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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:【ひと】…CPU、OS、そしてOP(主体)について)

CPU、OS、そしてOP(主体)について

ruehasの回答

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  • ruehas
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回答No.3

こんにちは。 「私」といいますのは「情報処理の主体」です。 生物学的に見ますと、私という個体は「行為の主体」です。では、「我思う、故に我あり」の言葉が示す通り、我々から見た「私」といいますのは「意識の主体」であります。何故そうなるのかと言いますと、それは私の中で私が行為の主体であるという明確な区分を行っているのがその脳内で行われる「情報処理」であるからです。 我々の神経系は以下のような構造になっています。 「入力:感覚神経系(センサー)」 「処理:中枢神経系(CPU・OS)」 「出力:運動・自律神経系(駆動及び機能維持)」 我々動物はインターフェイスやディスプレイを付けたコンピューターと言うよりは、能動的な情報の獲得によって状況に応じた行動の選択を行う「知能ロボット」です。フルオートマンにオペレーターはないです。それでは「私」がいらなくなってします。では、どうして動くのでしょうか。果たして、これは人工知能研究の歴史の中でもしばしば論議されていたことであり、そこに「私」というものが動くためには、このような「環境との相互作用」が絶対不可欠となります。 我々動物は環境から集めた情報を基に外界に働き掛け、その結果は再び中枢にフィードバックされます。では、このような感覚や運動による環境との相互作用によって「内界と外界」の区分は自ずと確定されてしまいます。果たしてその結果、「情報処理の主体」は必然的に「内界」ということになります。 このように、主体と客体の関係とは生物学的な構造によるものであるため、我々にはこの立場をひっくり返すことは絶対にできません。そして「私」とは、その立場を受け入れた結果です。 生後、概ね二歳ごろまでの僅かな期間を「感覚的運動知能期」と言います。産まれたばかりの赤ちゃんは、その未熟な感覚を手掛かりに只ひたすら手足を動かすという感覚運動を試みます。これが繰り返されるうちに、やがて赤ちゃんはその行為の主体が自分であることを探り当てます。これ以降を「概念知能期」といい、我々はこれを過ぎますと二度と主体という立場を退くことはできなくなります。そして、残りの生涯の全てを「自己と外界」という絶対的な基準に従って過ごすことになるわけです。 このように、「私」というのは生後学習によって獲得されるものであり、心理学的な私とは恐らくここからスタートします。「自我の確立」などと言いますが、これを認識するためにはまだ知能の発達や言語概念の習得などを待たなければなりません。ですが、何れそれが与えられるとしましても、少なくともこの時期に概念知能期への移行が済まされなければ我々が自我を持つことはできないはずです。 このような手続きを経て、それは行為の主体から自分自身が認識の対象となり、やがて高次な自己実現の欲求へと向かいます。そしてこの場合、それは必ずや自覚として意識に反映されなければなりません。ではこの時点で、私という存在が私自身に明確に自覚されているというのはほぼ間違いのないことなのですが、それを保持しているのが意識なのかと言えばそうでもありません。 意識といいますのは断続的なものであり、我々は寝ているときや注意を奪われたときなど、しばしばそれを手放します。ですが、このように一時的に意識が途切れても、私が私であることは常に継続されています。ならば、これは私を保持しているのは意識ではなく、私が私であるという事実を受け入れているのが意識であるということです。そしてその事実とは、果たして私とはそこで行われる情報処理の主体であるということあり、この事実を変更することは絶対にできません。このため、死ぬまで私という立場が継続されます。

