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共産主義と宗教

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  • 質問No.198395
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お礼率 37% (6/16)

共産主義が宗教を否定する理由について教えてください。
マルクスは”宗教はアヘンである”といったそうですね。
でも、かつてのソ連などの共産主義国にもキリスト教は
あったわけだし・・・。共産主義と宗教はどのような
関係にあるのでしょう?その辺り、詳しく知っている方、
教えてください。
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回答 (全10件)

  • 回答No.4

共産主義が宗教を否定する理由は、共産主義が、“唯物論”“唯物史観”をバックボーンにしているからです。形あるもの、目に見えて存在するもの、人間の労働によってもたらされるものこそが、人間や社会に必要なものであって、宗教のように、物質的な裏付けのないものは、「労働者を騙し、搾取の口実にされるだけだ」というのが、共産主義の「教義」です。 旧ソ連や東欧などでは、「文化財」のような形としてのみ、宗教施設や行事の存続 ...続きを読む
共産主義が宗教を否定する理由は、共産主義が、“唯物論”“唯物史観”をバックボーンにしているからです。形あるもの、目に見えて存在するもの、人間の労働によってもたらされるものこそが、人間や社会に必要なものであって、宗教のように、物質的な裏付けのないものは、「労働者を騙し、搾取の口実にされるだけだ」というのが、共産主義の「教義」です。
旧ソ連や東欧などでは、「文化財」のような形としてのみ、宗教施設や行事の存続が認められ、学術研究の対象などにもなっていました(但し、あくまでも、虐げられた民衆の歴史の一面としてです)。でも、クリスマスが(ロシアでは1月7日)「もみの木祭り」、サンタクロースが「極寒おじさん(だったかな?)」のように、宗教色を抜いた形で、当局の黙認を受けていたような例もあります。
また、現在の北朝鮮では、“宗教・信条が自由な国家”“宗教に対して寛容な国家”と、対外的に宣伝を行うために、形だけの僧侶などがいるという話を聞いたことがあります。こうした僧侶は、いわば「観光用」なので、お経を読むことはできても(いわば“セリフ”ですから)、教義を知らないのはもちろん、衣装の着方さえむちゃくちゃらしいですよ。
  • 回答No.3
レベル14

ベストアンサー率 34% (1527/4434)

 共産主義国家にとって、最高の指導者は共産党の最高指導者などの、「人間」でなくてはなりません。その最高指導者以上の信仰による指導者を認めることは、人間の最高指導者を否定することになりますので、国家の存続のためには、宗教を否定しなければ指導者の立場がないからでしょう。  しかし、実際は信仰者はいます。表向きの活動はしていませんでしたが、近年はキリスト教を中心に堂々と宗教活動をしているようです。ペレスト ...続きを読む
 共産主義国家にとって、最高の指導者は共産党の最高指導者などの、「人間」でなくてはなりません。その最高指導者以上の信仰による指導者を認めることは、人間の最高指導者を否定することになりますので、国家の存続のためには、宗教を否定しなければ指導者の立場がないからでしょう。

 しかし、実際は信仰者はいます。表向きの活動はしていませんでしたが、近年はキリスト教を中心に堂々と宗教活動をしているようです。ペレストロイカ以後の改革によって、信仰の自由が広がりつつあるようです。
  • 回答No.2
レベル11

ベストアンサー率 44% (84/190)

 共産主義に宗教はなかった(否定)のではないかと思います。  現実社会では存在したのでしょうが、それはあくまでその社会がまだ完成していないので、過渡期の便宜として存在しているのではなかったかと。  ま実際には宗教は民衆を統治するにかなり有力な手段ですから、指導者が故意に使っていた可能性も高そうですが。
 共産主義に宗教はなかった(否定)のではないかと思います。

 現実社会では存在したのでしょうが、それはあくまでその社会がまだ完成していないので、過渡期の便宜として存在しているのではなかったかと。

 ま実際には宗教は民衆を統治するにかなり有力な手段ですから、指導者が故意に使っていた可能性も高そうですが。
  • 回答No.1
レベル13

ベストアンサー率 25% (323/1260)

共産主義が、というよりも共産主義の指導者層が禁じているというのが実体ではないのでしょうか。 つまり、彼ら(指導者)にとっては、指導を、何の疑いもなく守ってくれる人民が好ましいわけです。農作物一つとっても、「先生の言う方法よりも、こうやった方がたくさん収穫できます!」とか言われたのでは先生も立場がない。 共産主義革命でも、インテリ層は真っ先に犠牲になっているという実情があります。 指導者にとっては、人 ...続きを読む
共産主義が、というよりも共産主義の指導者層が禁じているというのが実体ではないのでしょうか。
つまり、彼ら(指導者)にとっては、指導を、何の疑いもなく守ってくれる人民が好ましいわけです。農作物一つとっても、「先生の言う方法よりも、こうやった方がたくさん収穫できます!」とか言われたのでは先生も立場がない。
共産主義革命でも、インテリ層は真っ先に犠牲になっているという実情があります。
指導者にとっては、人民は全て自分たちに従う僕でなくてはならなく、従って、人は全て平等である、とかを説いたり、最近の新興宗教みたいにどっぷり浸かってしまって(つまりアヘン中毒のように)肝心の農・工業生産が低下しては困る、とかの理由があると聞いたような気がします。
  • 回答No.5
レベル9

