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神風特攻隊

神風特攻隊は必要でしたか?

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回答No.14

結果論や感情的部分抜きで純粋に戦争遂行を考えるなら不要だった事です。この方法を取った時点でその国は敗戦が決定している状態をほぼ意味します。まともな軍人(上官・幹部)ならこの方法が負けを意味する事を理解できます。 こんな手段は軍人にとって愚策中の愚策です。なぜなら何の経験も無いわたしでも行って来いで済む命令だからです。軍人としての戦闘知識のある有効な作戦が出来なくなった時点で上官は必要なくなります。 戦争は第一に「戦略的勝利(戦争に勝つ)」第二に「戦術的勝利(その場の戦闘に勝つ)」です。上官はそのために必要な戦いの方法を考える人達で、この方法はただの敗戦決定後の果てし無い延命策でどちらでもありません。まともな人間がトップなら「戦略的負け」で戦争を止めます。第一次世界大戦(W.W.I)のドイツ敗戦が似たような例です。 W.W.Iではドイツは勝っていたのに戦争目的の同盟国が全部負けちゃったのでドイツも止めました。だから国内はほぼ無傷で敗戦しました。戦争に勝てない→直ぐ止める(敗戦)をちゃんと理解していました。ある意味、冷静な戦争?をしていた訳です。 第二次世界大戦(W.W.II)では一変して国家総力戦になり、負けると分かっていても戦い続けるという破滅的な手段になり戦争に歯止めが掛からなくなりました。 それでも国のトップや幹部たちがまともなら、この方法を取らずに戦争を止めます。ナチスドイツのヒトラーは間違いなく唯一無二の独裁者だから彼が止めると言えば本土決戦無しに軍部も戦闘を止めドイツが廃墟になることは無かったでしょう。 ところが日本は独裁者が居ません。天皇は当時から象徴的になっていて統帥権はお飾りです。日本は当時も今も良くも悪くも全体主義で多数決です。そして日本人はみんな右倣えです。みんなで両手をつないで輪になってます。特に当時の日本は死ぬも生きるも一蓮托生で全部勝つか全部死ぬかです。 例え東条英機が(神風前に)もう戦争止めると言っても「東条は頭がおかしくなった」で幽閉されるでしょう。日本の歴史では過去に似た例がたくさんあります。もうこうなると誰が戦争を続けているか止める判断をするかが滅茶苦茶です。行きはよいよい帰りは怖いです。 結果「戦争止められない→米英は迫ってくる→有効な戦闘力が無い→神風」になってしまいました。神風の若い戦闘員は未熟だけどお国のため(しいては家族のため?)に死ぬ事を厭わない人達であふれていたため相互作用で悪循環になってしまいました。 自分個人としては「神風に疑問」でも周りがやっているのに一人逆らえない。「死ぬのが怖い恥さらし」にはなりたくない。「家族も卑怯者扱いされる」ですね。 ただ結果論で言えば神風が何の意味も無かったかは分からないです。 日本では本土決戦に向け「一億(人)特攻」まで言われていて、実際、米国が攻略した多数の島々では日本軍人は玉砕、民間人は自決していた(日本人はみな死ぬ覚悟が出来ている)ので、米軍としては「一億人の特攻志願者と戦うの?」と真面目に考えざるを得ない状況になりました。 本土決戦用に神風だけでなく実に多彩な特攻方法(水中服で棒の先端の爆弾をぶつけるとか)が考えられていました。でも居るのを事前に発見されたら手榴弾一個水中に入れれば付近の全員死にます。神風よりもの凄く哀れです。使われなくてよかったです。 この状況から推定すると本土決戦で最低100万人の米軍戦死者が出る計算が出て、米軍は毒ガスの大量使用(もちろん民間人関係なく無差別です)も真面目に検討されました。 でも原爆が間に合ったので毒ガスより原爆を2発使いました。ソ連も参戦し、これでは日本人が亡ぶと危惧した天皇は一部軍部(本来天皇を守る近衛師団も加わっていた)の天皇幽閉工作?を退け玉音放送で天皇が強制終戦しました。右に倣えの日本人ですから形だけでも統帥権を持つ天皇が全国民に戦争止めろと言ったらこれに逆らうと逆賊です。全国民が一度に知ってしまったら天皇を無視しろなんて誰も言えません。現代でもマスメディアで全国放送したらENDって映画よくありますよね。一蓮托生が別の意味でここでも機能したのです。 ちょっと話がそれましたが神風は本土決戦が無くなる伏線になったと思いたいです。逆にドイツは本土決戦で全土が無慈悲なソ連軍によって荒野になってしまいました。ドイツの死者は500万人です。日本は死者310万人なので200万人近く少なく済みました。 ちなみに神風は愚策中の愚策ですが、それでもちゃんとした日本正規軍の米軍攻撃作戦命令であり、自分の意思で民間人を巻き込む自爆テロとは全然違います。神風の隊員に米国客船や病院船に特攻しろと言ったら、銃殺されてもみんな拒否したと思います。

