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遺伝子が自己保存・複製をしたがる物理・化学的メカニズム

kaazuuの回答

  • kaazuu
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回答No.7

前回の突然変異が次世代に受け継がれない理由、に関する補足ですが、 変異の入ったDNA(傷ついたDNA)は、複製に際して、半保存的な複製を行うので、片方のDNA鎖の変異であれば、相補鎖に対応させて修復(校正)されます。これによっても、変異のリスクが減少する理由にもなるかとおもいます。 このようなDNA修復を取り扱った分子生物学の分野もかなりホットな領域なので、かなり、深入りするならば、実験医学(羊土社)やタンパク核酸酵素などの月間雑誌がお薦めです。

decidrophob
質問者

補足

>どのレベルの突然変異を問題にするのかでは大きく異なる気がします。 >前述の細胞周期など、1細胞の生死に関わる遺伝子などの突然変異は致死的になるものが多いと考えられるので、その変異が受け継がれず、一般に、非常に不安定である、と言えるのかもしれませんね。 ”変異”ついでですが、最近の流行では、SNPとかありますね。1遺伝子多型と訳されますが。これは、遺伝子そのものの多様性(ある意味遺伝子の変異ですが)みたいなものです(黒い髪とか薄い黒髪、茶髪とかを説明するもの?薬の効き目の個人差を説明するもの) このレベルの突然変異を想定しています。 つまり、ねずみの尾の話は、なにか、通常の進化の話の範囲内という感じがします。 でも、分子レベルでは、99.9%以上の突然変異が、次世代に受け継がれないというような話をどこかで聞いたような。 で、おっしゃるように、致死遺伝子とか、修復などの分野なのでしょう。 これも、すごいですよね。 つまりは、自己保存・複製する遺伝子は、 基本的には、あまりにどうしようもない障害を抱えたような個体を生み出さないようになっている。 それ以外の遺伝子は、即座に淘汰されたり、 そもそも、「異常」なものは、修復してしまうのですから。 外部に知的デバッガがいないのに、自分(と、基本的な物理・化学的環境)でバグを判断できるんだからすごいです!!! ますます勉強意欲がわいてきました!!! ありがとうございます。

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