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費用逓減消費について

費用逓減消費について質問があります 一般的に、費用低減消費の例として電気・ガス・水道といった「公共事業」が挙げられると思います。 そして、これらの財は、市場を通じて供給できるが、生産規模が大きいほど小さい費用で生産できるため、ひとつの企業が市場全体を支配するようになります。 ここで質問なのですが、「生産規模が大きいほど小さい費用でできる」という意味は具体的にはどういう意味なのでしょうか?公共事業である電気・ガス・水道が、何故生産規模が大きいほど小さい費用で生産できるのでしょうか? 初歩的な質問で申し訳ありませんが、ご教授願います。

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回答No.1

生産の拡大とともに平均費用(生産1単位の費用)が低下するとき、規模の経済が存在するといいますが、電力・ガス・水道のような「公益産業」は「規模の経済」が働く典型的産業といわれています。電力産業を例にとると、電力事業に参入するためには発電設備・送電線の建設と膨大な設備費用がかかりますが、いったんこれらの設備が建設されてしまうと、都心にビルや住宅が新たにできても電線が敷設されているので追加的な費用をほとんどかけずにそれらに電気を供給することができるので、電力を供給すべきビルや住宅が増えるほど、平均費用は低下していきます。これを見るために、総費用をC、生産量をQ、固定費用をF(大規模産業であることを反映して大きな値をとる定数)で表わし、限界費用(生産をもう1単位生産するためにかかる追加的費用)がaで一定の、小さい値(定数)をとるとしてみましょう。すると,     C = F + aQ と書けますが、このとき平均費用AC=C/Qは上の式の両辺をQで割って    AC = F/Q + a と書くことができます。この式の右辺を見ることで、Qがゼロに近いときはACは非常に大きい値をとるが、Qが拡大するにつれてどんどん小さくなり、Qが非常に大きい値になると、ほとんどaという小さい値に収束していくことがわかるでしょう。このように、設立費用として巨大な費用がかかる、電力産業のような産業は規模の経済が働く産業なのです。

ukyousan
質問者

お礼

すごく良く分かりました!ご丁寧な説明有難うございました!

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