回答No.13

神風特攻隊については、そこにいたる日米の戦力格差、技術格差、戦術の進化を考えなければなりません。 開戦当初は、全体として艦船の対空防御力が低く、対航空機に対する戦術も確立しておらず、航空戦力も互角か優位で、かつ練度の高いパイロットが日本には居ました。 しかし、ガダルカナル島をめぐる戦いで、日本のベテランパイロットは次々と消耗し、さらには航空戦力はアメリカの新型航空機の前に劣勢となり、艦船の対空防御が飛躍的に上がり、戦術も進化し、さらに数で圧倒的不利な情勢となりました。 44年末にはマリアナ等で日本は大規模な航空戦力の運用は不可能となり、アメリカ機動部隊にまともな打撃を与えることさえ不可能となります。 その結果、少数の兵力で有効な戦果を挙げるために最も確率の高い方法として計画的に実行されたのが神風の始まりと言われています。有人ホーミングミサイルと考えれば良いでしょう。 さて、神風のその戦果ですが初期は損害を与えたものの、アメリカも迎撃体制は整ってしまいます。それでも終戦まで特攻は行われました。 与えた損害は以下です。 撃沈:護衛空母3、駆逐艦13、護衛駆逐艦2、機雷戦艦艇3、輸送船9、上陸用舟艇12、その他7 撃破:空母13、護衛空母20、戦艦11、巡洋艦11、駆逐艦84、護衛駆逐艦24、水上機母艦5、機雷戦艦艇36、輸送船29、上陸用舟艇19、その他16 すくなくとも通常攻撃では出せない戦果ですし、与えたインパクトも強烈だったとおもいます。 2498名の犠牲に釣り合うものかどうか、人道的にどうかは別として。 スプルーアンス提督は効果がきわめて高いと分析、日本上陸後の連合国側被害は何百万人にも及ぶと連合国側で危惧する者もあらわれ、無条件降伏にこだわらず講和を受け入れるべきだという意見も連合国軍で見られるようになりました。 ちなみに、陸軍では、戦中に特攻アンケートなどやっており、3分の1以上が反対、結果ばかばかしいという結論となったようです。1発あてて船に損害を与えればOKという海軍との違いでしょうね。

回答No.12

すいません。I Dを都合により変更しました。 ドイツでは自国の将校を裁判にかけているのに、 日本は自国の将校を裁判にかけないので。 子どもに特攻させるのは罪深い。

  • sudacyu
  • ベストアンサー率35% (687/1961)
回答No.11

 当時の軍幹部には必要だったのでしょうね。  全く、「武士道」を地に落としたものです。  日本の美学である「武士道」は、指揮官が敗戦が避けられない事態になったとき、自己の命を犠牲にすることにより、戦争責任のない、春秋に富んだ未来のある若者の命を出来るだけ多く助けるという、『仁愛』と『大義』を基礎としています。  ところが、先の大戦において、敗戦が避けられない事態になっても、軍幹部達は、自分達の命を懸けて戦いを終わらせるどころか、「武士道」の名のもとに、本来、助けるべき若年者を犠牲に戦いを長引かせ、日本国土の上で、外国軍が子供・女性・老人の命を奪う事態を継続させ、更には「本土決戦」などと言い出しました。  若者を助け、勝ち目のない戦争を速やかに終わらせるためにるため、勝敗が確定したときに、指揮官が命を捨てる目的で、自ら「最後の戦い」に臨む在り方とはまったく違っており、歴史上、評価される多くの指揮官の心とは、全く違っています。  神風特攻隊は、“戦争指揮”の点から見れば、軍幹部達が、自らの「戦争責任」が確定する時期を、何ヶ月か先送りするために、「武士道」の美名を使い、若者の命を道具とした悲劇です。  

回答No.10

神風特攻のような必死攻撃が日本独自と思ったら大間違いです。 日独英ソ米で特攻兵器(生存して帰れる可能性が異様に低い兵器)が研究され実用化されています。 ドイツのに至っては戦果上がるどころか溺れて全滅とかその兵器を運用すると搭乗員がGで絶対に死ぬ(簡単にいえば出撃もままならない)兵器のオンパレードです。 日本軍の必死攻撃(所謂、神風攻撃)は0%であった命中率を10%ほどに引き上げています。これは戦果もなく無駄死にしていった通常攻撃機部隊よりまだマシです。また、外国と違って遺族への補償額が違いました。

