枕草子の「池」の段についての質問

このQ&Aのポイント
  • 枕草子の「池」の段について、三点の質問があります。
  • 質問1では、原文と堺本における「池」の記述の違いについて疑問があります。
  • 質問2では、「お前の池」と「かみの池」の表記の違いについて疑問があります。
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枕草子の「池」の段について

枕草子の「池」の段について、三点程質問があります。(1)原文では「池は、勝間田の池、磐余の池。贄野の池、・・・」とありますが、例えば『堺本』などでは磐余の池が抜けていたりします。それはなぜでしょうか。(2)「お前の池」は、『能因本』では「たまへのいけ」、『前田本』では「をさへの池」に、また「かみの池」は『能因本』、『前田本』では「かがみの池」と記されていますが、それはなぜでしょうか。(3)以前、勝間田の池、磐余の池。贄野の池の一番最初の文字(か、い、に)のように、この段に記されている池の最初の文字をとってつなげていくと、何か意味があるというお話をきいたことがあるのですが、どんな意味があるのかおわかりでしたら教えていただきたいとおもいます。  以上、三点の質問があるのですが、教えていただければと思います。よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • sennao
  • ベストアンサー率100% (1/1)
回答No.1

(1)(2)について 伝本によって表記が違っていたり、書いてあるものとないものがあったりするのは、書写する際の写しちがえによるものと思われます。 ご存知と思いますが、「枕草子」に限らず、古典文学は、作者が書いたものそのもの(原本)が現在に伝わっているのではなく、いろいろな人がそれを書写する形で伝えられているものです。ですから、写す際に読み違えたり、あるいは写す人が意図的にここはこうではないかとして読み書いていく場合があります(後者の場合は、「注記」という形で書かれていることが多いと思いますが)。 たとえば、「かがみの池」。これはおそらく原本では「かヽみのいけ」と表記されていたと思われますが、「ヽ」の部分があいまいだったりすると、「かみ」とも読めてしまえます。変体仮名は往々にして区別がつきにくいものがありますので。 (3)については、初めて知りましたので、ちょっとわかりません。 枕草子が手元にないので、池の頭の文字をとって検証してみることもかないません。 もし、お手元にあるのでしたら、ご自身で検証してみてはいかがでしょうか。

masakun0224
質問者

お礼

パスワ-ドIDを忘れてしまい、回答の締め切りが遅れてしまいました。申し訳ありません。ということで、さっそくの回答ありがとうございました。ためになりました。今後ともよろしくお願いします。

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