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ガスクロ分析で値が高めにでる理由は?

農薬分析(ガスクロ分析)の精度管理で他機関よりデータが高めにでました。分析工程はペースト状検体からアセトン抽出→精製(カラム)→濃縮です。回収率が悪くなるのは考えられるのですが回収率が100%を超えてしまいました。キャピラリーなのでクロマトのピーク処理にも問題はないと思います。5検体の平行試験の変動係数も10%以下です。 検量線の傾きが毎回若干変動するのですがその影響でしょうか。 他に考えられる原因があるでしょうか。

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  • ベストアンサー
  • Bubuca
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回答No.1

こんにちは 現場にいないのでなんとも言えない気がしますし、業務上の秘密にも関わりそうなので、なんとも答えにくい質問です。 数日考えてみましたが、絞りきれません。 検量線の誤差範囲を考慮して濃度を出した場合、濃度の範囲がすべて多めに出てしまいますか? 濃度が高めに出るということの原因を一般的に考えてみますと、次のようになるかと思います。 1. サンプリングの際に多めにとってしまった 2. 抽出溶媒の蒸散による濃度上昇 3. 精製カラムからの溶出 4. 濃縮後のメスアップの際に少なめになった 5. ガスクロの注入量が多めになった 6. シリンジ洗浄の不足 7. 検出器の洗浄、交換を途中で行った 8. キャリアガスの交換を途中で行った 9. 分析途中で一旦電源を落とした 10. 検量線の直線性が悪かった 11. 検量線の補外部分を使った 12. 標準サンプルが古くて分解が起きていた 13. リテンションタイムの同じ物質が抽出されたり微量混入した 14. ピークの裾に別なピークがあって、切り分けがうまくいかなかった 中には失礼になってしまうものもありますが、可能性としてあげているのでご容赦ください。他にもあるかもしれませんが、現場にいないとわからないかもしれません。この中から絞っていければいいんじゃないかと思います。 検量線作成の際も同じようなトラブルが含まれていますので、注意が必要です。 5検体の平行試験も大切ですが、その前に同じサンプルを5回、10回とガスクロで分析してばらつきを見ることも大切です。標準サンプルでも行ってみてください。オートサンプラーでも同様です。 検量線の傾きが毎回変わることの原因はつかめているのですか? それとも許容範囲内での変動ですか? 回収率を出したということは添加量がわかっているということですよね。このばらつきにぶつかってしまった可能性もあります。 職場のまわりの方々のご意見はどうでしょうか、近くで見ておられる方ならば、もう少し的確なアドバイスができるのではないかと思います。 的外れなことを書いている場合はごめんなさい。

M1343
質問者

お礼

ご丁寧なご回答ありがとうございました。 この中で考えられるものを一つずつつぶしていこうと思っています。 大変参考になりました。

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