枕草子の質問の訳について

このQ&Aのポイント
  • 枕草子の質問の訳について疑問があります。
  • 清少納言が宮に参上した時の一場面で、中宮が質問し、話している最中に時間が経ってしまったという文です。
  • しかし、「のたまふ」がお話しをする意味ではないと思いますが、なぜこのような訳になるのか疑問です。
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枕草子の質問

枕草子の質問 清少納言が初めて宮に参上した時の一場面です。 「(中宮が)物など問わせ給ひ、のたまはするに、久うなりぬれば、」 という文章があって、現代語訳には 「(中宮様が)何かとお尋ねなさり、お話しなさるうちに、時間も経ってしまった」でした。 たしかに「のたまふ」には仰る、言うという意味がありますが、お喋りをする、お話しなさるなんて意味はないですよね?「物語のたまはする」とかだったらわかりますが、この文じゃただ中宮様が質問し、その質問に何かを付け加えるように言葉を言って、(その質問が長いのか)時間が経ってしまった、という風にしかとれないです。ただ中宮様が一方的になにかを言っているというふうにしか取れないですし、お話し、お喋りをする、という、清少納言と中宮様の相互の動作だとはとれませんでした。 どうしてこの文はこの訳になるんですか?教えてください。

noname#211174
noname#211174

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  • fujic-1990
  • ベストアンサー率55% (4505/8062)
回答No.2

 ご質問のポイントは、  A:なぜ「のたまひ」の訳が「お話しなさる」になるのか?、ですか、  B:なぜ清少納言は「相互の動作だと思えない書き方をしたのか」ですか?  Aなら、  「のたまふ」は「言う」の尊敬語ですから、現代語なら「おっしゃる」になります。したがって、「(中宮様が)・・・ 、おっしゃるうちに・・・ 」になります。  それを「お話しなさるうちに」と訳しても、ちょっと尊敬の度合いが下がる以外、問題ないと思いますが?   Bなら、 > 「(中宮が)物など問わせ給ひ、のたまはするに、久うなりぬれば、」 > 清少納言と中宮様の相互の動作だとはとれませんでした。  はい。  中宮様が一方的に「言っている」だけで、私(清少納言)と「会話した」(相互の動作)という表現ではありませんね。  が、あの時代、中宮のような超高貴な御方と自分のような下賤な者が「対等」に「会話した」というような表現は控えるべきだったと思います。  書かなくても分かる、というか。それをあえて書くと、自慢しているととられて叩かれましたから。  ただでも清少納言は、一部の女官からは「鼻っ柱の強い、自分の才能をひけらかすイヤな女だ」と思われていたらしく、紫式部は「紫式部日記」で彼女を中傷していたと思います(囲碁は自慢しているほど強くない、とか)。

その他の回答 (1)

  • SPS700
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回答No.1

 たしかに「のたまふ」には仰る、言うという意味がありますが、お喋りをする、お話しなさるなんて意味はないですよね?  おっしゃる=言う=お話しなさる、で問題はないと思います。「お喋りする」とはご質問の文にしかありません。

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