• ベストアンサー

市場原理について

経済学の授業をとっているのですが、「市場原理」がいまいちよくわかりません。また、経済政策をする上でこの原理を導入することは必ずしも良いことではないのでしょうか?どうぞよろしくお願いします。

  • ham23
  • お礼率100% (2/2)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • tkasi
  • ベストアンサー率100% (2/2)
回答No.2

市場原理というのは、 「価格を調整機構(手段)として、  需要と供給を一致させる仕組み」 のことです。 分かりやすく言うと、「効率化」です。 例えば、 電気製品が売れ残ったら(超過供給) 供給量を減らし(又は値段を下げて需要を増やす)、 逆に品不足なら(超過需要) 生産量を増やします(又は値段を上げて需要を増やす)。 要は、 多すぎるなら減らし、 少なすぎるなら増やす、 という考え方です。 経済政策に関する問題点は、 No1さんのように、 ここからくるんだと思います。 例えば、農業の売上が不振で、 農業に従事している人の数が 売上に対し多すぎるとします。 逆にIT業界では空前の大ブームで、 働いても働いても人手が足りないとします。 その場合、市場原理に従うと、 多すぎる農業の人を、 少ないIT業界へ移せば、 過不足の問題は見事解決することになります。 しかし、人数の問題は解決しても、 それで仕事が成り立つわけではありません。 今まで農業にがんばってきた人が、 いきなりITで活躍できるわけがありません。 この考え方を極端にしてしまうと、 農業が全然国の産業として機能していないなら、 もう農業なんか潰してしまえ、 農業は他国に任せよう、 となってしまいます。 もちろん効率化の観点では そのほうが大きなコストダウンになりますが、 製品供給能力が不安定になり、 弱者はよりつらい生活を送ることになります。 もともと経済政策に代表されるような政府の介入は、 資本主義(≒市場原理)の歪みを是正するためなので、 あまり効率化を重視するのは 本来の目的上、よくないと思います。 しかし、政策を行なうには 人件費などのお金が必要ですから、 ある程度は効率化を図らないと いけないのも事実ですけどね。

ham23
質問者

お礼

市場原理から丁寧に説明していただきありがとうございました。経済学は数字の上での勉強だと思っていましたが、人の生活と密接しているんですね。

その他の回答 (1)

  • taked4700
  • ベストアンサー率37% (777/2050)
回答No.1

多分、今の状況において、「市場原理」の導入が良いか悪かと言うことですよね。 一般的な市場原理の意味はお分かりですよね。 現実の社会は、経済原則だけで動くのではなく、政治、人々の欲などが絡み合って動くわけです。 まず、国や企業によって、園もつ力、基礎体力がまったく異なるわけです。 また、人々が、職業を変えるのも、簡単にはいきません。数十年やってきたものを、見込みがないからといって、急に変えろというのは、できないことです。 つまり、一般的な市場原理は、その参加者が、平等で均一な力、基礎体力とでも言いましょうか、を持っていると仮定しているの対し、実際は、他の要因があり、市場原理に支えらた自由貿易が、富む国をより富ませ、貧しい国をより貧しくする傾向が出てきてしまっているということでしょう。

ham23
質問者

お礼

簡潔に説明していただいてき分かりやすかったです。ありがとうございました。

関連するQ&A

  • 市場原理主義的政策とは具体的にどういう政策のことをいうのですか?

    最近ここ数年の市場原理的な政策が地方の疲弊や貧困層を増大させた と新聞にのってることをみかけますが、市場原理主義的政策とは具体的にどういう政策の事をいうのですか? ネットで調べてもあまり理解できません。どなたか宜しくお願いします。

  • 市場原理とは?

      市場原理とはどのような原理なのですか??

  • 市場原理主義&グローバリズムから昔の政策に戻るのか

    マスコミの報道では、市場原理主義&新自由主義&小さな政府主義&グローバリズムが破綻したので、市場原理主義&新自由主義&小さな政府主義&グローバリズムを廃止して、昔のケインズ主義&政府による市場な管理規制主義&政府による財政投資主義&国産優先(地産地消)主義に戻ると言われてますが、どの時代の政策が廃止されてどの時代に戻るのですか。 市場原理主義&新自由主義&小さな政府主義&グローバリズムはイギリスでもアメリカでも日本でも世界でも、民衆(富裕層や大企業以外の庶民という意味)には害しかもたらさなかったということですか、それとも少しは成果があったけど害のほうがはるかに大きかったということですか。去年になるまで弊害をだれも気がつかなかったということですか。 昔の政策に戻るとしたら、サッチャー首相、レーガン大統領、中曽根首相時代以後の政策が廃止されてそれ以前の政策に戻るのですか。もしそうならサッチャー首相就任以後の約30年のイギリス、アメリカ、日本、市場原理主義の影響を受けた各国の政策は全て無駄や害でしかなかったことになるけど、世界各国が高い代償を払った失敗経験だったということですか。 まあ、失敗だったとしても昔の政策に戻ることで、世界の経済が発展し、民衆の生活や福祉が向上するならそれでいいのですが、今の世界の経済や経済から派生する問題は、昔の政策に戻れば全部(それとも大部分)解決して、民衆の生活や福祉が向上して、戦争や武力紛争、各国の利権争いの紛争が解決しますか。

  • 外人さんにも入ってきてもらって、しばらく市場原理優先しかないのではないですか?

