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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:共産主義とは何だったのか?)

共産主義とは何だったのか?

このQ&Aのポイント
  • 共産主義の時代は終わったが、その真の意味は何だったのか?
  • 共産主義は社会の矛盾や悲惨な社会を改善しようとした革命だったが、その矛盾は一体どうなったのか?
  • 共産主義が世界の半分を占める勢力に成長した理由について考えてみる

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回答No.12

補足を受けて回答したい (本件では「亡霊」と表現しているが、この悪意的表現は小生がアナーキストという対局的思想に立脚するが故であって、恣意的なものと理解されたい。) 回答する前に、『共産主義(思想)』という概念が もはや亡霊のように実態なく社会・個人に憑依している抽象的かつ主観的かつ独善的な概念であることを前提にしてほしい つまり、実現性の有無は別にして、思想としてありえるものであって、それが定型を為したものではない、ということである。 >共産主義思想というものが、消滅してしまったのか?生き残っているのか?と言う問題も重要とは思いますが、その前に20世紀に存在した共産圏と言うものはなんだったか?と言うことをまず考えたいと思います。 いわゆる共産圏という概念は、マルクス主義で思慮すれば、単なる共産主義過程の前段階である社会主義でしかない。 現実に共産主義と断定できる社会・国家は出現していない、とも言えよう。 亡霊としての『共産主義』は受け取りて次第であることは上記した通りだが、国家意志として共産主義を思慮する限りは、体系的には6つに分類することが史学的には適切であろう (1)帝国主義・資本主義へのアンチテーゼとしての共産主義(いわゆるレーニズム) (2)フランス革命思想(自由・平等・博愛)の偏在的追求に過ぎない共産主義(空想社会主義) (3)コスモポリタニズム視座の強い世界同時革命思想(トロツキニズム) (4)民族自決・民族融和手段としての共産主義 (5)宗教的平等・博愛を基調にした共産主義 (6)経済・社会格差是正を主眼とした共産主義 多くの自称共産主義社会は上記した5つの根底がありえる、と指摘できよう。 これらは重複的かつ多面的に有機的に意味を持ち得ることがありえ、当時社会の不満・不条理を是正するための、民主主義思想との親和性から歓待されている。 併せて、君主制と共和制との兼ね合いも指摘できるが、これは瑣末かつ本道とは言えないだろう >ソ連、中国、東欧その他に厳然と存在した共産圏が、出来上がったのは、どういう理由がるのでしょうか? ソビエトは基調としては、原初は、ロシア(二月)革命以前から内在する(5)から、漸次的に社会変革を経て(6)の要素を色濃く残した帝政ロシアの社会背景から、爆発的に化学反応として市民革命となり、(2)から革命が独善的民主主義によって進捗している。 その後のソビエトは(1)は冷戦構造、(6)は計画経済 という様態で進んでいるだけに過ぎない。 ソビエトは多民族国家であるが故に、民族自決のためには、資本主義・帝国主義との抵抗が強いことも顧慮されるべきだろう。 このことは、東欧諸国にも通じるものであって、共産主義の一面的な民族自決の精神性は魅力的なものであったのだろう その後、自称共産主義社会が民族自決を尊重せず、全体主義・独裁に陥る矛盾まではそれを受容した国々は想像していないだろう。 中国については、上記した6つの体系においては、(5)は該当しないだろう。 中国社会が共産主義的社会を模索した背景としては、中央集権化の必然性と中央集権と共産主義の親和性から指摘できるが、それだけは十分ではないだろう。 (1)のような要素は指摘しえるが、社会実験としての共産主義思想への期待感が中国政府を共産主義思想に進ませた背景も指摘できるだろう。 ただ、小生は中国の場合は、地方分権社会を維持することの国防上の限界から、共産主義を選ばざるを得なかった、と認識している。 つまり、列強・資本主義の収奪・簒奪・弱肉強食の条理に対する防衛手段として、”強い中国”が求められたことが大きい、 強い中国になるためには、日本の明治殖産興業・富国政策を模倣するしかなかったのだろう そのモデルケースをそのまま模倣することを避ける必要性があったがために、『社会実験としての共産主義』が魅力的かつ”唯一残された現実的と思われる選択肢”だったのだろう。 >存在意義が一時はあったと言うことなのでしょうか? 小生の共産主義の定義でいえば、存在意義は今でもありえる もっとも、その存在意義は、国家という規模ではなく、個人・もしくは規模の小さい社会だけの話である。 