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輪廻転生という死後概念について

六道や輪廻転生に興味をもちました。 なので、仏教では死後、転生するまでに何があるのかが物語もしくは解説でもよいですが、わかる書籍はないでしょうか? (例:三途の川を渡ったり、裁判・判決を受けたり…といった) 宗派にこだわりはないですが、なるべく根源的なところが知りたいです。仏教思想概念、輪廻転生の概念・流れがわかる入門者向けのものといったらよいでしょうか。 おすすめがある方、ご存知の方はぜひ教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • les-min
  • ベストアンサー率41% (269/644)
回答No.1

こんばんは。。  自分もまだまだ勉強中なのですけど、お邪魔します。  仏教と輪廻転生というのは、案外とデリケート(?)な問題になりますね。同じ仏教内や研究者の中でも捉え方・考え方がまちまちなので。  それと、アプローチの仕方、切り口も多方面から可能で、「根源的」というと仏教だけでなくインドの古典から、という話になります。  輪廻転生は仏教オリジナルの思想ではなく、インドのたいていの思想は輪廻転生を前提にしていて、その発祥は仏教よりも古く、お釈迦様が教えを説かれた頃は、輪廻転生する世界観がある種「当たり前」だったようです。  「デリケート」と書いたのは、仏教も輪廻転生を「前提」としているか否かという点からして、見解が割れてしまうからです。  仏教は、他のインド宗教と同様に、輪廻からの解脱を説くわけですので、一見輪廻を前提にしているようでいて、他方「無我」を説き、輪廻する世界を仮想仮設の、ある種バーチャルなものと捉える見方が極めて濃厚にあります。  一般の信仰においては、仏教は伝播した国の宗教と容易に習合するという側面があって、話しがさらにややこしくなっていきます。  そのあたりも含め、三途の川の話しや、死後四十九日の審判、地獄の様相などは、「源信」「往生要集」「十王」「十三仏」などで検索いただくと、取り付く島があるかな、と思います。  表面的な話しばかりですみませんが。では。

nirbattt4
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 古典仏教(という言い方があるかどうかはわかりませんが、)の簡単なものには目を通しました。今後は、国と慣習を絞って輪廻の概念、死後感にあたってみたいと思います。ありがとうございます。

その他の回答 (4)

  • magga
  • ベストアンサー率15% (56/359)
回答No.5

スマナサーラ長老の本はオススメですよ。

参考URL:
http://www.j-theravada.net/
nirbattt4
質問者

お礼

養老武氏なんかと対談されている方ですね。名前は知っておりましたが、読んだことはありません。読んでみます。 回答ありがとうございました。

  • bjazz
  • ベストアンサー率33% (12/36)
回答No.4

 輪廻転生に関心を持たれたのなら、違う角度で、以下のキーワードを探られる方向をお勧めします。  「十界」「八識」「唯識」「分別と無分別」「無分別智」 輪廻転生の違った角度が見えてくると思います。

nirbattt4
質問者

お礼

少し本を読んだのですが、自分は根本的に「輪廻転生」の概念について思い違いがあるようです。教えていただいたキーワードを基に勉強し直してみます。 回答、ありがとうございます。

noname#155689
noname#155689
回答No.3

> 入門者向けのもの 私のおススメは ■ちくま文庫「世界がわかる宗教社会学入門」橋爪大三郎(著) です。 仏教に特化した本ではありませんし、輪廻の解説はほんの数ページです。 しかも > 仏教では死後、転生するまでに何があるのか といったことに応える本では全くありません。 この本で書いてあることは、例えばこんなことです。 ●輪廻崇拝を信じるなら祖先崇拝はありえない。  それは仏教ではなく道教のやり方。 ●輪廻思想の起源は、アーリア民族のインド征服にあると考えられている。 ●古代インドの輪廻思想には、生命循環のサイクルが早い  熱帯の自然環境が反映されている。 ●輪廻に対するアンチテーゼとして仏教は生まれた。 ●輪廻に死後概念の話がついてしまうのは、日本固有のスタイル。 もし、琴線に触れそうな話題があったら、試しに読んでみて下さい。 仏教もキリスト教も、基本的には死後の世界はない、というと 話が大雑把というか、その後たくさんの宗派が生まれ たくさんの解釈が出てきたゆえ、一概にはいえないのですが ともあれ、日本人の発想とはかなり違うものですよね。

nirbattt4
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 実は、ご紹介いただいた本は既に読んだことがあります。入門として非常に面白かったです。文化的、風土的背景を宗教の関係が明確なため理解を早めてくれますし。ただ、インド仏教・インド哲学には触れていないのでこの本では疑問の解決ができませんでした。

  • nacam
  • ベストアンサー率36% (1238/3398)
回答No.2

輪廻転生の考え方は、仏教においても、宗派ごとに取り入れられていたりとりいれられていなかったりしています。 特に、阿弥陀信仰系の仏教(浄土宗や浄土真宗、日蓮系など)の死後の世界観は、キリスト教やイスラム教のような天国(極楽)と地獄の死後を想定しています。 また、密法系にしろ禅宗系にしろ、輪廻転生の考え方というよりも、「霊(魂)は永遠である」といった立場をとります。 つまり、大乗仏教においては、基本的に輪廻転生の考え方を持っている宗派は存在していません。 そのため、日本国内において、輪廻転生の事について書かれている資料は、多くありません。 しかし、上座仏教や仏教の元になったバラモン教やヒンズー教においては、輪廻転生の考え方が今も生きています。 また、イスラム教のドルーズ派(シーア派の一派)、キリスト教のカタリ派(末期カタリ派)においても、輪廻転生の考え方を持っています。 資料としましては、カタリ派の輪廻転生を扱ったものは、いがいと見つけ安いかと思われます。 基本的に輪廻転生の考え方は、現世を地獄と考え、「現世で功徳を積まないと、より悪い転生が行われる」というもので、最終的な目的は、輪廻転生の輪から抜け出して転生しなくなる事(解脱)です。 そのため、殺生を行わず蓄財を嫌い、肉体的欲望(性行為)を抑えるなど、清貧を求めます。 そのため、輪廻転生を考える宗派において聖職者たちは、肉食の否定、妻帯の禁止、暴力行為の禁止が求められます。 カタリ派においては、完全者(仏教での出家者)は、一人での行動は許されず、必ず二人以上で行動し、互いを監視・注意しあい、欲望を抑えたそうです。 また、完全者は、殺生禁止のためカタリ派を壊滅させようとするアルビジュア十字軍に対しても、一切の武力的抵抗は行わなかったそうです。

nirbattt4
質問者

お礼

回答ありがとうございます あくまで、インド哲学を出発点とする仏教的な考え方で考えてみたいと思っています。 自分の中で体系化できていないのが、一番の問題なのかもしれません。原点からでなく、まずは日本仏教の死生観から遡って学ぶべきでしょうか。

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