壁と話しているみたいと言われます。

質問

※日常でのほんの些細な疑問です。深刻な問題があるわけではありません。この知人とはこう言いながらも普段仲良くしています。

【事実状況】
　そのように言う相手は知人です。数年間、毎日のように用もなく雑用や仕事（在宅）をしながら延々と電話をしている仲です。

　この電話の際、時折私は頭の中を整理するためなのか、特に話題が尽きて互いに話すことのない合間に、巡っている思考回路をそのまま話し、独り言を言う癖があります。この一方的な話し方について、罪悪感を持てと言われます。なぜなら相手を壁として利用し、消費しているからだそうです。
　ただ、相手が仕事中に集中している時、私への返答に気を使わなくていいから楽と言われます。愚痴を聞く時だってあります。聞いているかの反応をしてほしい、と言われた時は、相槌をうつタイミングを考えて返答しています。このように相手が私を利用するときもあるじゃないかと言うと、相手は、その時は罪悪感を持った上でやっているから問題がないのだ、と言います。

　独り言を言うのは、大抵は話題が尽きて、お互いに喋らない空白の間です。静かにしてほしいならそう言えばいいし、話したいことがあるならば、話せばいいのに。。と思うのですが、相手はそういうわけでもないようです。ですから私の頭は？で一杯になります。

　またこの相手は、人を利益の対象として利用してはならないという旨を哲学者カントは言い残してると補足してきます...

【私の状況】
　私は、カントだから何だ？そもそも仕事仲間やお客様じゃないんだから、嫌と思うなら電話をかけず、縁を切ればいいのに、どうしてやめないのか。と思ってしまいます。
　また私は、交友関係の優先順位は高いとは言えず、気を使うのに多大なエネルギーは使いたくない主義ですし、そもそも無理をしてまで構築するようなものではない、という価値観を持っています。ですから常識がない、価値観が合わない、倫理観がないと思うなら、なぜ私に電話をかけるのか...尚更不思議に感じながらも仲良くしています。

　私のこの独り言は直し難い癖であり、独り言を言わずにいるとパンクしそうな気分になり、苦痛でやってられません。たまに誰もいないことを確認して、私一人でも独り言を言って頭を整理しています。ただ、もちろん公共の場や仕事中、面識の浅い人がいる場面ではしません。自室に一人でいる時か、遠慮のなくなった、深いプライベートな関係になった時ぐらいです。
【質問】
　私は本来罪悪感を持つべきところに罪悪感を持たず、開き直っている状態なのでしょうか。自己中心的で、自分を客観視できない私に向けてご意見を下されば幸いです。

　また＋Aとして、少し哲学的な疑問です。
　この相手は、人を利益の対象として利用してはならないという旨をカントは言い残している、と述べましたが、人というのはそういうものではないのでしょうか？例えば、美人と醜い人間ならば、前者に人が集まり、後者はそれと比べて集まりません。なぜなら、美人は良い気分、快楽という利益を与えてくれるから人が集まっています。顔の例だけでなく、明るく性善的な人物でも同じことが言えます。だから人を利用してはならない、というのは誤りに感じるのですが...
　私の考えは、人とはそういうものだから、人を利益の対象とするのは正しいことである、と開き直っている状態なのでしょうか。

まとめ下手ですみません。何について回答がほしいのかを絞るわけでもないので、ご自由にご意見ください。

回答No.3

nurenekonomiko

e) 私は現在、ソクラテス哲学。新約聖書と聖母マリア信仰。平和な宇宙人が宇宙を支配している。という幾つかの思想の柱を立てて、その下で暮らしています。微妙なバランスで均衡を保っている３本の柱は、私の美しい神殿だが、これを理解できる人が、周りに１人もいない。クリスチャンとでさえ話が合わない。だから、私は、私の思想の神殿を理解してくれる友人の存在を望むのです。

