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「バンタ」とは何ですか?

 近世の日本史で「バンタ」という人びとが登場します。そういえば落語でも聴いたことがあったなあ、という程度の認識なのですが、考えてみればこの言葉の正確な意味を知りません。  一応差別語であるとはわかったのですが、具体的にはどのような人たちを指したのでしょう。また、漢字ではどう書くのでしょうか。  ネットで検索してみても、沖縄方言で「崖」を指すとか、パンダが上がるばかりで結局わかりません。  ご存じの方がいらしたら教えていただけないでしょうか。  よろしくお願いします。

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  • Kirby64
  • ベストアンサー率27% (668/2450)
回答No.2

 初めて聞いた言葉だったが、ネットで検索してみたニャ。    水上勉氏の作品の「釈迦内柩唄(しゃかないひつぎうた)」と言う本がヒットしまして、 http://books.google.co.jp/books?id=zUWKq6nIvB8C&printsec=frontcover&hl=ja&source=gbs_ge_summary_r&cad=0#v=onepage&q&f=false  その73ページの10行目の下の方に 「また、これは、丹波から来ている小僧の話で知ったのだが…」から 74ページ4行目までに、「番太郎墓」、「バンタ」、「番太郎」がどのような物で、誰が差別をしていたが書いてあるニャ。

sync-mag
質問者

お礼

 上の回答者様が教えてくれた広辞苑の説明とは違ってますね。 「番太郎とは、丹波あたりでは、底辺労働者のことをいい、肥え組くみや、使い走りや、馬方のようなことをやって日雇人夫でくらしたそうだ。そういうなりわいの人間が、一般墓地に入れてもらえない裏には、永久的に、その一家を皆から差別しようとする檀信徒と寺院の約束があらわれている。」  地域によって違いがある、ということでしょうか。  少なくとも水上氏がそのように認識していたからには、やはりバンタには差別的なニュアンスがあるのでしょうか。  江戸の番太が地方で微妙に変わった、あるいは全国的に用いられていた言葉が江戸に移入された?  実は調べてみるといろいろいわくのある言葉なのかもしれません。  ご回答ありがとうございました。

sync-mag
質問者

補足

 お礼欄を使ってしまったのでこちらで失礼します。  水上勉という意外な切り口で情報を教えて下さったKirby64さんのご回答をベストアンサーにさせていただきます。  ほかのお二人も速やかに的確なご回答をいただきましたこと、あらためて感謝いたします。

その他の回答 (2)

  • mekuriya
  • ベストアンサー率27% (1118/4052)
回答No.3

差別語じゃないです。木戸番、木戸の番人のことを番太と呼んだのです。 江戸の治安を守る人達 http://homepage2.nifty.com/kenkakusyoubai/zidai/tian.htm 治安防災機構の一翼を担う職業で、町内自治の一翼でもありました。泥棒や火事を見張っていて、非常時には半鐘を鳴らしたり、不審人物の往来の際には拍子木を打って町内に警戒を促すのが職務だったのです。 番所、番屋で検索してみてください。 差別語じゃないけど、一般的に被差別階級の人々が務めることが多かったというだけの話です。

sync-mag
質問者

お礼

 水上氏の本ではあきらかに差別語として用いられていますが、江戸ではそのような意味はなかったということでよろしいですか?  ご教示の番所で検索していたら、島根県では被差別身分の蔑称としてあげられていました。どうも地域によっては江戸での職分とは無関係に、番太=被差別身分の人びと、という認識が成立していたようです。  本来は誤用だったのかもしれません。  教えていただきありがとうございました。手がかりに自分でも調べてみます。

  • fine_day
  • ベストアンサー率70% (6285/8867)
回答No.1

辞書に当たってみました。 「番太」と書くようです。 ばん‐た【番太】 1 江戸時代、町や村に雇われ、夜警や火事・水門などの番に当たった者。非人身分の者が多かった。 2 江戸で、自身番の番人。任につきながら駄菓子・玩具・雑貨なども売った。番太郎。 http://dic.yahoo.co.jp/detail?p=%E3%81%B0%E3%82%93%E3%81%9F&stype=0&dtype=0 こちらもどうぞ。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%95%AA%E5%A4%AA

sync-mag
質問者

お礼

 「バンタ」は番太なのですね。うかつにも思いつきませんでした。  たしかに、落語では食い詰めてバンタになる、みたいな使われ方をしていますね。してみると、この場合の非人は代々の非人ではなく、一種転落した者なのでしょうか。  もしそうなら、差別というほど根深いものではなくて、身を持ち崩した者に対する見下したニュアンスなのかと想像しました。  早速のご回答、ありがとうございました。

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