    市場原理主義か、それともそれ以外の価値観か、という話で、私はどうも勘で、市場原理主義者の方が今のところ力が強いように思えてなりません。 一応まだ最強国のアメリカが市場原理主義であり、グローバル経済というのは市場原理の話なので当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが。 また、力の強弱は思想の良し悪しとは別次元の話ですが、とにかく市場原理はまだどんどん強まっていくんじゃないの、という気がします。 なので、日本はやはり規制緩和とか金融を強化する、金融機関や会社の経営に外人さんがどんどん入ってきても良い、そして金融、経済、経営などを、教育にももっと取り入れてみる、そういうことをやって、とにかくお金回りをよくしよう、グローバル経済にとりあえずどんどん乗ってみよう、ということをやって、とにかくお金回りを良くするしかないんじゃないか、という気がします。 そして、お金持ちが一定の水準まで増えたところで累進税を強化するとか、ファンドの運用で増えるお金をどんどん社会保障に当てるとか、ビジネスに強くなった日本人を地方にも派遣するとか、そうすれば結局富の再分配のようなこともできて、最終的には民主党、社民党的価値観にも沿うような方向性にできるのではないかと思うのですがどうなんでしょうか? 自民党とか、日本にいる外資系の人とかも、本当はずーっとそういう考え方でやってるんですかね?

  • 市場原理主義!?

    小泉内閣(小泉純一郎・竹中平蔵)は、規制緩和・自由化を推し進めました。 新自由主義・市場原理主義、つまり、市場に全てをゆだねた結果、そのリスクを負ったのは、一番下の者ではないでしょうか? その象徴が、ワーキングプアでしょう。 市場にだけ全てをゆだねるという考えは、最終的には破綻するのではないでしょうか? 様々なリスクを下々の者に負わすのではなく、リスクを社会全体で共有する政策も必要なのではないでしょうか? 儲けている企業があっても、その下で働く者たちには大して還元されていないように感じます。 大企業は利益ばかりを優先し、グローバル社会で生き残るには賃金を切り下げるしかないといいますが、 ネットカフェで寝泊りしているようじゃ、誰のための改革だったのでしょう? セイフティネットの政策が必要なのではないでしょうか?

  • すべては市場原理に任せればうまくいく

    かつて市場原理主義者竹中平蔵はそう言ってのけました。 そうです。このコロナ禍だってすべてを市場原理に 任せればいいんです。ダメな企業は淘汰すればいい。 まともな会社は数年分耐えられるだけの内部留保を持っています。 休業補償など以ての外。すべてを市場原理に任せれば うまくいきますよね。

  • すべてを市場原理に任せたらいい

    グダグダ言うてるけど、こんなん全部 市場原理に任せたらいいんですよ。 だって本当に優れてる施設は クラウドファンディングでいくらでも お金集まってるでしょう。そうで ないものは市場原理で淘汰されたらいいんですよ。 間違ってますか。 https://dot.asahi.com/wa/2020052700010.html

  • 市場原理化 推進と反対、社会保障の充実 推進と反対

    多くの先進国において社会の資源分配における市場原理化に7割8割の人々が賛成しています。しかし日本では賛成の人は4割ほどに留まり、反対の人が多数派です。 また同時にこれに対を成すような質問として貧しい人への再分配の強化について同じように先進国では7割8割の人々が賛成しています。一方日本では再分配政策に7割人が反対しており自己責任を重視しています。 「市場原理の推進と共にそのフォローとしての再分配としての社会保障を充実させる」という話は非常に分かりやすいです。 しかし日本では「市場原理はあまり推進したくない、同時に社会保障などの再分配政策も推進したくない」というのが多数派の考えです。これってどのような経済政策を推進するとこの多数派の要望に答える政治となるのでしょうか?

  • 全ては市場原理に任せればうまくいく

    個人の金融資産が2000兆円を超えたそうです。 そりゃそうですよ。市場原理だと声高に叫んだら、 お金の使い方だって市場原理になりますよ。 昼飯だって握り飯をラップで包めばいい。 そうやって皆が皆QCDを追求するんです。 お金貯まりますよ。 もちろんいつかはお迎えは来るわけで、残しても 仕方ないし、ご利用は計画的にという話になるんですが。 そんな都合よくクラファンで寄付してくれという 話にはならないでしょうね。アメリカと違い宗教観も 違いますから。でも世界的には市場原理で消費意欲は旺盛で、 物価高・賃金高の良い循環が続いています。結局は北風と 太陽という話になるんでしょうか。 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB201JA0Q1A221C2000000/

  • メディアと市場原理の関係について

    大学の講義でマスメディアについて学習しているのですが、メディアと市場原理について関係がいまいち理解できません。 市場原理とは、需要と供給を統一するという市場というようなことを習ったのですが、それがメディアとどのように関係するのか・・・ 理解できません。 ですので、詳しく教えていただけたら幸いです。 よろしくお願いいたします。