  • jyuedan
  • ベストアンサー率36% (45/125)
回答No.9

回答 確かに特攻はトータルでの戦果は少なかったと思います。 しかし、 【アメリカにこんなことをする奴らと 本土決戦 なんかやりたくない】 と思わせたことは、後の講和に影響を与えたと思います。 それが隊員の命と釣り合うか?は疑問ですが。 また、よく講和が簡単にできると思っている人もいるようですが、 タイミングずれの和平交渉には何の価値もありません。 講和とは双方が↓のように利害が一致した場合でないと成立しません。 1:優勢な方 このままやっても勝てるけど、被害がバカにならないから、そこそこのメリットがあるなら講和したい。 2:劣勢な方 一回くらいは大勝して相手に1のように思わせたい。負けっぱなしで講和しても足元を見られて毟りとられるだけ。 降伏(講和)については、日本はもっと早期から望んでいました。 それが遅れたのは、アメリカが国体の護持について明確に保証しなかった為です。 アメリカは、これによって原爆投下の準備を整えました。 一方で、その為にソ連が参戦するという誤算が起こった為に、その後色々と面倒なことも起こっていますが。 No7様の回答ですが、質問への回答になっていないように思います。 文中で↓のように言っていますが。 A>この話しの真偽は別として、~ これは、何の根拠もなく、 B【特攻の目的は兵を死なせる事だった】 と言っている事になり、ならばA以前の内容は出す必要すらない無意味なものであったことなります。 そもそも、偽りであってもそのように言えるなら、そんな資料を出す必要もありません。 天皇は開戦自体に反対でした。 それを政府(と軍)が押し切って開戦したわけですから、軍が天皇に戦争を終わらせてもらおうと思うか疑問です。 戦後の天皇とマッカーサーの会見の内容からも、天皇が戦争の継続を望んでいたとは思えません。 ということでこれは、たちの悪い 意識誘導 だと思います。 そして、Bが事実であるという前提で、↓の意見を言っています。 >特攻で亡くなられた方々を貶めるつもりはありませんが、作戦そのものは戦争を継続するにせよ講和するにせよ、愚劣であったと思います。 これは 【さも当然のように未決着事項を前提にする。】 という詭弁の1つのパターンです。 また、特攻をしたことによる効果(質問の主旨)と特攻が始まった経緯(質問とは関係ない)は別の問題だと思います。 発明やシステムは、しばしば発案者の意図しなかった効果をもたらす場合もありますし。 以上から、No7様の文章は、質問への回答ではなく ぼくのかんがえたいけん でしかないと思います。

noname#229784
noname#229784
回答No.8

・神風特攻隊が必要かどうかはわかりませんが、  日本人が戦う気概をもっていなかったら、 歴史のもっと早い段階で日本や韓国、中国北部は  ロシアに併合されていたのではないでしょうか? ・神風特攻も大型船舶は沈めることはできませんでしたが、   相応の被害をアメリカに強いていたようです。 ・1945年に入ってからなら、  一般市民虐殺である都市絨毯爆撃阻止という目的に意味が有るのでは?  

noname#151196
noname#151196
回答No.7

特攻出撃を命じた大西瀧次郎海軍中将の真意は、 ・もはや勝ち目はない。 ・一刻も早く講和しなければならない。 ・講和を口に出せばどんな高官でも殺される。 ・講和を言い出せる人間は天皇のみ。 ・特攻を行えば天皇が講和を言い出してくれる。 こんな思惑があったと言う話があります。(角田海軍特務少尉の回想録から) 最初の特攻隊が予想外の戦果(護衛空母セント・ロー撃沈)をあげて天皇からは 「まこに遺憾であるがよくやった」 と褒辞されてしまったため、特攻を止める訳にいかなくなったようです。 この話しの真偽は別として、特攻の目的は戦果を期待してではなく、単に兵を死なせることであったのは事実でしょう。 特攻で亡くなられた方々を貶めるつもりはありませんが、作戦そのものは戦争を継続するにせよ講和するにせよ、愚劣であったと思います。

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7194/21844)
回答No.6

あれで、米兵は恐怖におののいた といいますから、意味はあったと思います。 意味があれば、必要性も肯定されます。 米国先住民の酋長「ジェロニモ」の言葉です。 記者「貴方は勝ち目のない戦いをいつまで続けるのか。    意味が無いではないか」 ジェ「確かに勝ち目は無い。    しかし我々がここで無様な負け方をしたら    子孫が侮蔑される。    私は、子孫の名誉のために戦っているのだ」

回答No.5

戦局が悪化し日本に勝ち目がないとわかった段階で 国民の士気を上げるために考えられた方法で 最初からうまくいかないことは 軍部内でもわかっていたことのようです しかし国内(国民)からも戦争は止めるべきではないという意見も あったことは確かです 必ずしも、軍部だけの考えではないのです それにささえられて考えられた方法だったようです

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