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平安時代の巫女の
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柳田國男及び折口信夫の著作はお読みのことと存じますが、やはり基本的なものですから読み返すことが良いのではと思います。また、斎王も巫女の一種で、伊勢の斎宮、賀茂の斎院、野宮、紫野院などが関連します。特に、伊勢の斎院と在原業平の秘められた恋が伊勢物語の題名の由来ともなったなどの説もあり、未婚であることが条件であった斎宮に通じ、タブーを破ったことの衝撃が、入内前の二条の后と通じたことより重く受け止められたことが題名や構成に関連するのかも知れません。 あと、古事類苑は基本資料ですので、索引で巫女等の関連項目を引くと意外な資料に巡り合うことができるかもしれません。 直接的な回答ではありませんが参考まで。
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- 川原 文月(@bungetsu)
- ベストアンサー率51% (834/1628)
こんばんは。 私は、自称「歴史作家」です。 >>平安時代の巫女 巫女と言うと、「神聖」な職業と思われるでしょうが、実は、巫女は「売春」の元祖と言われています。 遊び場のない当時は、神社は恰好な遊覧地で多くの人が神社詣でをし、巫女が男の相手をしました。 これは、長く続き、江戸時代まで続きました。 江戸時代には、神社は寺社奉行の管轄でしたが、寺社奉行には「風俗取締り」の権限はなく、言ってみれば「野放し状態」だったのです。 また、平安時代~室町時代~江戸時代で有名だったのは、「出雲の阿国」(いずものおくに)が出てきます。 (1)元亀3年(1572)(推定)頃に出雲に生まれた、阿国(おくに=出雲の阿国)が、出雲大社の「巫女(みこ)」となり、出雲大社の勧進(修繕費などの資金集め)に、諸国を回るようになり、記録としては、 (2)奈良興福寺・多聞院の院主、多聞院英俊(たもんいんひでとし)の日記「多聞院日記」の天正10年(1582)の項に、 「加賀国八歳十一歳の童が『ややこ踊り』を披露した」 と、書かれていますが、この解釈として、 (3)加賀という八歳の娘とクニ(阿国)という十一歳の子どもが踊った、という解釈と、 (4)ただ単に、加賀国の八歳と十一歳の子どもが踊った、という二つの解釈がなされています。 (5)その後、慶長5年(1600)に、京都近衛殿の屋敷や御所で、雲州(うんしゅう=出雲)の「クニ」と「菊」という2人の女性が、やはり、「ややこ踊り」を披露した、と言うものが近衛時慶(このえときよし)の日記「時慶卿記」に出て来ています。 しかし、これらの史料では、いずれも「ややこ踊り」をした。と、記載されており、「ややこ踊り」とは、幼い子どもが、ただ単に笛と太鼓に合わせて「舞」を披露するだけのものだったようです。 (6)その3年後の慶長8年(1603)5月初旬に、京都の四条河原に小屋掛け(数本の杭(くい)を地面に打ちつけて、筵(むしろ)を被せただけの粗末な小屋)をして、茶屋へ通う伊達男を阿国が男装をし、夫の(夫ではない、という「説」もある)名古屋山三郎(なごや さんざぶろう)が茶屋の女将に女装をして、踊りを交えた寸劇を演じ、この男女の入れ替わっての「性倒錯」が評判となり、連日「大入り満員」だったといわれ、これを当時の京の人たちは「傾く(かぶく=常識外れ、突拍子もない)」と呼び、これが「かぶく」「かぶき」と訛り、後に「歌舞伎」という漢字が当てられ、歌舞伎の「起源」と言われています。 (7)阿国は、慶長12年(1607)に千代田城で勧進歌舞伎を披露した後、消息が途絶えて、慶長17年(1612)に京都の御所でも歌舞伎を踊ったとも言われていますが、没年は全くの不明です。 なお、「江戸城」のことは、江戸時代「江戸城」とは呼ばず、正式には「千代田城」またの名を「舞鶴城(ぶかくじょう)」と呼び、庶民は、ただ単に「お城」と呼んでいました。 (8)阿国がこの時結った髪型を「若衆髷(わかしゅまげ)」と呼び、京都や大阪、そして、江戸にまで伝わり、女性の間で大流行しました。
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