フランスがパレスチナを国家承認する背景とは

このQ&Aのポイント
  • フランス議会下院はパレスチナを国家承認する決議案を可決しました。
  • 国家承認によって和平協議の再開を促す狙いがあります。
  • スウェーデンや他のヨーロッパ諸国もパレスチナを承認し、圧力をかけています。
回答を見る
  • ベストアンサー

フランス パレスチナ 国家承認

NHKニュースで フランス議会下院は2日、フランス政府に対してパレスチナを国家承認するよう求める決議案について審議を行い採決の結果、賛成多数で可決されました。 決議では「パレスチナを国家承認することで紛争を完全に解決することを目指す」としています。 そして、承認によってイスラエルに対する圧力を強化し今年4月から中断したままになっている和平協議の再開を促すべきだとしています。 決議に法的拘束力はありませんが議会としては決議によってフランス政府に対して中東和平の実現へ向けてより積極的な役割を求める狙いがあるものと見られます。 ヨーロッパでは、スウェーデンが今年10月にパレスチナを承認したほか、イギリスやスペインなどの議会がフランスと同様の決議を可決しており、イスラエルに対して圧力を強める動きが続いています。 とのことですが、どうして国家承認すると中東平和に繋がるのですか。

  • 歴史
  • 回答数3
  • ありがとう数8

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • eroero4649
  • ベストアンサー率31% (10498/33012)
回答No.3

>どうして国家承認すると中東平和に繋がるのですか ここについて、なるべくシンプルに回答しましょう。 現在、中東にISISと呼ばれるところがあります。「イスラム国」と呼ばれることもありますが、国際社会から国家としては認められていません。国家元首も誰なのかはっきりしないし、憲法どころか法律もそれに基づいた警察などの官僚組織もできていないのですから、国家の体をなしているとはいえないでしょう。 ISISは国家として国際社会から認められていませんから、アメリカを始めどの国も宣戦布告なしに攻撃できますし、その是非について国連で議題にされることもありません。つまり、世界でISISを公式に扱ってくれる国はどこにもないのです。 もし、国際社会から国家として認められたら、その国に対して攻撃をするには宣戦布告しなければいけませんし、そうなればその国の国民やあるいは世界のどこかの国から反対の声が上がったり、国連で議題にされることも起きます。 つまり、その国に対してそうおいそれと戦争をするわけにはいかなくなります。 パレスチナが国家として国際社会から認められれば、イスラエルもそうそう気軽に戦争はできませんし、イスラエルの後ろ盾であるアメリカも大っぴらにイスラエルの支持はできなくなります。国際社会がアメリカに対し「イスラエルはお前の子分だろ。親分として命令しろや」というプレッシャーもかかってくるでしょう。 だから、おいそれと戦争ができなくなれば、平和にも繋がるというわけです。

remokon
質問者

お礼

みなさん、返答有り難うございます よくわかりました 最後の方をベストアンサーにして閉じます 今後もおねがいします

その他の回答 (2)

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7194/21844)
回答No.2

"どうして国家承認すると中東平和に繋がるのですか"   ↑ これはパレスチナとイスラエルの双方から考える 必要があります。 ・パレスチナ  国家として承認されれば、不満も和らぎ  テロも減るであろう。  テロが減れば、イスラエルの攻撃も減らざるを  得なくなるだろう。 ・イスラエル  国家として承認されれば、安易に攻撃しにくく  なるのではないか。  侵略になるから、世界の批判もより厳しくなる  であろう。

回答No.1

イスラエル国家の独立と、国連加盟に最も積極的だったのがアメリカです。 始めは世界一?小さな国でしたが、「神から約束された土地」と称して、近隣、特にパレスチナ地域への侵略を開始し、アメリカはその後押しさえしました。一時はエジプトの領土も占領していました。 パレスチナの民族も「独立」を目指して、侵略者イスラエルと戦い続けてきました。 その間、アラファト議長の存在感が高まり、一時は国連への加盟も実現しそうな勢いでした。 残念なことに、アラファト死去後は、パレスチナの独立運動も分裂してしまいました。 イスラエルを支援したのはアメリカだけではありません。フランスは核武装の支援さえ行いましたし、イスラエル右翼思想(シオニスト)の根拠地は、イギリスにありました。何れも第二次大戦で、ナチスの蛮行からユダヤ人を救おうとした経緯があります。 第二次大戦の結果多くの民族が独立を果たしましたが、アラブ地域は石油利権等も絡んで、第一次大戦時の領土分割がそのまま残され、クルド民族はトルコ、シリア、イラクの領土内に三分割されたまま、今日に到っています。 イギリスやフランスの国内でも、余りに侵略的なイスラエル右翼政権への批判が起き始めているようです。 パレスチナ国家が広く承認されることは、イスラエルの野蛮な行動を国際的に規制する効果が期待出来ます。

