないのは、そういったテーマ性が無いからだと思います。
ガンダムは、ただの冠名だと言っている方もおられますが、それから抜け出そうと書いたのが「ガイアギア」であり、さらに劇中では殆ど「ガンダム」とは呼ばれない「ターンＡ］です。

お礼

プラネテスは地上派で再放送していましたからそれをチェックしていました。現実性にこだわった良い世界観が創られていましたよね。ＳＥＥＤと比較するのもおこがましいくらいだと思います。
ターンＡ再放送しませんかね～。
フジテレビの体質からいってＤＶＤ売りたいから所々だけ再放送というあざといやり方をする可能性ありますよね。
井荻麟が富野氏という話ははじめて知りました。
まさに多才な人ですよね～。

回答No.11

uwf1342

私も同感ですね。
ＳＥＥＤも一応見ましたが、キャラクターの内面的奥行きが感じられない上に「こんな人間いないだろ！」って感じの性格ばっかりで、富野ガンダムのようなリアルさがありませんでしたね。
私は、１ｓｔありきでのゼータファンですが、小説版ではガイヤギアが好きだったりします…ターンＡまですべて観ています。
１ｓｔでは２、３話にしか登場していない「黒い３連星」の方がＳＥＥＤでずーっと登場していた「主人公の周りのレギュラーキャラ」よりも印象に残りますよね。
富野監督なんかは、戦場で使うメカはシンプルな方が信頼性が高いっていう考えなので、Ｖガンダムなんかは使い捨て感覚でした。
ＳＥＥＤのような他機との互換性のない複雑なメカを実戦で使うのは、あまりにも非現実的ですよね。

お礼

そうなんですよね～。

一応最近の作品も富野氏が携わっているようですが、本人は本当に納得しているんでしょうかね？。

あんなキメポーズが多くて余計な装備が多い、非現実的装備のガンダムの発案も富野さんなんでしょうかね？。

とても気になります・・・
っていうかやめて欲しい・・・

回答No.10

gomin

私もファーストガンダム、と呼ばれるものしか興味ないです。Ｚですらダメです。（人によってはファーストより面白いなんて言う人もいるのですが）

思うに、安彦良和の絵柄じゃないと受け入れられないんだとおもいます。やや劇画っぽいタッチの方が、リアリティを感じられるのではないかと。

同じようなアニメでも、ザブングル・ボトムズのようなものは好きでした。
エルガイムとかダンバインは１、２話みてすぐ興味をなくしました。

ＳＥＥＤは、現代っ子には十分受け入れてるみたいなので、それはそれでいいのかな、と思います。
ただ、ガンダムの冠をつけてダラダラ続けるのは、ほんとやめてほしいです。

お礼

その通りです。
劇画的な絵柄でないとどうしても興ざめしてしまうんですよね。当時はそういう絵柄のアニメが流行ってましたから。最近の流れにあわせたといえば聞こえがいいですが、本来のガンダムの魅力は出せませんよ。
とにかく決めポーズは今すぐに止めて欲しいものです・・・

ありがとうございました、

回答No.9

noname#38127

リアルでファーストガンダムを見ていた世代です。(それから　ファンです)
宇宙服(作業服)に色々装備を付けた服(モビルスーツ)という考えが好きで　当時のロボットものでは無い感じが好きでした(う～ん　旨く表現出来ない)　
Ｚは　見ていましたけど　ＺＺを見た時には　ナンダこれって　感じで見なくなりました。
多分ＺＺは　ガンダムが数台在ったのと　ギャグ調だったので　Ｚでも数台ガンダムが出ていましたけど許せる範囲でした。
数年前に　時間の余裕があったので　他の作品も見る用に　なりましたけど　０８小隊、ポケット　いい作品ですね。
確かに　近年のガンダムは　そそらないですね理由は
SEED,-Dと1STを　比較すると
1.SEED,-Dは　美男美女が　多すぎる(顔が同じ見える)
2.SEED,-Dは　モビルスーツが　カッコよすぎで　同じように見える　１ＳＴは　個性が光っていたように感じる(ズゴック，ドム・・・その他いろいろ)
3.1ST　敵味方に　魅力的な登場人物が多い　シャア,ギレン,マクベ,ランバラル・・・・あげれば　切が無い SEED,-Dは毎週みているけど　登場人物の名前さえ　思い出せない 覚えてる名前はキラヤマトぐらい　なぜ・・・
4.1ST名セリフが　多い　SEED,-Dは　始まったばかりだから　後になれば　皆が　あのセリフがいいと成るのかも
すみません　私の偏見で書いてしまいました　他にもあるけど　考えがまとまりません　最後に　好きな名セリフを　『ザクとは違うのだよ！ザクとは！』

お礼

考えがまとまらないとおっしゃっておられますが、とても共感できる分析だと思います。
全部その通りだと思います。

Ｚ以降からいろんな面が洗練された作品になりモビルスーツもカッコいいし、画もきれいになったのですが、逆にファーストの頃の無骨な空気さがガンダムの魅力の一つだと思ってしまっている私には、美男美女がきれいで派手なモビルスーツに乗るというのは胡散臭く感じてしまうんですよね。

回答No.8

noname#116065

ガンダムって本来アニメの中でも低下層のロボットアニメでも物語が出来るっていうのが魅力だったんだけど、近年のものにはそこが希薄だ。
それに２０世紀のガンダムはまがいなりにもトップレベルのアニメーターがガンダムに泥を付けないように必死にがんばっていた姿勢が感じられた。
しかし、近頃のガンダムはオタク受けする物語。プラモっぽいデザインのＭＳ。スパロボ受けする武器ラインナップ＆演出。
全てが商品としてしか考えられていなくて、そこに志が感じられない。
人それぞれ感性が違うからみんな意見が違うだろうけど、ガンダムが面白かった中身の部分が欠落していて体裁だけ整えてガンダムですって見せられている欺瞞さが見ていてムカツク。

トキの噂を聞いて奇跡の村に行ったら、トキじゃなくてアミバだったくらいショック。

お礼

いやー、全文に渡って私も感じていたわだかまりを代弁して頂いてありがとうございます。
そうなんすっよ！。
目をみはるような人間ドラマが無いんですよ最近のガンダムは！。ＭＳもおっしゃるとおりで子供受けしそうな物を狙っているようで・・・。
勇者シリーズの香りも漂っちゃう勢いですから！。