回答No.2

Nakay702

以下のとおりお答えします。

＞私は本来罪悪感を持つべきところに罪悪感を持たず、開き直っている状態なのでしょうか。自己中心的で、自分を客観視できない私に向けてご意見を下されば幸いです。
⇒人間、多かれ少なかれ「自己中心的特殊規定」（B・ラッセルの用語）をする存在で、神の視点か何かを借りて世界を俯瞰する能力でもない限り、視野が自分色に限定されるのは避けられないことでしょう。ですから、「自己中心的で、自分を客観視できない私」などと謙遜なさる必要は全然ないと思います。「一方的な話し方について、罪悪感を持て」と言うご友人の方がよほど自己中心的じゃないですか。ご自分は、「罪悪感を持った上でやっているから問題がない」ですって？ 「よく言うよ！」と言ってやりたいね。どうやって証明できますか？ 言うだけなら誰でもできますよ。そんな風に自分の流儀を押しつけることこそ、「自己中心的言動」そのものでなくて何でしょう！
ということで、あなたの文面を読む限り、どう見てもお友だちの言うことはお粗末だと思います。ですから、あなたが言うように、「嫌と思うなら電話をかけず、縁を切ればいい」まででしょう。ただし、そういう相手の独断を容認し、許容し、抱擁するのはあなたの自由であり、むしろ度量の大きさを示す要素になるかも知れませんね。

＞また＋Aとして、少し哲学的な疑問です。この相手は、人を利益の対象として利用してはならないという旨をカントは言い残している、と述べましたが、人というのはそういうものではないのでしょうか？
⇒はい、おっしゃるとおりだと思います。人間の共同社会は、お互いに個を認め合った上で、相互依存し合う間柄が基本です。"give and take" の精神で「人を利益の対象として利用」し合うものだと思います。でなければ生きられませんよね。「人」という字は、お互いに寄りかかっている様を示す象形文字だと聞きます。現代では、仙人のような隠遁生活はできません。共生・共存が現代生活の基本形でしょう。そして、さらに、部外者や異分子とも共生する精神が求められますね。「みんな違って、みんないい」（金子みすず）が、社会生活の基本理念だと言えるかも知れませんね。
「人を利益の対象として利用してはならないという旨を哲学者カントは言い残してる」ですって？ カントの何でしょうか。『実践理性批判』でしょうか。私は、浅学にしてそのような文言を見たことはありません。まあ、それはともかく、カントが偉大な哲人であると認めるにいささかの異議もありません。しかし、だからといって、私も「カントだから何だ？」に共感します。なぜなら、自分は自分です。自分の主人は自分です。独立し、自立した個です。自分の判断で、自分の行動原理を貫くことは自分の自由です。自分の命を生きることは、基本的人権に保障されていることです。いかに偉い人の言うことであっても、いかに立派な金言であっても、個人の自由を拘束する権利や権限は微塵もないはずです。
「人間は人間に生まれるのではない。人間になるのだ」と言われます。ということは、我々「自前の世界観を持って、主体的に生きる」ことこそ、「人間になる」ために欠くべからざる基本原理とも言える事柄に違いありません。

回答No.1

nurenekonomiko

a) カントの言う利益とは、物質的、金銭的利益のことでしょう。電話で独り言を言っても、あなたがそのような利益を得る訳ではないので、相手の論理は正しくないと思います。電話の相手を独り言の壁として利用することと、物質的、金銭的利益とは、別物です。　

b) カントが言いたいのは、恐らく精神的、哲学的価値のある交友をしたいということだろうと思いますが、世俗の普通の人たちはそのような価値を求めないので、美人や明るい人のそばにいたいと思うだけなのでしょう。カントは理想を言ったのであり、世俗社会を描写しようとしたのではないと思います。　

c) 世俗の人たちはこうだからというのは哲学ではありません。世俗の全員を敵に回しても、真理を求めようとするのが、哲学です。　

d) 私は、自身の価値観に共感してくれるような友人を得るためなら、他のものを犠牲にしても善いと考えています。けれども、実際は、私と同じような価値観を持つ人が極端に少ないため、そのような出会いもありません。つまり、私の中では、友人関係の優先順位はかなり高いです。あなたはそうでないようなので、ナルシシスト的性格のかたなのだろうと想像します。

お礼

C＞そう思います。ただ、A＞のように、相手の言う利益の定義について疑問に感じたので、その説明を求めるために、相手に対してした意地悪な質問をそのまま書いてしまいました。失礼しました。
　そのあとも相手と話しました。
　相手がカントの言葉として言いたいのは、利益というより目的の手段として人を利用してはならない、ということだったそうです。
　もうあまり当時の会話の内容を思い出せないことも含め、詳しいことは省きます。

D　価値観の多数少数にかかわらず、自身の価値観は自分で確立できていたらそれで十分であり、そもそも共感を求めるために何かを犠牲にする必要はないと考えます。
　そのうえで、共感ではなく共有できる人間がいれば嬉しいと感じます。ですのであたなは依存的な方なのだろうと想像します。犠牲に見合った理想的なご友人ができるとよいですね。　

ご意見を拝見できとても楽しかったです。貴重なご回答ありがとうございました。