ベストアンサー率 39% (43/110)

depressionさんがお答えの通り共産主義が唯物論に立っているからなのですが、「共産主義はマルクスという唯物論者が構築した理論体系だから」と言い替えた方が良いと思います。 この回答からは当然以下のような疑問が生じるのですが… ・マルクスは唯心論(⇔唯物論)者ヘーゲルの影響を強く受けているのですが、にもかかわらず、なぜ唯物論をとったのか? ・唯物論から出発し共産主義にたどり着いたのか、ある ...続きを読む
depressionさんがお答えの通り共産主義が唯物論に立っているからなのですが、「共産主義はマルクスという唯物論者が構築した理論体系だから」と言い替えた方が良いと思います。

この回答からは当然以下のような疑問が生じるのですが…

・マルクスは唯心論(⇔唯物論)者ヘーゲルの影響を強く受けているのですが、にもかかわらず、なぜ唯物論をとったのか?
・唯物論から出発し共産主義にたどり着いたのか、あるいは共産主義という結論のために唯物論を利用したのか?
・唯心論に立つ共産主義は成立し得ないのか?

少なくとも以上の疑問に答えないと「なぜ共産主義は宗教を否定するのか」に答えたことにはならないと思います。
しかし、この問いはとても私の知識で答えられることではありませんので、もっと詳しい方の登場を願いたいと思います。
  • 回答No.6
レベル11

ベストアンサー率 29% (74/253)

No.5の方の意見の補足です。 マルクスはヘーゲルの影響を受けていますが、ヘーゲル左派に属します。 ヘーゲル左派はヘーゲルの論理(正反合)は使いますが、唯心的な ヘーゲルに対して、唯物的な考え方をします。 それから、フォイエルバッハの影響も強いでしょう。 この人は、「神は人間が作った」ということを言い出した人です。 人間が人としての理想像を抽出し、その概念を投影させたのが神である、 ...続きを読む
No.5の方の意見の補足です。

マルクスはヘーゲルの影響を受けていますが、ヘーゲル左派に属します。
ヘーゲル左派はヘーゲルの論理(正反合)は使いますが、唯心的な
ヘーゲルに対して、唯物的な考え方をします。

それから、フォイエルバッハの影響も強いでしょう。
この人は、「神は人間が作った」ということを言い出した人です。
人間が人としての理想像を抽出し、その概念を投影させたのが神である、
すなわち人が神という存在を考えたのだと主張しました。

それから、同時代人であるダーウィンの影響もあります。言うまでもなく
「進化論」を打ち出した人です。創造主という概念になじみの無い日本人
には違和感ないかと思いますが、人や動物を始め、世界は神が創ったと
信じていた当時のヨーロッパの人々には、強烈な内容でした。

後は少し前の時代の人かと思いますが、ニーチェですね。

ニーチェにより神を信じることは弱さの表れであり悪であるという概念が
できました。
フォイエルバッハにより、神は人の心が作りだした想像の産物ではないか
という哲学的な根拠ができました。
さらにダーウィンの進化論により、それまでキリスト教が主張してきた創造論
(世界は人も他の生物も含め、すべて神が創造した)を否定する、科学的
な根拠ができました。

|(注)
|ダーウィンの進化論については、学問的には未だに議論が続いています。
|ダーウィンの主張が全て認められているわけではありません。

  
これらの意見を全て総合した上で、共産主義では『宗教はアヘンである』と
いう主張に至っているのではないかと私は考えています。
  • 回答No.10
レベル2

ベストアンサー率 0% (0/1)

キリスト教と共産主義に関しては、ローマ教皇レオ13世が1891年5月15日に出した回勅レールム・ノヴァールム(ラテン語:Rerum Novarum)が有名。 教派を超えて影響を与え、後に続いた教皇達も、この回勅の続編的な回勅を出している(ピウス11世の労働者の尊厳を訴えた1931年の回勅『クアドラジェジモ・アンノ』(40周年の記念に、の意)、ヨハネ23世の1961年に『レールム・ノヴァールム』70周年に寄 ...続きを読む
キリスト教と共産主義に関しては、ローマ教皇レオ13世が1891年5月15日に出した回勅レールム・ノヴァールム(ラテン語:Rerum Novarum)が有名。
教派を超えて影響を与え、後に続いた教皇達も、この回勅の続編的な回勅を出している(ピウス11世の労働者の尊厳を訴えた1931年の回勅『クアドラジェジモ・アンノ』(40周年の記念に、の意)、ヨハネ23世の1961年に『レールム・ノヴァールム』70周年に寄せた回勅『マーテル・エト・マジステラ』(母にして教師、の意)、ヨハネ・パウロ2世の1991年に『レールム・ノヴァールム』100周年を記念して回勅『センテシムス・アヌス』(100周年、の意))。
  • 回答No.7
レベル11

ベストアンサー率 29% (74/253)

>でも、かつてのソ連などの共産主義国にもキリスト教は >あったわけだし・・・。共産主義と宗教はどのような >関係にあるのでしょう? 旧ソ連でも、ロシア正教は生き残っていました。 しかし保護されていたわけでもなんでもなく、むしろ よくぞ生き残ったと、私自身不思議さと、いくばくかの感動を覚えます。 原則(?)として、共産主義は宗教を圧迫・弾圧します。 なぜでしょうか。共産主義理論 ...続きを読む
>でも、かつてのソ連などの共産主義国にもキリスト教は
>あったわけだし・・・。共産主義と宗教はどのような
>関係にあるのでしょう?

