ソクラテスの自殺。(1/3)

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ソクラテスの自殺。

友人と自殺について話していました。
私としては自殺はありです。絶対に○○(駄目、よい、悪い、etc)というものは存在しない。という観念から。
しかし、自殺は悪い、というイメージの方が先にたちます。なぜなら大切な人たちに勝手に死んでほしくないから。つまり私にとって自殺とは絶対にいけない、というものではないけれど回避できるならした方がいいもの。くらいです。

自殺論が問題ではなく(それはgooでも前に何度か質問に出ていましてそれらは参考にさせていただきました)タイトルどおりソクラテスの自殺です。
彼は友人が助けに来たときにそれを断っていますよね。それは正しくない、と。
その主張もわかります。
でも、それでも助けたい、という気持ちもわかります。
(例えば家族がそういう状況に陥ったら、たとえ不名誉でも生を選んでほしい、と思うと思います。私は、ですが・・・)

さて、質問します。
ソクラテスの自殺は正しかったと思いますか?

投稿日時 - 2003-03-21 09:46:24

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QNo.503390

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回答(11件中 1~5件目)

ANo.11

>ここでは「悪法もまた悪である」という言葉は否定されていますね。その>考え方自体が誤りである、と見てもかまいませんか?
 
では、ソクラテスの、悪法も法なりと、悪を悪で返してはいけないという格言を認めて、考えてみましょう。
しかし、悪法もまた法なりとソクラテスがいうのは、法は正義ではないと、ソクラテス自身が言っているようなものです。
>>金の力も悪法(なぜなら取引だといえるから)
>そこには気づきませんでした。そうですよね。
>悪法には、悪法を、、、。
>しかしこれは「悪に悪で仕返ししてはいけない」という信念に外れるので>それはないだろう、と思います。

裏金は悪法であり、言ってしまえば、違法です(笑。
それは、ソクラテスの周囲(番兵など)、ソクラテスを被告とした周囲の判決によって、決められたことです。
このときソクラテスは、小さな悪法に従い、死刑判決を認めたのと同じように、逃げなければならない。
なぜなら、小さくとも、悪法もまた法です。
しかし、ソクラテスは、悪法を悪法では仕返さないと言っている。
だけれどもこの場合、悪法に悪法を重ねたと見れます。
悪法という法に従い続けた。それに違法でも、金の取引自体は、裏金とはいえ正法です。違法行為をしたのは、ソクラテスの友だちと、番兵ということになり、ソクラテスはあくまで、法に従っただけです。一回目はアテナイ市民として、二回目は、商品として。
だから、矛盾しません。
繰り返しますが、その両悪法は、ソクラテスが画策したものでなく、悪いソフィスト達と、ソクラテスを思う会(友人達)の行為であったので、ソクラテスの能動が叶ったわけではないのです。
>>ソクラテスの場合、悪法から、悪法で逃げるのは矛盾していません。
>もしお暇があるようでしたら、なぜ矛盾しないか、という点についてもう一度お答えいただけたら幸いです。これに対し私は「悪に悪で仕返しすることはよくない」という反論しかできません。それが無効になるようならば、決定は覆されるべきなので。
 
そして、ソクラテスは、悪法に悪法を重ねるという行為を、善い目的のために使うことができる状態にあったのです。(まるで、ソフィストの弁明ですね。申し訳ない。)
だから、ソクラテスの場合は、悪法から悪法で逃れることは、矛盾しないのです。
三点
・両悪法の判決は、ソクラテスが画策したものではない。
・悪法という法に、ソクラテスは従い続けたと見れる。
・その、のらりくらり行為を、善い目的のために使える。
 
>さて、悪法だから従わないとして、批難されようとも生き延びて活動を続けたほうがよかったのでしょうか?(脱獄したのでは市民からの批難は免れませんよね)
 
そうですね。スパルタなど別の都市国家に亡命して行ってでも、もしくは隠者になって、ソクラテスを名乗らずとも、やっていくべきだったと思います。なにせ、ソクラテスが活動するのはアテナイのためではなく、愚人のためだからです。それは、いたるところにいたのです。
また、彼の後継には、プラトンがいたので、公のことはプラトンに任せれたはずです。プラトンをソクラテスが教えることを、市民が避難するかどうかは分かりません。
プラトンは賢いのであり、アテナイの国益にかなっていたと見れます。そのプラトンを支えるのは、隠者となったソクラテスだからです。公には認められないでしょうが、巷には、ソクラテスに味方する噂、彼を見直す機会が流れると思います。
さらに、アテナイの市民の知性が上がるにつれ、公に、逃げたソクラテスへの非難は弱まります。烏合の衆ともいえる、志なきソフィスト達の結束は、民衆全体の知力上昇の前には、もろくも崩れ去ります。
市民としてのソクラテスの老後は、それほど心配ではないと、思われます。 
余談ですが、 
現代日本社会にも言えることでもあります。
民主国家の国益の源とは、国民全体が賢くなることに他なりません。
衆愚政治は不合理であり、国家として弱いのです。
現代、このようなアットランダムな場を起こす、インターネットの普及で、情報コントロール、世論操作が非常に効きにくいと思います。風よりも速く、噂は流れ行くでしょう。
国家のトップ達の少ない頭が、その速さについていけるわけがない。
ドサクサに、日本はまた武器を使おうとしています。
これが他国に使われることになれば、国民の知性はそこまでだったということであり、それが使われることなく、北朝鮮問題を国際的におさめることができれば、それだけ国民は賢かったとなります。
この速い速い世論の動きが、どういう行動を日本にもたらすのか。
 