関連するQ&A

  • パレスチナ紛争の解決には何が必要

    1947年の国連総会でのパレスチナ分割決議、1948年のイスラエル建国と国連総会でのイスラエル加盟承認以来、もう60年以上も紛争が続いて紛争解決の見込みが立っていませんが、紛争解決のためには何が必要でしょうか。そのために国際社会はどのような協力が必要ですか、どのような協力ができますか。 紛争解決の形はどのようなものですか。 米・露・EU・国連がめざす解決策はイスラエルとパレスチナの二国家の相互承認と共存だが、イスラエル側にもパレスチナ側にもパレスチナの周辺にも、それを容認しない勢力がいるので話がまとまらないのだが、二国家共存による紛争解決はどの程度可能性がありますか。 仮に二国家共存以外の形で紛争が解決する場合、イスラエルが将来国家を維持できなくなり消滅するケースが想定されていますが、どの程度可能性がありますか。 もともと、アメリカ政府がパレスチナ人やアラブ諸国の反対を無視して強引にイスラエル建国を支援し、歴代のアメリカ政府や議会が、おおむねイスラエルに偏重した政策(イスラエルの武力行使や占領を正当化し、イスラエルの武力行使や占領を非難する国連総会決議に反対し、安保理では拒否権を行使。)を続けてきたことが、パレスチナ紛争の根本的な原因である。イスラエルはアメリカの支援がないと存続できないので、アメリカがアメリカの利害損得を計算して、イスラエルを見放した場合は、過去のアメリカの傀儡政権のように、短期間で国家が消滅する可能性がありますか。 もともと、イスラエルという国はなくて、それでアメリカも世界も誰も困ってなかった。ユダヤ教徒として生きるならイスラエルでなくても、アメリカでもイギリスでもどこでも生きられる。イスラエルの建国はシオニストの自己満足以外には、この世に害しか及ぼしてないと思えるのですが。イスラエルが滅びても、アメリカやアメリカ国民が困ることは無いと思えますが。それとも、アメリカにとって、いかなる犠牲を払っても、いかなる不利益をこうむっても、未来永劫イスラエルを支持し続ける理由がありますか。

  • パレスチナ自治政府、国連加盟で中東和平交渉が暗礁?

    パレスチナ議長、国連加盟申請の方針を明言  パレスチナ自治政府・アッバス議長は16日、「パレスチナ国家」として国連への加盟を申請する方針を明らかにした。  これはアッバス議長がヨルダン川西岸・ラマラで行った演説で明らかにしたもので、来週から始まる国連総会で演説した後に、「国連安全保障理事会に対し、加盟申請する」として国連への独立国家としての加盟を求める方針を明言した。アッバス議長は、イスラエルとの和平交渉は継続するとしているが、交渉を続けても情勢が好転しないと判断した格好。  この問題をめぐっては、和平交渉を仲介してきたアメリカが申請に強く反対しており、断念するよう説得を続けている。イスラエルも反発しており、正式に加盟申請に踏み切った場合、中東和平交渉が大きく揺らぎ、情勢が緊迫する可能性もある。 http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20110917-00000016-nnn-int パレスチナ自治政府が国連に加盟したらどうして中東和平交渉が揺らぐのでしょうか? アメリカが反対する理由はなんでしょうか? アメリカは拒否権がありますが、加盟が認められる可能性はありますか? よろしくお願いします。

  • イスラエル国家とパレスチナに対する疑問

    私は第2次世界大戦後ユダヤ人のためにイスラエル国家をパレスチナに作ったとき疑問がいくつかありました。多少偏見もありますので、あくまで問としてお答えください。 1なぜパレスチナに選ばれたとき当時のアメリカやイギリスが迫害されたユダヤ人の引き受け先にならなかったのですか。もし、そこで、中東 にこだわらず自分が引受人になれば、多少解決できたと思います。 2なぜ、パレスチナに国境の壁をつくったのですか。ますます世界からきらわれると思います。 3ここまで戦争が長引くと双方とも厭戦にならないのですか。イスラエルもアラブどうしてここまで(双方の国民特に子供がかわいそうです。) 続けるのですか。 4聞くところによるとイスラエルでは徴兵のために、徴兵された精子バンクがあるのは本当でしょうか 戦争は見ていて、特に罪もない子供、女性が悲劇になるのはいやです。 よろしくお願いします。

