- 締切済み
権力分立論について
モンテスキューが唱えた三権分立はと権力分立論とどう違うのでしょうか? それとも、権力分立論のモンテスキューverが三権分立ということでしょうか? 回答宜しくお願いします
- KazumotoTakuya
- お礼率35% (19/54)
- 歴史
- 回答数4
- ありがとう数2
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
- kusirosi
- ベストアンサー率32% (2838/8861)
ジョン・ロックの権力分立思想は、 国民をを代表する立法権(議会)が優位に立ち、 君主の 統括する 行政権 執行権(国内行政、いわゆる内政)及び連合権(国外行政、いわゆる外交)が 立法権に従属する形で、権力を分立すべきとするものです(「市民政府二論(統治二論)」、1690年)。 ジョン・ロックの権力分立思想は、司法権に触れてませんが、 権力を分立するという新たな権力構造を提唱したところに意義があります。 そして、この権力分立は 常に国民をを代表する立法権(議会)が優位に立ち、 君主の 統括する 行政権が従うという上下関係です。 これに対し、モンテスキューの三権分立は、 立法権(議会)、行政権(いわゆる政府)、そして司法権(裁判所)を独立した機関に分担させ、 各機関相互に抑制及び均衡の関係を設ける形で、権力を分立すべきとするものです(「法の精神」、1748年)。 モンテスキューの三権分立は、権力から自由を保護するために、 立法権、行政権及び司法権の分立が必要であることを明らかにしたところに意義があります。 こちらは上下関係でなく、正三角形をイメージすると、わかりやすいでしょう。
- ithi
- ベストアンサー率20% (1960/9577)
KazumotoTakuyaさん、NO.2 です。 権力分立論の中に三権分立は含まれると思います。
- ithi
- ベストアンサー率20% (1960/9577)
KazumotoTakuyaさん、こんばんわ。 政治権力をすべて握るということは独裁であるということです。 モンテスキューは著書「法の精神」で政治権力は行政、立法、司法の三つに分け、互いに牽制させないと政治的自由がなくなってしまうと説きました。これが三権分立です。 権力の分立というのは何も3つではなく、2つでも4つでも権力の分立になります。つまり、必ずしも3つにこだわらないということでしょう。 特にイギリスや日本における一元議院内閣制などは内閣と議会(特に与党)が協力関係にあるので、2権分立という形になります。ただし、権力基盤が強いか弱いかは与党の議員の数に比例するので、必ずしも強固とは言えません。 詳細は下記のURLを参照ください。 モンテスキュー http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC 議院内閣制 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AD%B0%E9%99%A2%E5%86%85%E9%96%A3%E5%88%B6
- hekiyu
- ベストアンサー率32% (7194/21844)
権力分立というのは、要するに、権力が集中すると 独裁になるから、分離させ、互いに牽制、抑制し合う ようにしましょう、ということです。 だから権力分立には二権分立も四権分立もあり得る 訳です。 しかし、一般には権力は、立法、行政、司法の三つ に分けられますので、三権分立が、権力分立の中では最も 代表的、典型的だ、ということです。 余談ですが。 日本でも三権分立を採っていますが、政党制の導入と 議院内閣制の導入により、立法府と行政府が一体化しており 司法VS立法、行政 という二権分立的様相を帯びている、と指摘する 学者がおります。 これとは逆に、独立行政委員会のような存在を指摘して、 これは行政を二分しており、事実上四権分立状態になって いる、と主張する学者もおります。
お礼
ありがとうございました! これからもよろしくお願いいたします。
補足
権力分立論の中に三権分立があるという考え方でよいのでしょうか?
関連するQ&A
- 社会主義は権力分立を否定?
社会主義はなぜ権力分立を否定した政治形態で、現実的には共産党 による一党独裁の形であるようですが、 それはなぜでしょうか??? そもそもよく分からないのはなぜ権力分立を否定するのでしょうか。 政党が多数ある場合に社会的平等が維持できないのですか?
