締切済み

４ＷＤスポーツについて

2001/08/24 02:57

noname#12265の回答

noname#12265

2001/08/25 02:43 回答No.6

　スポーツカーとはどの様な定義なのか判りませんが、とりあえず速いクルマとしますと・・・・御希望の車型は、国産では３種類しかない事になってしまいます。　特定メーカーや車型に思い入れ、或いはメーカーに対するマイナスイメージ等が無いのでしたら、ランエボはお勧めです。あの性能であの値段は、世界一『買い』であると言えるでしょう（ワタシはクルマの研究で食ってる者なので専門家としましたが、ミツビシの者ではありません。念の為）。勿論ライバルたるインプレッサWRXも大変魅力的（ワタシ個人は、インプレッサのハンドリングの方が優れていると思います）ですが、如何せん、あの値段の差の価値があるかどぅか・・・・これは個人の価値観の問題ですね。　インプレッサとしますと、あの妙チクリンなSTiワゴンもとてもステキですね。あんなワゴンは世界中にアレしかないので、多少高くても、あれならワタシはナットクしてしまいます。　　一方、GT-Rはナニからナニまでスーパーで、ランエボやインプレッサの様に安い大衆車のサスを流用する様なコストダウンもしていません。　自動車エンジニアの端くれであるワタシでも参ってしまう高度なメカニズムはとてもステキですが、どんなによくてもフツーの財力ではなかなか買えないところが最大にして最悪の欠点、とゆぅところでしょうか。　さて、このままでは当たり前の回答となってしまうので、ここでちょっと変化球。 >薦めの４ＷＤスポーツはなんですか？　財力、ディーラー網などを無視するとしたら・・・・他のスーパー４WDでお勧めはランチア・インテグラーレ（デルタHFの最終型）ぐらいしか思いつきません。　これはご存知の様に日本のメーカーがWRCでどぅしても勝てなかった相手で、その典型的イタリアンなドライビングポジションから吼える過給器の音、ポルシェに匹敵する最高速、更にはあの笑いが止まらない（？）ハンドリングまで、外観はタダの２BOXでありながら中身はほとんどの日本車に欠落した粗暴でスーパースポーツ！な魅力に溢れています（イタ車はやはり根本が違います。それは、いぃ/悪いなどと冷静に判断出来るモノではありません）。　あれでマグネティ・マレリー社製の電装品が壊れなければ、一生モノとしての魅力がある様に思いますが・・・・。　尚、最後に。　欲しいクルマがあれば、そして財力が伴えば、何でも買ってしまってヨイと思います。ウデなど関係ありません。　例えば「インプレッサは運転が難しい」とゆぅウワサがありますが・・・・呑竜工場（←スバルの開発部隊の本拠地）の連中の名誉の為にも付け加えますが、ワタシが知る限り、フェラーリやポルシェの様に、特殊な技量が要求される真の意味での硬派なスポーツカーなど日本には存在しません（最近のポルシェはかなりナンパですが）。STiでも、あの非常識なまでのダンパのフリクションさえガマン出来れば、ムスメさんの買物クルマとして十分役に立ちますし、４WDシステムや強力なブレーキなどは逆に安全でさえあります。　これは日本の超速マシンがだらしない、とゆぅ事ではなく、誰もが乗って楽しめるスーパーカーを作ってしまうところが日本のメーカーのすごいところなワケです。　超速のクルマには「シロートが手を出せない」とゆぅ妙な？カリスマ性を当てはめてしまいがちですが、２０年前ならいざ知らず、現在の国内メーカーはそこら中で事故が起きてしまう様なクルマを平気で売るほどバカでも儲け主義でもありません。　勿論、絶対スピードが高い以上、限界での運転はそれなりに難しいのも事実ですが、スピードを出しすぎたら事故るのはどんなクルマも一緒ですし、そもそもそこでマトモにコントロールするウデのないヒトにとっては、どんなクルマでも難しい事には変わりがありません。　某峠では、RX-7とGT-Rの事故件数が異常に高い、とゆぅウワサがあります。しかしこれはクルマの運転が難しくキケンだから、ではなく、その手のクルマのオーナーは安易に限界走行にトライしてしまうだけで、ずっと性能の低いクルマでも同様に限界走行をし、結果クラッシュするでしょう。　彼らがクラッシュした挙句、「やっぱり４WDは難しいや～」などと言うのは、我々エンジニアにとっては非常に心外です。　そのクルマが難しいかどぅかは、クルマ自身の特性ばかりでなく使う側の意識の問題が大きく係わってきます。　自制心を働かせ限界内で走っている限り、ランエボやインプレッサ、或いはGT-Rほど安全なクルマはありません。　よって、ウデの事など気にされなくても全くオッケーです。思い切って欲しいクルマをお買いになり、そして御自身の限界内で思いっきり楽しみましょう。　　