• ベストアンサー

短歌の解釈を教えてください。

ゆのじ(@u-jk49)の回答

回答No.2

「けむ」は過去の事実の推量ということですから、「ごとけむ」は、「このよう(そのよう)だったであろう」という意。 「世のをはり(終わり)」、つまり、世界が消滅し、何も無くなって、本当に、科学的、哲学的、宗教的に「無」の状態に立ち至り、更に、その後、長い年月が経過した遠大な場所に自らの身を置いて、宇宙の消滅(終焉)以前の地球上にあった「日本」という国(風土)を想うという壮大な歌。 「青」には「青眼の構え」というように「正」の意が含まれていますから、「青き山」とは、「真実」の喩えか。人は時に過ちを犯すが、やがて時の経過とともに、本年なる真実(真理)に立ち至るものという人間賛歌、または、人間擁護論。

sasa8787
質問者

お礼

ありがとうございます。この歌が「人間賛歌」「人間擁護論」ということ、よくわかりました。ただ、だとすれば「世の終わり」を想定する作者の気持ちが解しかねます。また「ごとけむ」は「ごとありけむ」の「あり」を省略したというようなことでしょうか(「ごと」と「けむ」が直接接続することはあり得ないと思いますので)。

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