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日本刀の製造

日本刀の製造ですが、折り曲げて叩いての繰り返しですが、あれで何がよくなるのですか? 鉄を折り曲げて叩いて延ばし、折り曲げて叩いて伸ばしの繰り返しです。 実際に、刀の形にする段階よりも、折り曲げて叩いての工程がほとんどのような気がします。 鉄が何層にもなっていると思いますが、あれは空気を抜いているのですか? 折り曲げて叩いての繰り返しで、鉄の原子がひとつの方向にそろうのでしょうか?

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  • PopoAmin
  • ベストアンサー率50% (70/138)
回答No.2

いろんな人が研究していますが、おもしろい結果が出たのは戦時中沢山の日本刀を軍刀として 製造する必要があった陸軍の研究です。それによると1回~2回の折返しの場合固さが増しますが 3回以上になると元の固さに戻ってしまいました。つまり固さを増すための作業ではありません。 要するに、日本刀の原料である玉鋼はそのままでは含有炭素量が均一ではないのです。 また低温で還元していますから不純物も均一ではない。酸化物の分布も均一ではない。 繰り返し折り曲げては叩くことでそういった不純物を均一にできることが分ってきました。 また酸化物を取り除くことが目的といった説もありますが、酸化物は鋼の中に均一に 細かく分布させることで鋼の粘りを増すのです。折り返してはたたくといった作業には このような酸化物を細かく均一に分布させる効果もあります。 繰り返し叩くことで空気を抜くのは海面鉄を使う場合です。海面鉄は不純物が少ないので 柔らかく、浸炭によって固くしなければならないのですが、日本刀に使われるのは玉鋼ですので 海綿鉄ではありません。古代ヒッタイト人が鉄の武器を作ったのは海綿鉄に浸炭を施したものと 言われています。 日本刀の鍛錬も浸炭によって炭素を添加しているという人がいますが浸炭の効果は ほとんど見られません。また浸炭原子の方向を揃えるとか加工硬化を挙げる人もいますが そのためには冷間加工をする必要があります。 多すぎる炭素を減らすためだという人もいますが、日本刀鍛錬の時の炎は還元炎ですから 炭素は減りません。炭素分の減少は刀鍛冶が最も嫌うことです。 結論を言いますと日本刀の鍛錬で繰り返し折りたたんでは叩くのは成分を均一にし 粘りを増すための作業であって原料の玉鋼の不均一が原因なのです。 陸軍の研究でも大量に日本刀を準備するには均一で良質の鋼を用意し、折り返しなどの工程を 省略すれば良いという結論だったようです。 ま、そんな刀はちっとも美しくないですから日本刀といえるのか?疑問がわくところです。

cherry77_
質問者

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回答ありがとうございます。

その他の回答 (1)

  • kyo-mogu
  • ベストアンサー率22% (3398/15359)
回答No.1

 堅くなると聞いています。検索したら出てくると思いますよ。  科学的な理由もありますけど、忘れた。

cherry77_
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

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