旧ソ連でも、ロシア正教は生き残っていました。
しかし保護されていたわけでもなんでもなく、むしろ
よくぞ生き残ったと、私自身不思議さと、いくばくかの感動を覚えます。

原則(?)として、共産主義は宗教を圧迫・弾圧します。

なぜでしょうか。共産主義理論に基づく理由もありますが、
むしろ政治的側面が強いように思います。

共産主義の活動家たちは、原則として共産党の一党独裁を目指します。
そして彼らの独裁政治は国民の思想統制を目標としています。
既存の宗教もある意味思想ですので、共産主義による思想統制を目指す
勢力にとっては、宗教勢力は邪魔者以外の何者でもありません。

個別の例を挙げればいろいろありますが、中国の文化大革命で仏教や
儒教が弾圧されましたし、カンボジアでは多くの僧侶が犠牲となりま
した。

ソ連の場合詳しくは私もわかっていませんが、第二次世界大戦の独ソ戦
でスターリンがドイツと対抗するために他の勢力との団結を進めたため
キリスト教が根絶しないで生き残ったのかもしれません。
(推測も混じっています)
  • 回答No.9
レベル7

ベストアンサー率 11% (1/9)

左派サイドから言うと、チェ・ゲバラは革命に一番必要なのは“愛”であると述べ、ラテンアメリカで最終的に革命が成功するのは、キリスト教徒が革命に参加する時だと言っています。 キリスト教サイドから言うと、貧困や社会正義と云った事に関心を持つ者にとって、経済問題と言うのは避けて通れない訳で、その中には資本主義の分析などの中でマルクス経済学的なアプローチをする者も多数います(もちろん彼らはマルクス主義そのもの ...続きを読む
左派サイドから言うと、チェ・ゲバラは革命に一番必要なのは“愛”であると述べ、ラテンアメリカで最終的に革命が成功するのは、キリスト教徒が革命に参加する時だと言っています。

キリスト教サイドから言うと、貧困や社会正義と云った事に関心を持つ者にとって、経済問題と言うのは避けて通れない訳で、その中には資本主義の分析などの中でマルクス経済学的なアプローチをする者も多数います(もちろん彼らはマルクス主義そのものを肯定はしませんが)。

また聖書自体、出エジプト記などは解放の物語ですし、使徒言行録では信徒たちが私有財産を共同体に寄付し、共有している様子が描かれています。

ついでに言うと、バチカンは冷戦期にカストロを破門しましたが、その後和解していますし、チャベス大統領は敬虔なカトリックです。
  • 回答No.8
レベル7

ベストアンサー率 12% (1/8)

 実はマルクス本人の言葉はちょっとニュアンスが違います。マルクスは貧しい人々にとって宗教は痛み止めであり有効だ、と言うニュアンスで書いたのです。  マルクスはもちろんキリスト教圏であるドイツで育ち、主にイギリスで活動した人ですが(家系的には改宗ユダヤ人)、キリスト教自体をある程度評価し(弱者への愛など)、社会主義的であるとまで言っています。  ただ当時の教会は労働者に冷たく、共産主義者からは敵 ...続きを読む
 実はマルクス本人の言葉はちょっとニュアンスが違います。マルクスは貧しい人々にとって宗教は痛み止めであり有効だ、と言うニュアンスで書いたのです。

 マルクスはもちろんキリスト教圏であるドイツで育ち、主にイギリスで活動した人ですが(家系的には改宗ユダヤ人)、キリスト教自体をある程度評価し(弱者への愛など)、社会主義的であるとまで言っています。

 ただ当時の教会は労働者に冷たく、共産主義者からは敵の片割れと思われてしまう状況が有り、教会側も左派への賛同者は少なかった為、対立を生むことになりました。

 特にロシア革命期のロシア正教は帝政寄りだった為、仕方なかったのかも知れません。

 とはいえ“アヘンだ”などと拡大解釈したのは毛沢東など後に続いた指導者たちであり、マルクスは宗教弾圧など考えてはいませんでした。無神論を元に理論を組み立てる事 = 宗教を弾圧するって事では無いですからね。

 また左派と言ってもラテンアメリカなどのカトリック色の強い地域の左派は、往々にして教会と協力関係にあったりします(解放の神学など)。

 それに実は“解放”と言う言葉自体は聖書由来のものですし、旧・新約聖書に登場する“神”は一貫して貧者、抑圧された人々の側に立って登場するので、キリスト教徒が左派になるのは、それほど内部に矛盾を抱えない事と思います。
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