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結晶性高分子の熱分析について

素人質問で申し訳ないのですが、結晶性高分子をDSCで分析したらガラス転移後に吸熱ピークが2つあるサーモグラムが得られました。 より高温側にあるピークが融点であるということは分かっているのですが、低音側が何者なのかわかりません。 仮に融点が2つとして、なぜ融点が2つ現れるのでしょうか? 冷結晶化かと思いましたが、発熱ピークが得られたわけではないので違うと考えています。 なぜそう考えられるのかも合わせてご教授いただけると助かります。 よろしくお願いします。

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回答No.1

エンタルピー緩和あるいはphysical agingと呼ばれる現象を測定したのではありませんか?

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