  • イスラエルとパレスチナの将来

    ハマスとファタハの武力紛争の結果、ガザ地区とヨルダン川西岸の分断統治になり、パレスチナの武力行使と紛争の終結の先行きを懸念しています。イスラエルとパレスチナの武力行使、パレスチナ人同士の武力行使が一日も早く終結することを望んでます。私自身はイスラエルとパレスチナのどちらを支持するという立場でもありません。 1.ハマスとファタハはパレスチナ国家樹立のために対立ではなく協力できますか。ハマスは過去にPLOがそうしたように、イスラエル打倒とそのための武力行使を撤回し、イスラエルとの相互承認と共存政策に転換できますか。または恒久的な相互承認と共存政策を容認しなくても、当面の間それを封印して、イスラエルとパレスチナの武力行使の終結と相互承認政策を採用できますか。 2.パレスチナ人の意見として、イスラエルとの相互承認と武力行使の終結、イスラエル打倒とそのための武力行使支持、その他の意見と、それぞれの支持率はどのくらいですか。 3.イスラエル国民は、どれだけ犠牲をはらってもイスラエルという国を維持していこうと思っている人と、イスラエルという国がなくなっても、シオニズムを捨ててユダヤ教徒として別の国(英仏独露米など)で生きていこうと思っている人と、それぞれの支持率はどのくらいですか。 4.今後、短期・中期・長期的にイスラエルとパレスチナはどのようになっていくと予想できますか。現実的な話として、人口増加率が高いアラブ諸国に囲まれて、イスラエルという国家が今後も存続していくことができますか。 5.アメリカ政府・議会と、アメリカ国民のうち特に福音派の信者たちは、アメリカがどんな犠牲をはらっても、現実的な利害損得を無視して宗教的な使命感にかられてイスラエルを援助し続けるか、それとも、しょせんは他国であり、アメリカの現世利益のためにはイスラエルを切り捨てるか、、それぞれの支持率はどのくらいですか。 6.イスラエルとパレスチナの武力紛争終結のために、国際社会は何ができますか、日本としては何ができますか。 この問題に詳しい人がいたら、全部でも一部でもいいので回答をお願いします。

  • フランス・ドイツの内閣提出法案の成立過程について

    フランスの政府は、下院の審議において法案の議決に信任をかけて可決を促す権限などを憲法によって認められているので、 議会内の異論を抑えて法案を可決に導くことができる。 また、ドイツでも、連邦首相は自らに対する信任動議を提出することを認められており、信任動議と議案の採決を結びつけることによってフランスの信任手続と同様の効果が生まれる。 … という話を、内閣に内閣提出法案の成立を促す手段を与えているかどうか、というテーマの事例として、本で読みましたが、これはどういうことでしょうか? 下院の審議において法案の議決に信任をかけて可決を促す、というのはどういう意味でしょうか?この場合の信任とはどういう意味ですかね?これでなんで可決が促されるのでしょうか? またドイツでは、首相に対する信任動議と議案の採決を結びつけると、なぜフランスの信任手続と同様の効果が生まれるのでしょうか?

  • パセスチナ国家がなかなかできない理由は何ですか?

    国際問題について素人の質問です。 中東ではイスラエルとパレスチナとで紛争が続いたいます。 詳しいことは知らないのですが、国際社会がサポートをしてパレスチナ国家を作ってあげれば、両者の関係は改善されるとおもいます。 パレスチナ暫定政権というものはあるようですし、イスラエルが戦争で占拠してしまった土地もあるようです。 その気になれば、パレスチナ国家ができるのではないでしょうか? 国家ができれば治安が安定し、産業が起こり、復興への道をあゆめると思います。 イスラエルとパレスチナは、いつまでいがみあっていかなければならいのでしょうか? 共存共栄の道はパレスチナ国家を作ることがその早道ではないかとおもい質問しています。 よろしくお願いします。

  • パレスチナはなぜ国ではなく地域のままだったのか

    今問題のパレスチナですが、国連の分割決議によってイスラエルに領土が分け与えられ、中東戦争により他の地域がイスラエルのものになったりアラブ周辺国のものになったりしていますが、そもそも何故「パレスチナ」という国は存在しなかったのですか? もしくはもっと早くアラブ周辺国に平等に領土を分配していれば、イスラエル建国の余地もなかったように思えるのですが。 どこの国にも属さない地域に人が住んでいるというのが不思議なのですが。 その辺についてよくわからないので教えてください。

  • 中東和平構想(ロードマップ)

    4月30日に中東和平構想(ロードマップ)が発表され、「パレスチナ独立国家」の樹立も期待されましたが、その後イスラエル軍の攻撃が続き、ハマスなどの過激派へのパレスチナ人の支持も高まっていると報道されています。 このような状況で、この「ロードマップ」に日本政府はどのように積極的に関わりを持ち、行動をとるべきなのでしょうか。お考えをお聞かせください。

  • 第一次中東戦争のきっかけについて

    第一次中東戦争のはじまりについて教えてください。 1948年の段階では、ユダヤ人とパレスチナ人は、イスラエルとパレスチナに分けるという国連決議に合意していたと聞きました。 これが事実だとすると、なぜはじめに当事者であるパレスチナ人ではなく、部外者であるエジプトとヨルダンが建国直後のイスラエルに攻め込んだのでしょうか?

  • 国際法「国家承認の法的意義諸説」とその妥当例

    国家承認の法的意義には、 ・創設的効果説 ・宣言的効果説 の二つがあり、それぞれの意味も大体理解できたのですが、 国際法の本にはそれぞれの例が詳しく書かれていません。 恐らく、イスラエル・パレスティナ・台湾(二つの中国)・北朝鮮・ケニア・東ティモールがそれなんだと思うのですが、 それぞれどちらなのか、またどういった理由でその説がとられるのかがよくわかりませんので、ご教授よろしくおねがいします。