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ダイオキシン分析の安全性について

来春からダイオキシン分析の業務につく事が決まったものです。ダイオキシンに対しての知識がほとんどなく、分析を行う上での安全面に大きな不安を持っています。ダイオキシンの最終濃縮液や前処理に使用するジクロロメタンなどに対して不安ばかりが先に立ってしまっています。ダイオキシン分析を行っていて体に悪影響を及ぼす事はあるのでしょうか?

  • sansi
  • お礼率25% (21/82)
  • 化学
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  • ベストアンサー
  • Take_chan
  • ベストアンサー率39% (64/164)
回答No.3

 他の皆さんがおっしゃっているように、ダイオキシンに限らず、 取り扱う物質の物性・毒性、サンプルの特性、分析操作の意味を十分に把握した上で取り扱うようにして下さい。特に、最初は経験者に見てもらいながら、操作の意味や安全対策を確認しましょう。  ダイオキシンの場合、急性毒性でどうにかなるほど高濃度で取り扱うことはまずないでしょう。標準物質を直接の飲むようなことのない限り。不適切な取扱によって、長年にわたって少しずつ体内に蓄積し、影響が現れます。一応、一日当たりの耐用摂取量が4pg-TEQ/kg-体重/dとなっていますので、食物などから摂取する分とあわせてそれ以下であれば、一応、安心できます。簡単に注意するところを書いてみますと、 (1) 白衣など衣服とともにガスマスクと耐有機溶媒用のゴム手袋を用いる。 (防護メガネもしましょう) (2) サンプリングの際にも、大気捕集後のろ紙、飛灰(施設周辺に積もっているものも含む)などは、ダイオキシンがあるレベル以上の濃度で含まれています。 (3)抽出、濃縮、精製過程はドラフト内で行う。 (4)飛灰等はダイオキシン類が高濃度であることが多く、また取扱中に飛散しやすいので吸入してしまいしやすい。秤量の際等、取扱中にはガスマスクをしましょう。また、天秤周りの清掃を心がける。 (5)窒素パージ濃縮中は、乾固させてしまうと低沸点のダイオキシン類は飛んでいきます。ドラフト内で作業すること、ドラフト内をきれいだと思わないこと。 (6)用いた容器などを洗う際にも、気をつけてゴム手袋などをする。 (7)ダイオキシンが入っていると思われる試料は分別して、適切な処理業者に委託すること。  思いつくことを書いてみました。きちんと理解して行動できれば、ぜんぜん不安に思う必要はないと思います。もし、不安なカ所があったら確かめながら、作業するようにして下さいね。定期的に実験台の汚染状況を確認するとか。。。

その他の回答 (2)

noname#211914
noname#211914
回答No.2

以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか? 「東京都環境科学研究所」 ◎http://www2d.biglobe.ne.jp/~chem_env/honma98/s_dioxin.html (ダイオキシン類による環境問題について) リンクが充実してます! ご参考まで。

参考URL:
http://www.kankyoken.metro.tokyo.jp/japanese/news/news23/news23.htm
  • 38endoh
  • ベストアンサー率53% (264/494)
回答No.1

毒物を扱う上で何が最も危険か,それは毒物に対する知識がないことです。ダイオキシンを扱うのであれば,ダイオキシンの基本的な物性,安全な取り扱い方法,ダイオキシンの体内への進入経路,どうして毒性を示すのか,万一摂取してしまったときの対処法,半致死量など,多くのことを熟知しておく必要があります。そしてそういった大事な情報は,匿名性の高いネット上の掲示板からではなく,もっと出典のしっかりとした信用のおける文献をあたるべきです。 以降,私の個人的な意見です。 ダイオキシンはそこそこ大きな分子であるため,粉末は比較的安全かと思います。ただし,飛散して肺に入ることは注意しなければなりません。次に,ダイオキシンをジクロロメタン溶液として扱う場合,この溶液が皮膚に触れると速やかに吸収されてしまうと考えられるため,相当の注意が必要です。なお,ジクロロメタン自身はそこまで神経質になる事はないと思います。確かに発癌性が疑われておりますが,こちらは広く溶媒として用いられております。ただし,クロロホルムと同様,皮膚に触れるとしばらく刺激が残りますが…。

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