>ソクラテスの弁明では「泣いたりすがったり、というのをやれば無罪を得られるだろうが、それはよくない」というようなことを言っていますので、自殺の話云々の前に、「回避できたかもしれない有罪判決を回避しなかった」という点も問題になってしかるべきかもしれません。何しろ、確定された死刑を前に逃亡ができる人ならば、回避できる死刑を同情をさそって回避していただろうと思うので)
 
同情は長続きしません。同情を買った時点で、ソクラテスの知者としての信頼は失墜しますし、なにより、何故、正しい方が謝らなきゃならないのか?
正しい者は、正しくない者の前では、毅然としておかなくてはいけない。
その姿勢が、彼の一貫性をあらわしていると思うのです。正しさを、証明するためにはその必要があった。すいませんなんて言ってしまったら、ソクラテスは正しくないと、彼自身が言うようなものです。
ソクラテスが冒険家でワイルドな遊び人なら、敵を欺き云々ができたでしょうが、。
 
判決がどうあるということが焦点ではなく、彼の一貫した目的、姿勢、善く生きることに適うかどうかという点で、ソクラテスの自殺は、悪者にどう巧みに導かれたにせよ、誤りだったといえます。ソクラテスは、悪に、自分を裏切ることなく勝てていたのを、負けたのです。だから、彼は、失敗したのだといえます。

投稿日時 - 2003-03-28 02:33:24

ANo.10

 私は「ソクラテスの自殺」はいわゆる自殺ではなく刑罰だと認識しています(事実認識の誤認があればごめんなさい)。
 私にとってこの問いは「悪法も法か」というものと同じ意味になります。これは自分が納得できない理由で捕まったのであれば脱獄してもよいかということですから、理屈としては、「悪法」の判断は主観であり「法」は客観ですから、主観的には正しいと思っても客観的には誤りの場合に「主観は客観に優先するか」という問題にすり替わることも可能ではないかと考えています。
 そうですね、ソクラテス自身が「悪法も法である」という信念の元に動いているのですから正しいと思いますけれど。つまり「客観は主観に優先する」という「主観」を持っている場合は正しいということですが。

投稿日時 - 2003-03-27 20:46:43

ANo.9

すいません、訂正です。
>悪を、善く使っているからです。
という部分、
>悪法から悪法で逃げるのは矛盾していません。
の次においてください。

投稿日時 - 2003-03-24 04:51:24

ANo.8

あなたの話は、筋が通っており、話がしやすい。ていねいでうれしいです。
>ただ、彼は自分の言動(悪いことをされたからと言って悪いことを仕返すのは悪い、など)と一致させるために逃亡はできない、というようなことをいいます。彼の中では生き延びること=悪く生きる、んではないかと思いますが、どうでしょう?

悪法に従うことは、悪いことだと考えられます。法を監視、よりよくするのが、民主国家の、市民の義務です。ソクラテスも、一市民です。
彼が生き延びることは、市民を賢くすることであり、市民を賢くするのは、民主国家では、国を善くし、法をよくすることに直結します。以下でも、同じ事を重複して説明していますが、ソクラテスが過ったとは、そういう理由からです。 

>善く生きるということは、自ら死を選ばない。
これは彼の信念ですか?それともayamatiさんの信念ですか?
 
私の抱く、ソクラテス像が、語るものです。私の想像のソクラテスと私が、出した、結論ともいえます。
善とは、悪を超えています。善は、悪よりも狡猾で、悪よりも賢く、悪よりも怒りに強く、エネルギッシュで、かつ俊敏的確なものとおもいます。よく善と悪は対立概念として使われますが、私の使うところは、悪は善に及ばない。そう考えて、見てください。善と悪は、対等ではない。

>もしソクラテスがそう思っていたのならば、確かに彼は信念に基づいて自殺したのだからそれは正しいとは言えなくなります。
そして、彼は「悪法もまた法なり」で知られる人物であり、悪法を許容するわけではないのでしょうが、その結果は受け入れるというような姿勢であったと思います。いくら彼や彼の知人に不正と映ろうと、法や大多数がが彼に死を命じたのなら受け入れる、という信念であったかもしれません。
 
