「必要となる」と「必要になる」との違い

質問

こんにちは、

「必要となる」と「必要になる」との使う場面を教えてもらえませんか。
どちらも聞いたことがありますが、どちらをいつ使えばいい分かりません *_*

よろしくお願いします

回答No.1

object123 · ベストアンサー

例えば
「貴方の力が必要となる」
と
「貴方の力が必要になる」
では
かなり意味が違ってくると思います。

上の「必要となる」だと、それを発言した人ではなく、他の誰かがそれを必要になるという意味に聞こえます。（客観）

下の「必要になる」だと、それを発言している人本人がそれを必要としているように聞こえます。（主観）

例えば
「将来彼にとって貴方の助けが必要となる時が来るでしょう」
と
「将来彼にとって貴方の助けが必要になる時が来るでしょう」
では、
下の方はなんとなく違和感がありませんか？
私は上の方がしっくりきますね。

この”彼”を”私”に替えた場合は、今度は下の方がしっくりきます。
「将来私にとって貴方の助けが必要になる時が来ると思う」

さて如何でしょう？

回答No.7

kine-ore

＃４です。
文末の「普通は「と」格が用いられます。」は間違いです。
正しくは「普通は「に」格が用いられます。」です。お詫びと共に訂正いたします。

自動詞「なる」に親和性の高い格助詞は「に」格ですから、一般的用法では「…になる」と用います。「と」の場合、普通は他動詞の「…とする」と親和性が高くなっています。

共格「と」では次のような特徴があります。
１）変化を生む他動詞との親和
「なる」の他動詞形「する」と組んで「…とする」と用いる。
例）：「またそんな自信を不必要とするものである。」（夏目漱石「彼岸過迄」）
２）変化の結果を表わす動詞との親和
「化する（化す）」と組んで「…と化する」と用いる。
例）：「わたくしは近年市街と化した 多摩川沿岸、」（永井荷風「葛飾土産」）
３）結果と結び付く動詞の完了形
「…となった」と用いる。
例）：「単なる家柄の代わりに実際の統率力や民衆を治める力が必要となったのである。」（和辻哲郎「埋もれた日本」）
４）結果を予測する仮定法
「もし…となったら」
例）：「半可通のお客が来ていれば、そのお客に合わして皮を剥くのも、ときには必要となろう。」（北大路魯山人「料理は道理を料るもの」）
５）他動詞の受動態
「…になる」とほぼ同義の「…とされる」。
必要になった　≒必要とされた
例）：「特別な才能が必要とされるのである。」（直木三十五「大衆文芸作法」）

回答No.6

ゆのじ（@u-jk49）

結論的、結果的なニュアンスとなるのが「～と」であり、時間的、空間的な経緯、推移を匂わすのが「～に」ということ。極く簡単に言ってしまえば、「推移」か「結果」かということ。だから、緩やかに含みを持たせたければ「～に」になるし、端的に断定的に言いたければ「～と」になる。日常会話的には「～に」であり、公文書的には「～と」が良いということ。

回答No.5

noname#210641

「必要となる」と「必要になる」

　結論だけ書くと、同じ意味です。
　どちらを使うのかは、「場面」の問題ではなく「趣味」の問題です。
　ネット検索すると微妙なニュアンスの違いを主張しているものが多数あります。「意思」がどうのとか「苦労」がどうのとか「結果を重視するなら」……諸説あります。どれも一理あります……ということは、どれも決定的なものではないということでしょう。
　個人的には「ト」ほうが少しだけ丁寧な感じだと思います。それは「古くさい」とも「重々しい」とも言えるので、自分では使わないことにしています。仕事で原稿を書くときも「ニ」を原則にしていますが、それで不都合が生じたことはありません。
　新聞などは「ト」を原則にしているようです。役所の文章なども「ト」が多いようです。

　ちなみに、「ニ」と「ト」には微妙な使い方がいくつかあります。
「母親｛ニ／ト｝似ている」とか。
「意外｛ニ／ト｝おもしろい」とか。

　詳しくは下記をご参照ください。
【「ニ」か「ト」か──～になる　～となる　～になった　～となった　～になりたい　～となりたい】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3083.html

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　今回は『大辞林』（第三版）を見る。
https://kotobank.jp/word/%E3%81%AB-590835#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用開始
に
一（ 格助 ）
〔上代から用いられている語で，動作・作用が行われ，また存在する，時間的・空間的な位置や範囲を示すのが本来の用法〕

(9)変化する結果を表す。 「学者－なる」 「星－なりたい」
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用終了

https://kotobank.jp/word/%E3%81%A8-579147#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用開始
と
一（ 格助 ）
(3)動作・作用などの帰結・結果を表す。 「学生－なる」 「名を一郎－改める」
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝引用終了

　これを見るだけで、説明は違っても「ニ」と「ト」の両方が使える場合には「意味はほとんど同じ」ことがわかる。「学者になる」と「学生となる」はどちらも「ニ」でも「ト」でも大差がない。「名を一郎と改める」も「ニ」にできる。すでに書いたように、当方はこういう場合は「ニ」を使うことにしている。それでなんの支障もない。
　だから微妙なニュアンスの違いを主張したい人を否定する気はないって。そんなのは「単なる主観」と紙一重なんだから。強引な論理でもっともらしく違いをあげてどんないいことがあるのかサッパリわからないけど。
　問題は互換性がない場合。
（以下略）

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回答No.4

kine-ore

「必要となる」…対象補足としての結果格
それに関わるような対象への何らかの働きかけ行為が＜他動詞的＞前提にあって、その結果において必要性という対応事態が求められている。

「必要になる」…内容補足としての状態格
それに関わる事態の変化や推移の上での＜自動詞的＞前提において、その変化の結果生じた事情や条件を表わしている。

「…となる」の場合は取り立てての対象や目的となる体言にのみ用いられるが、「…になる」の場合は体言でも用言でも事情や事態全般に対応できるので普通は「と」格が用いられます。

回答No.3

msMike

私見ですが、“今までとは違った状態に変わる”意味で使う「～にな(生・成)る」の殆どの場合は、「～となる」としても同じ意味で使えるように思います。若干ニュアンスが異なる場合があるかも知れない(下記)。

年ごろに～〔＝達する〕
全部で一万円に～〔＝及ぶ〕
お金に～〔＝金もうけが出来る〕
ために～〔＝有効である。直接役立つ〕

回答No.2

alulunomori

私は推測ですが、「友達となる」「友達になる」が似ているかと思います。前文は今を表しているとおもわれます。後文は既に連絡先を交換した後とかの状態と思われます。必要の場合とは探している状態で、には買った状態ではないでしょうか。着ぐるみになる。着ぐるみとなる。で考えてみて下さい。