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何故国はお金を刷る際に国債を使うのか

fujic-1990の回答

  • fujic-1990
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回答No.3

 国債を担保に紙幣を発行しているので、信用創造の1局面と言えなくもないなとは思いますが、  本来「信用創造」というのは、「預金・貸付の繰り返しによって、銀行機構全体として預金の何倍かの貸付を行うこと」(広辞苑)です。つまり、「自由にお金を刷ることができる」という意味ではありません。 > 何故そういう仕組みにしたのでしょうか?  政府に「自由にお金を刷ることができる」と思わせないためです。政府が自由にお金を刷ることを認めると、政府は自由・無制限にお金を刷り始めます。  すると、インフレになります。インフレになると他国からの信用も失います。ジンバブエドルのようなことになって国家失格と認定されてしまい、相手をしてもらえず貿易などにも差し支えます。  政府・官僚をして、将来国民から集められる税金を遣って返さなければならない「借金だ」ということを明確に意識させることで、将来国民から集められる額内に発行量が制限されます。結果、インフレが抑制されるのです。 > 借金という体にしなくても、お金を作れるならばそのままそれを公共事業に当てる > こともできるはずですよね?  できる、できない、で言えば「できます」。しかし、「やっていいかどうか」は別問題です。  人は毒殺できます。しかし、それは「してはならないこと」です。  無制限に印刷すれば、ハイパーインフレになって「100兆円紙幣」などというものを作らないとパン1切れも買えないようになります。そんな社会にしていいのか、という話になります。  なぜハイパーインフレになるかというと、「風が吹けば桶屋が儲かる」式の長い無駄話になりますので自分で考え出せないようなら別に質問して下さい。

situmon860
質問者

補足

>>本来「信用創造」というのは、「預金・貸付の繰り返しによって、銀行機構全体として預金の何倍かの貸付を行うこと」(広辞苑)です。つまり、「自由にお金を刷ることができる」という意味ではありません。 申し訳ありません、勘違いして覚えていたようです。 >> 政府に「自由にお金を刷ることができる」と思わせないためです。政府が自由にお金を刷ることを認めると、政府は自由・無制限にお金を刷り始めます。 「思わせないため」というのは比喩的な言葉であり、正確には「自由に刷ることを戒めるためあるいはルール上やりずらくするため」と解釈しました(子供じゃあるまいし政府を騙すみたいなことができるはずがありません) >>インフレになると他国からの信用も失います。ジンバブエドルのようなことになって国家失格と認定されてしまい、相手をしてもらえず貿易などにも差し支えます 増税などのインフレ対策をすればいいのでは? >>人は毒殺できます。しかし、それは「してはならないこと」です。 こちらも例えさせて頂きますが、脱水症状の人に対し、「水中毒になるから水を飲ませてはダメだ」。飢餓状態の国に対して「フードロスになるから食べ物を渡してはいけない」と言っているように思えます。 何故世の中のお金の量が少ない状況で「お金が溢れたら大変だ!」という必要があるのでしょうか? 溢れたらインフレ対策をすればいいだけですし… >>無制限に印刷すれば、ハイパーインフレになって「100兆円紙幣」などというものを作らないとパン1切れも買えないようになります。そんな社会にしていいのか、という話になります。 インフレ対策をすればいいのでは? つまり何故国の借金という体にしてお金を作らないといけないかというと、「お金を作りすぎないように政府を戒めるため」ということですね。 しかし基本的な経済の仕組みを知っていれば別に必要ないことのように思えるのですが… まるで回答者はインフレ対策は不可能であると言っているように思えます。 インフレ状態になったら増税するだけのことが何故不可能と言えるのでしょうか。

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