彼は、自分より賢いものはギリシャにはいないと、思っていました。
彼が、一番の知者であったのです。ですから、法は法でも、判決を下すのは民衆であり、その民衆の中には、ソクラテスより賢いものはいなかった。
このとき、法は、ソクラテスの知恵よりも劣るものであったのであり、ソクラテスの弁明は、「悪法もまた法なり」というよりも、悪法は悪法、よりよい法を目指すべきと、あるべきだと思います。
なぜなら、民主国家(当時は奴隷がいましたが)の裁判は、事例というものに左右されるのであり、ソクラテスを死刑にしたなら、次、同じようなことが起きても、同じような判決を下さなければ、法の、国家における普遍性を損ないます。
ですから、なんとしても、ソクラテスは、この判決を認めていはいけなかったのです。悪法もまた法、だけれども、それをソクラテスの死刑判決によって、より堅固にしてしまってはいけなかったのです。悪法は、より善くならねばならないのであり、民主国家の場合、それが、民衆全体の知恵を上げることなのです。つまり、ソクラテスが普段からしていたことは、悪法をより善くすることになっていたのです。その当のソクラテスが、悪法をより堅固にすることにつながる行為を認め、受け入れたなら、普段からやってきたソクラテスの行いと矛盾します。ソクラテスの死刑は、民衆の知恵を停滞、ないし低下させるからです。
そういうわけで、ソクラテスの場合、悪法も法なり、だけれども、その悪法をまるまま受け入れるのは、ソクラテスの目的にそぐうものではなかった。
ほかの方法を思案すべきだった。
だけれども、彼は、悪法を、まるまま受け入れた。
だから、あれは、過ちだと、私はいいます。

悪を、善く使っているからです。
ソクラテスは、法を司る市民の一人として、悪法を救わなければならなかったのです。法の判断を受けるのも市民の義務なら、法を監視し、正しく行われるかどうかを吟味するのも市民の義務です。
ソクラテスは、判決を受けることで、その市民の、最たる知者としての義務を放棄したと見れます。
 
追記ですが、ソクラテスが逃げるとき、金持ちの友だちが味方してくれたと思いますが、金の力もまた悪法です。ソクラテスの場合、悪法から、悪法で逃げるのは矛盾していません。
それは取引であり、そこには小さくとも、法が成立しているとみれるのです。別に、番兵を殴り殺して逃げる方法だったわけではないのです。

投稿日時 - 2003-03-24 04:44:55

お礼

遅くなって申し訳ありませんでした。再びありがとうございます。

>悪法に従うことは、悪いことだと考えられます。法を監視、よりよくするのが、民主国家の、市民の義務です。ソクラテスも、一市民です。
なすべきことをなさなかったので、ということですね。確かに、許容してしまうことでその悪法を強固にしたのでは、「善い」とは言えませんね。特に彼はそれに気づいていたと思われるので。
ここでは「悪法もまた悪である」という言葉は否定されていますね。その考え方自体が誤りである、と見てもかまいませんか?
さて、悪法だから従わないとして、批難されようとも生き延びて活動を続けたほうがよかったのでしょうか?(脱獄したのでは市民からの批難は免れませんよね)
でも、それならば、最初から死刑になるような言動を謹んでおけばよかったのかもしれません。多分裁判でも自分を貫いたのでしょうが、生きて活動を続け、なおかつ批難も免れるためにはその方がよかった気がします。
(ソクラテスの弁明では「泣いたりすがったり、というのをやれば無罪を得られるだろうが、それはよくない」というようなことを言っていますので、自殺の話云々の前に、「回避できたかもしれない有罪判決を回避しなかった」という点も問題になってしかるべきかもしれません。何しろ、確定された死刑を前に逃亡ができる人ならば、回避できる死刑を同情をさそって回避していただろうと思うので)

>金の力も悪法(なぜなら取引だといえるから)
そこには気づきませんでした。そうですよね。
悪法には、悪法を、、、。
しかしこれは「悪に悪で仕返ししてはいけない」という信念に外れるのでそれはないだろう、と思います。
>ソクラテスの場合、悪法から、悪法で逃げるのは矛盾していません。
もしお暇があるようでしたら、なぜ矛盾しないか、という点についてもう一度お答えいただけたら幸いです。これに対し私は「悪に悪で仕返しすることはよくない」という反論しかできません。それが無効になるようならば、決定は覆されるべきなので。

投稿日時 - 2003-03-26 18:20:45

ANo.7

mmkyです。追伸まで
>本来の仕事が出来ていないではないかと、神様にえらい怒られたそうです。
これは、どこかからの引用ですか?それともmmkyさんの想像ですか?

返事:mmkyさんが感じるところということです。想像としてくださいね。

追伸まで

投稿日時 - 2003-03-23 23:20:36

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