• ベストアンサー

哲学の未来

日比野 暉彦(@bragelonne)の回答

回答No.5

 《愛》は 存在関係であり そこにおけるおのおの《わたし》の意志行為であり 社会的に 自治・経営・共同自治(政治)であると ふつうに 捉えられ そのように実践されているという人びとの生活態度 これが 基調になっているでしょう。  生活態度が 思想です。  哲学は 思想が 具体形態であるところを あらゆる可能性を考慮に入れて おぎなっていく仕事に従事します。  キリストのキの字も ブッダのブの音も 言わない・聞かない時代になりますでしょうか。どうでしょうか。  むろん 廃れるという意味ではありません。主観内面に つごうよく おさめられるという意味です。宗教は要らないという意味です。  (ブのほうに関しましては わたし個人は 眉に唾をつけて捉えております。どうも 勿体ぶって言っているだけであるか それとも――その勿体ぶった振りを剥がせば―― ふつうの経験思想であるのみだとも 考えられますから。  後者のばあいには デカルト以降の哲学思想と 並ぶという意味です。たぶん――その後光を取り外せば―― 哲学の歴史のなかに 埋没してしまうでしょう。  ぎゃくに 前者のばあいでも 勿体ぶっていない信仰としましては 見るべきものは 親鸞のみだと考えます)。

noname#88701
質問者

お礼

ありがとうございます。 非常に興味深くお読みさせていただきました。 他の方々とはまた違ったご意見なので、少し驚きを感じています。 愛に基ずいた生活態度が思想である、ということですが ふと私が思ったのは未開の地の人々が、自然の中で和やかに、協力しあって生活していることでした。 もちろん彼らにも宗教的なことがあるみたいですが どちらかといえばアニミズム的なものであり、心を強く縛りつけるものではないようにも思えます。 原始的とも思える人間の生活の中に、一番大事なことがあるかもしれないのです。 やっぱり愛ですか。 これはもう宗教や哲学以前の、なんというか人間の人間らしさですかね 未来になっても変わらない人間らしさなのかもしれませんね。 親鸞さんのことですが 私が以上の事と結びつけて思いだすことがあります。 22か23の頃でしたが西本願寺に行ったことがありました。 少し仏教にかぶれていて、だいぶ頭の中が混乱していましたが 本堂の広い座敷に座って、親鸞さんをじっと拝んでいると不思議に涙がでてきたのです。 そして、しばらく時間を過ごした後、表の廊下にでてきたのですが その時の、暗い本堂から見えた光景は印象に残るものでした。 明るい日差しの中で、沢山の人が本当に和やかな感じで座って話しをしていました。 何の変哲もない眺めには違いないのですが、その明るさや穏やかさが心に強くせまる感じがしたのです(うまく表現できないですが) まあ、感じやすい年頃の一件だったとは思いますが 愛に基ずく生活、といわれてみると あんな感じだったのかなとも思ってしまいます。 他力の教えとかまだ知りませんでしたが、目の前で何か救われるような眺めを見せていただいたようにも思えます。 人間の基本的なことは未来になっても失われない、というか基本的なことに立ち返ってゆくということでしょうか 愛という基本に宗教も哲学もつつまれてゆくのでしょうか 私には分かりませんが 愛のある生活の光景は確かに美しいように思えます。

関連するQ&A

  • 【哲学・未来とは?】想像できる世界は未来ではない。

    【哲学・未来とは?】想像できる世界は未来ではない。この考えどう思いますか?

  • 【哲学的宗教】人は過去だけでなく未来からも逃れられ

    【哲学的宗教】人は過去だけでなく未来からも逃れられない。 自殺したら未来からは逃れられるのでは?

  • 2006年現在最先端の哲学

    2006年現在、主流・最先端の哲学者、思想などについて教えてください。最先端の哲学について学べるおすすめの本もお願いします。 (1)死について (2)宇宙について (3)哲学者について

  • 【哲学】時間は過去で空間は未来ですか?それとも時間

    【哲学】時間は過去で空間は未来ですか?それとも時間が未来で空間が過去ですか?

  • 虚数は哲学で言う神みたいなものですか

    実際には存在しないが想定すると便利なものという意味で 数学で使う虚数は、哲学で言う神みたいなものですか。

  • 未来は変えられない、を哲学的・物理学的に言い表す

    ”素粒子まで見ると世界は数えるほどの物理法則で成り立っているため、未来は変えることはできないはずです。 理想的に無限の計算速度と無限の並列計算ができるコンピュータを仮定すれば未来は予測可能です。 生まれる遠く前から私たちの行動は決まっています。 確率もマクロな現れ方でしかありません。ミクロでは物理法則が成り立っています。” こういう考え方って一言でどういう言葉で言い表しますか? また短い文章で用語を使いつつ説明してください。 エネルギー最小の原理、エントロピー増大の法則 で言い表せるでしょうか? 哲学的には唯物論、虚無主義とかでしょうか? 関連する用語を思い出したい、また知りたいだけです。

  • 未来は、存在していると証明できますか

    マクタガートのA系列(過去・現在・未来)の三様相のうち、特に、未来という時間概念を論理的に探究する前に、そもそも未来は、存在していると証明できているのでしょうか?と思ってしまいます。僕たちが日常生活している現在とは断絶していて、決して現在の側からはその中に飛び込めない未来という「あの世」のような概念は、語り得ない、記述し得ない、親近感のない、超体験であるがゆえに、つかみどころがないように思うのです。未来という想定の確かさについて、教えてください。

  • 学問の頂点に位置する哲学の役割

    私は大学の物理学の教授から 『学問の頂点に立つのは哲学だ。哲学の発展なくして自然科学、物理学は現在に存在し得ない。』 と教わってきました。 私もアリストテレスの時代のエーテルや4元素説から、ロックの経験主義、ルソーの啓蒙思想などを経て、哲学の発展と共に自然科学が発展していたものと思っています。 もちろん時代を間違えた有能な科学者が日の目を見ることなく没することも多々ありましたが… 常に時代や科学の指針付けを行ってきたのが哲学だと考えています。 そして現在、自然科学では生命倫理、特許権争い、捏造、従来の定義での問題性(例えば心理学は科学か否か)など様々な問題が起きています。 今一度、哲学が自然科学の指針を導く重要な転機だと思います。 そこで 現代における哲学の自然科学における役割とはなんですか? また現代科学の問題点にメスを入れるようなことは現在していますか?

  • 哲学の

    哲学の本が欲しいのですが、たくさん種類がある本屋をご存知ですか?神奈川、東京でお願いします。具体的に言うと、ハイデッカーのものが欲しいのですが、近くの有隣堂には、存在と時間しかありませんでした。彼の全集というかもっと詳しいものが欲しいのです。お願いします。

  • 【哲学・宗教・歴史】未来は過去にあるって本当ですか

    【哲学・宗教・歴史】未来は過去にあるって本当ですか?