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短歌の解釈を教えてください。

usagisanの回答

  • usagisan
  • ベストアンサー率71% (105/146)
回答No.3

「ごと・けむ」ではなくて、「ごとけ・む」だと思います。 ネットでは、 http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=%22%E3%81%94%E3%81%A8%E3%81%91%E3%82%80%22&source=web&cd=6&ved=0CF0QFjAF&url=http%3A%2F%2Fir.library.tohoku.ac.jp%2Fre%2Fbitstream%2F10097%2F33526%2F1%2FKJ00004182210.pdf&ei=zm_8T9OtKa-OmQXj_7WsBQ&usg=AFQjCNFVh5RYmLApo1lfZtMLuo2QpxpdCQ の1ページ下段末に 〈未然形には. 「ごとけ」 に推量の助動詞 「む」 がついた 「ごとけむ」 や〉 という記述があります。 また、旺文社『全訳古語辞典』(手元にあるのは第二版)の「ごとし」の項目の【文法】の項に、 〈(2)未然形に「ごとく」を認める説もある〉 として、 〈(中略)なお、平安時代の漢文訓読語には、未然形に「ごとけむ」という形があったことが知られている。〉 とあります。「ごとけむ」で一つの未然形としてとらえても、その成り立ちは「ごとけ・む」でしょう。 ともかくも、「(落葉した木が多かった)冬山も春が来て青々とした山となる。この世の終わりまで、この〈ようである・だろう〉」という訳になると思います。 この世に終わりが来るまでは、自然の営みがずっと繰り返されていくだろう、と詠んでいるのでしょう。

sasa8787
質問者

お礼

ありがとうございます。比況の助動詞「ごと」の未然形は「ごとく」の他、「ごとけ」「ごとから」があり、従ってこの場合「ごとけ+推量の助動詞む」というお説、十分納得できました。「ごとけ」は全く知りませんでしたが、これなら一首の意味もまことに自然に理解できます。「ごとけむ」の用例が他の短歌にあったら、更に教えていただけると有り難いです。

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