サリチル酸銅の性質と中和点付近での色の変化について

このQ&Aのポイント
  • サリチル酸銅の溶液を調製し、中和点付近での色の変化について説明します。溶液中の銅(II)イオンは酸性条件では錯イオンとして存在し、中和点付近で中性化された後は水酸化銅として存在します。
  • 銅(II)イオンは水溶液中で錯イオンとして存在し、酸性条件ではサリチル酸と錯体を形成します。中和点付近では酸性から中性に変化し、錯イオンの構造が変化して水酸化銅となります。
  • この中和点付近での色の変化は、酸性の錯イオンが中和されて中性の水酸化銅へと変化することに起因します。最初は黄緑色から淡緑色へと変化し、過剰なNaOHを加えると淡青色になります。
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サリチル酸銅

0.2M-HClO4、0,6M-KClをそれぞれ10mlずつ、0,01M-サリチル酸水溶液を40ml、硫酸銅五水和物25mg入れた溶液に、1M-NaOHを滴下していきました。 このとき、滴定の中和点付近で溶液の色が黄色に近いような黄緑から淡緑色へと変化していきました。また、そのまま過剰に1M-NaOHを加えていくと、溶液の色が淡青色になって安定しました。 それで質問なのですが、最初に調製した溶液にはサリチル酸銅が含まれていると思われるのですが、そう考えると銅の錯イオンの話ですよね?? このイオンは銅(II)イオンだと思うのですが、だとすると中和点付近で「酸性→中性→アルカリ性」とpH変化に伴って色が変化していく中で、銅(II)イオンはどのような形で溶存しているのでしょうか?? また、その色と形の関係はどうなっているのでしょうか??

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noname#160321
noname#160321
回答No.1

サリチル酸のカルボキシル基は安息香酸(pKa=4.20)より強酸のpKa=2.98(近接作用のせいで解離し易いらしい)なので、これが解離して銅に配位します。 Cu(HSal)2は淡青色、二核のCu2(HSal)4は濃緑色であることが知られています。 多分これですね。

Fragarach
質問者

補足

ということは、最初はCu2(HSal)4で、さらに過剰の水酸化ナトリウム水溶液を加えるとCu(HSal)2になるということなのでしょうか??だとすると、二つの銅イオンに四つのサリチル酸が配位する構造はどうなるのでしょうか?? それと、他にも調べていて出てきたのですが、Na2[Cu(Sal)2]という化合物があるらしいのですが、今回はそのような物質は生成していないんですかね?? あと、Cu(HSal)2の真ん中のHはどういうことなのでしょうか??

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