- 締切済み
- その他(社会)
- 三権分立から遠ざかっているのでは?
権力分立制の典型例は国家権力を立法権(国会)、行政権(内閣)、司法権(裁判所)に分立させる三権分立である。 by Wikipedia ですが、 2014年に設立された官房長官が事務次官を任命できる制度で 内閣の行政に対する権限が増大しました。 基本的に「行政権(内閣)」なので、ここだけ見れば良いのかも知れませんが、 立法権(国会)と内閣との関係では、 国会の過半数(最大勢力)を占めたところが内閣ですから・・・ 内閣=国会の過半数とも言えます。(逆転現象は有りますが・・・) 今国会では、国会の過半数=内閣=行政となっていますから 三権分立が危ういと言えませんか?
- 締切済み
- 政治
- 現代日本の権力の分立方法 (菅直人氏の「三権分立」発言をうけて)
2009年10月15日に、NHKのクローズアップ現代に出演していた民主党の菅直人氏の発言をきっかけに、現代日本の権力の分立のしくみについて疑問がいろいろと出てきました。 以下の私の認識がそれぞれ妥当かどうか教えてください。 (議論をしたいわけではありません) 1. 菅直人氏は「三権分立とは、憲法のどこにも書いていない」と発言しましたが、実際に「三権分立」という言葉自体は憲法に書かれていない。 2. ただし憲法には、立法、行政、司法の三種類の権力をそれぞれ定めていて、これはすなわち「三権分立」を定めていると解釈するのが妥当である。 3. 日本は代議制を採用し、国会では政権党などから内閣総理大臣を選出し、内閣総理大臣(=国会議員)が各大臣を選ぶ(多くは国会議員)。すなわち行政と立法とが一部で融合している。つまりそもそも厳密な意味での三権分立ではない。 4. 今までは(現在も)、行政の立場にいる公務員(俗に言う官僚)が、立法に対して大きな力を持っていた。その是非はさておき、これも行政から立法への侵入と考えられる。 5. 一方で、「政治主導」を掲げて総理大臣や各省庁の大臣が行政府を今まで以上にコントロールしようとする方法は、それはそれで(是非はさておき)立法の側にいる議員や政党の意向を(少なくとも今までより)強く行政側に行使することで、立法から行政への侵入と考えられる。 以上5点です。 すべてにお答えいただけなくても結構です。 これらの認識が妥当かどうか教えてください。
- ベストアンサー
- 政治
- 権力多元論とパワーエリート論について
大学の授業で勉強したんですけど、権力多元論はパワーエリート論と階級論を同じものだといったそうです。が、勉強しても私にはさっぱり違いが分かりません。まったく授業についていけない私に、政治学をかみくだいたようなサイトとかあったら何かアドバイスがほしいです。
- 締切済み
- 政治
- 三権分立を教えてください。
三権分立を教えてください。 司法(裁判所)・立法(国会)・行政(内閣)がそれぞれに独立し権力が集中しないようにするためのもの。と教わりました。 しかし、私には「司法」対「立法&行政」という構図に見えます。立法と行政は共に国会議員が中心となって特に与党が中心となっています。もちろん内閣には民間人から登用された人が大臣として職を務めることもありますが、大半は与党の国会議員から選ばれています。ちょっと前のニュースで、内閣総理大臣の鳩山さんに、民主党幹事長小沢さんから国家予算に関する申し入れをする映像が流れていましたが、鳩山さん自身が民主党であるので、立法と行政が非常に密接な関係にあるように思えます。また、例えば高等裁判所の裁判長が行政や立法にも携わるということがないことも上で述べた構図を想起させてしまいます。 本当に、厳密な意味での三権分立というのは成り立っているといっていいのでしょうか?
- 締切済み
- 政治
お礼
ありがとうございました! これからもよろしくお願いいたします。
補足
権力分立論の中に三権分立があるという考え方でよいのでしょうか?