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HPLCでのグラジエント

HPLCで精製を行う場合、イソクラティックで行う場合とグラジエントで行う場合がありますが、グラジエントを行う意味が良くわかりません。イソクラティックで行うよりも分離が良くなったりするのでしょうか? またその場合はイソクラテッィクとなにが違うのでしょうか?

  • 化学
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  • ベストアンサー
  • c80s3xxx
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回答No.3

液クロの教科書を読んだんでしょうか? ちゃんと書いてあるはずですが. 3つの成分 A,B,C を分離したいとします.ただし,A と B は使用するカラムに対して比較的保持力が弱く,Cは強いとします. A と B を分けるには,溶離力の弱い溶離液が必要です.しかしこの溶離液ではCを溶出するのに膨大な時間がかかります.Cの溶離をある程度早められるような強い溶離液では,A と B が分離しないままに,溶出されてしまいます. こういう場合,グラジエントの出番になるわけです.

その他の回答 (2)

  • Bubuca
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回答No.2

こんばんは クロマトは多成分混合のものを分離するのが目的ですから、どうすれば短時間に効率良く、精度良く分離出来るかを工夫することが大切です。 イソクラティックで分離をすると後半のピークがブロードになったり、分離が悪くなったり、分析時間が長くなってしまったりすることがあります。 最悪の場合には成分が溶出してこないこともあります。 こういうときにグラディエント法を採用すると、短時間でシャープな分離を得ることができます。 グラディエントには時間を決めて溶離液を切り替えるステップグラディエントと徐々に組成を変化させるリニアグラディエントがあります。 どのようなグラディエントにするかはカラムや分離する物質の性質によって変わりますし、どのような分離をしたいかによっても変わります。 グラディエントを使わないですめば面倒がなくていいのですが、グラディエントを採用しないとダメな場合も多いでしょうね。

  • elpkc
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回答No.1

移動相の組成比を変える必要が有るか無いかで、 グラジエントかアイソクラティックということになります。 その精製を行うのに、途中で組成比を変える必要が無ければ、 アイソクラティックで行えばいいですし、 変える必要があれば、グラジエントとなります。

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