noname#134608
質問者

お礼

ご回答有難うございます。 拙い文章、安易勝つ不備な例えに対しましても、若輩者の真意を汲んだ寛容なフォロー、 そして何より『心理学的、生物生理学的の明晰なアプローチ、 また起承転結明快なご説明』、重ねて感謝致します。 私事になりますが、事情があり経済活動の一線を一時退き、 『50の手習い』で、『ひと』に関心を向けている日々を送っています。 また今後、稚拙なご質問もあるかと思いますが、 お気づきの点ございました折には、厚かましいとは存じますが ご意見いただけましたら幸いです。 >「私」といいますのは「情報処理の主体」です。 >脳内で行われる「情報処理」であるからです。 >我々から見た「私」といいますのは「意識の主体」であります。 私自身、過去『妻が脳腫瘍による植物人間(心肺補助装置装着後、自発呼吸再開)、以後自発呼吸は継続』、そして私自身も不慮の事故、および自殺未遂で3度の臨死体験があり、『意識不明を数日経験』しております。 その際、『本人、私には意識があり周囲の状況』は 『記憶と現実が一致していた』と言う経験があります。 ですから「意識の主体」…に関しましては今後の学術論文や各位様のご意見は大変興味があります。 full automanではなく「環境との相互作用」が『私』動かす。 よく理解できます。俗的な言い回しをすれば、 『生きているのではなく”生かされている”』と言う感覚は常にあります。 >「内界と外界」 >主体と客体の関係とは生物学的な構造によるものであるため、  我々にはこの立場をひっくり返すことは絶対にできません。 >そして「私」とは、その立場を受け入れた結果です。 私自身も今回質問文中に『敢えて』、”主体”と言う単語を使いましたが、 当然、二元論ですから『客体』を生じさせてしまいます。 そしてそれらは『二元論ゆえに相対』、相対であるがゆえに『境界線』が存在してしまう。 勿論、森羅万象、物質物体には境界はあって自然ですが、 果たして『意識』に境界線は存在するのか…という疑問を持ち続けています。 カント、デカルト、フロイトからの近代心理学には『(理論上なのか便宜なのかは存じませんが)顕在意識と潜在意識、そして潜在意識も多様に細分化』されてきました。 しかしそれらの『名称(ラベリング)』には、やはり『何らかの境界が設定』されており『意識自体も一元的ではなくしてしまった』感があります。 本来こちらは『心理学カテ』なので、その辺りを自論なり論文の経緯なり知る事が出来たら…と期待して投稿した質問でもあったのです。 これは仮設になりますが、 『相対無き”絶対の私”の存在』を(各学問分野を統合して)インテグラルにアプローチできないものかと思っています。 付随して言えば、『因なき果』も同じ机上かと思います。 量子物理学、素粒子物理学では『因なき果』が、他分野より進んでいるように思います。 また『インテグラルな意識』は、ともすると、『多次元』なのかと言う仮説も出てきます。 5次元6次元はかなり解明が進んでますね。 (リサ・ランドール博士の著書は素人にも面白く嵌っています。 脱線してすみません。) >「概念知能期」 この概念…私は実は『恐怖感というか違和感』があります。 それは『概念とは真実なのか?』と言う疑問です。 諸行無常のこの世界、時系列時間軸に照らせば、 『概念=過去(または過去から一瞬前まで)』となってしまい、 『現在ではない』と感じるのです。 現在脳内で起こっている『思考』は、すべて『体験、経験、記憶に起因した反応』であって、それを行っているのは『現在』であるが、日々刻々変化する森羅万象故に『現在の真実』とはギャップがある…という意味です。 そうなると『知るという行為』も『インテグラルな知』が要求されてしまうのです。 『 知』のなかに『一片でも不可知な部分』があったら、それは『知』ではなく『知の経過』であり『完成された知ではない』と感じています。 >「自我の確立」 >やがて高次な自己実現の欲求へと向かいます。 この自我、そして欲求も私にとって厄介者です。 自我には『完成形が無い』、そして『欲』は公正な尺度を持たないと感じるのです。 つまらぬ自論を書き連ねましたが、 >私が私であるという事実を受け入れているのが意識であるということです。 全くその通りです。一埃の異存もございません。 >この事実を変更することは絶対にできません。 >このため、死ぬまで私という立場が継続されます。 これに付きましてはまた自身にて探求したく存じます。 今回は懇切丁寧なご回答、誠に有難うございました。 それでは。m(_ _)m

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