同時に、前回でも回答したように、共産主義思想の派生としての様々な社会主義思想は今も息づいているし、欧州社会では、『ユーロコミュニズム』としてイタリアを筆頭に亡霊化して存在している。 弁証法の限界を提示する存在意義もあろうし、社会学的視座での科学的思慮の限界にも通じる存在意義がある。 小生個人は、共産主義という思想実験は今も存在している(局所的にはキューバが代表例)と思うし、今後も資本主義・市場原理主義に対するアンチテーゼとしての存在意義は消滅しないと思う。 現実、共産党宣言で示唆されている「大航海時代以降の社会」の見解は、グローバリゼーション化した世界として再現されつつあるし、情報通信の発展も同じく「大航海時代以降の社会」の動静を実に抽象的ながらも具現化させている部分が見られる。 文末に 本件は、「共産主義とは何か?」という大命題を解決できない限りは、回答するのが難しい話である。 前回の回答で提示したように、小生個人の共産主義思想とは、ユートピア思想であるから、一般の人々よりは広い意味でありえるだろう。 小生の共産主義思想の適否は、一般社会の認識とは乖離するとは思うが、果たして、マルクス・エンゲルスの示唆する科学的社会主義だけが共産主義思想であるのか?という問題提起は辞めないだろう。 現実、近年では、空想社会主義の学術的再検証が行われ、空想と唾棄されたものが、科学的を賞賛された共産主義よりも、現実的かつ好意的と再評価されているのであるから・・・ なお、瑣末なことだが、小生は、チトー独裁のユーゴの『自主管理経済』が魅力的に見える。 将来、パソコンの演算機能が市場原理をおおよそシミュレートできれば、市場原理主義は形骸化するだろう。PC上で想定される経済活動・価格動静に基づいて計画経済がなされるようになれば、もはや計画経済と市場原理主義経済は同衾してしまうのであるから・・・ その時に、世界は、パソコンの演算による市場予測に基づいて『自主管理経済』という社会主義思想に無意識に侵食されることになるだろう。 もっとも、衆愚政治の末路として、特定の独裁者に政治を全面的に任せる、という『自主管理経済』の方が現実味は高いように思えるが・・・ もっとも、”PCの演算では市場は絶対に分析できない”という見解も否定しないので、小生自身は判然としていない 小生は、(3)の共産主義思想の潮流が大きくなっていることに不安を感じている。 いずれ環境共産主義などのような局所的な平等が跋扈する可能性も示唆できるが、それは杞憂であってほしいとは思うが・・・ なお、小生は、シャルル・フーリエ、サン・シモンなどの妄想と唾棄するの部分も多々ある理論の魅力を感じえるが、一種の人間の理性への猜疑心から、全面的に支持しない ちなみに、小生にとっては、マルクス・エンゲルスは、空想社会主義に劣る独善的なものでしかないので、評価していない。 以上、極めて乱暴ではあるが、回答にしたい ・・・・・・・・・・ なお、この本回答を理解しえるのは、よくよく「共産主義とは何か?」という問題を史学的かつ思想的に思慮できる限定された人間であろうと思う。 もっとも小生の浅学を鑑みるに、その独善性には恥じ入るべき部分もあろうが、現段階の認識はこの程度である。

kobatetu01
質問者

お礼

共産主義についての六つの分類は大変有効な試みだと思いました。 いろいろの見方を書いていただいてありがとうございます。 私の今のところの結論は、人間はユートピアを作る資格が無い、と言う気持ちです。 ある思想で社会を動かそうとすれば、その思想への合意が必要ですが、複数の人間が同じ考えになることはあり得ないので、必然的に独裁になり、そして粛清が行われる、という過程が人類が学んだことだと思うのです。 こんごともよろしくご指導ください。

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その他の回答 (11)

回答No.1

共産主義というとなにかのイデオロギーがあって、その目的のために革命が行われたように見えますが、単なる他人を蹴落として自分がよい思いをしようという人たちの間で行われた権力闘争です。 旧体制を攻撃するために、一般市民を巻き込んで暴動を起こしたり反乱させることが都合がよいため、マルクス主義の階級闘争という概念が利用されたに過ぎません。 結局、彼らも人を飢えから救うという最低限のこともできずに見限られたということでしょう。

kobatetu01
質問者

お礼

単なる権力闘争に過ぎなかった。 それが解ったので崩壊した、ということでしょうか? ありがとうございました。

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