• 締切済み

正準方程式の導出?

解析力学で最小作用の原理から正準方程式を導く際、pi=∂L(qi,dotqi)/∂dotqi-(1)を逆に解いてdotqi=dotqi(qi,pi)としてラグランジアンの作用の変分をとると思いますが、δpiとδqiが独立であるのは何故ですか?(1)の関係式があったとしたら、δdotqi自体がδqiに依存して決まるので、それに付随してδpiも決まってしまいδpiとδqiは独立にならないと思います。

みんなの回答

  • ddtddtddt
  • ベストアンサー率56% (175/312)
回答No.1

 dotqiをq'で表し、自由度番号 i も省略します。  正準方程式を導く際には、正確に言うと、ラグラジアンそのものでなく、ラグラジアンをハミルトニアンとp,qで表したものに対して変分をとりますが、そこはいま重要ではないと思います。  確かにp=∂L/∂q'で、L=L(q,q')なので、pとqの間には関係があります。でも正準方程式は、ラグランジュ方程式の2倍の条件数になる事を思いでしてください。正準方程式はもともと、時間に関する2階の微分方程式であったラグランジュ方程式を(運動方程式を)、時間に関する1階の微分方程式に引き直したものです。  ラグランジュ方程式より多い条件部分には、まさにpとqの関係が正しく反映され、残りの条件部分にはラグランジュ方程式と同等なものが来ます。つまり正準方程式では、pとqの関係まで方程式系自身で決めてやろう、という定式化です。  pとqの関係まで変分で出したいので、あえてδpとδqを独立な変分とみなすわけです。  もちろん、そうやって出したpとqの関係が正しくなるような変分原理を与えなければならないのですが、幸いにも、ラグラジアンをハミルトニアンとp,qで表したものに対して、δpとδqを独立だとみなす変分をとると、p,qに関する正しい関係と、ラグランジュ方程式と同等なものが出てきたのです。  昔の人はよく考えました、としか自分には言えないです(^^;)。

関連するQ&A

  • ハミルトンヤコビの方程式と作用積分

    大学3年にして量子力学をちゃんとやろうと思い、解析力学入門の演習問題をやっているのですが、以下の問題がわかりません。 ”ハミルトンがp、q、tであたえられているとき、ラグランジアンをq、q’、tの関数として運動方程式の解を代入し、その作用積分の上限をtとした関数I(t)を考えるとき、I(t)はハミルトンヤコビ方程式の解となっていることを示せ。” 解答では、 dI/dt=(∂I/∂t)+(∂I/∂q)q’ としているのですが、運動方程式の解を代入すればIはそもそもtだけの関数になるんじゃないでしょうか?それにqの関数になるとしてもq'の関数にはならないのでしょうか? また、これを認めても、 piqi'+H(qi,pi,t)=(∂I/∂t)+(∂I/∂q)q’からイキナリ (∂I/∂q)=pi を導いてる意味がわかりません。 ラングランジアンやハミルトンの関係や、それらと一般化座標、運動量の関係は大体理解しています(つもりです(^^;))。

  • 解析力学に関する質問

    解析力学でラグランジュ方程式を導出するとき 作用をS、ラグランジアンをLとする δS=δ∫Ldt(区間と変数は省略) を考え、これが極値を取る条件としてδS=0ならラグランジュの方程式が得られますが このδSが0だとどうして極値をとると言えるんでしょうか。 ご教授よろしくお願いします

  • 分数を含む2階の微分方程式の解き方

    解析力学の問題の中でラグランジアンから運動方程式を導くと、 x'' = x + M/x^3 という微分方程式がでてきました。(xの2階微分を「x''」で表しました) これを解いて x(t) を t の具体的な関数として求めるというのが問題なのですが、この微分方程式をどうやって解けばいいのかわかりません・・。 わかる方がいらっしゃれば教えてください!よろしくお願いします。

  • 解析力学学習前の予備知識とは

    解析力学を習得する必要があります。しかし、その解析力学の本を読んでもちんぷんかんぷんです。ちなみに私は、同次微分方程式ぐらいは解けます。解析力学を習得する前に、その前段階として習得すべき予備知識は何でしょうか。特にラグランジアンとハミルトニアンが分かりません。よろしくお願いします。

  • ラグランジアンの物理的意味

    運動経路は任意の時間内でLの全体が最小になるように定まる量と考えていいですか? またこれは力学で最も基本的な原理と考えていいですか? また対称性とラグランジアンの関係についても興味深い話などあれば教えて下さい.

  • 解析力学の入門書のおすすめはありますか?

    解析力学の入門書のおすすめはありますか? 解析力学の入門書を探しています。数学に自信がないので数学的に丁寧に書かれているものがいいです。 内容は優しい必要はないので、わかりやすく丁寧な説明が載っているものが良いです。 今まできちんとやっていなかったので入門書がいいです。 できれば正準量子化、ラグランジアン密度、ハミルトニアン密度について詳しく書かれたものがいいです。

  • ラグランジアンの数学的定義

    解析力学は純粋に理論的にはラグランジュ方程式から初めてもいいと思いますが、ラグランジアンは数学的にはどのような関数であると考えればいいのかという問題に行きつきました.まずは有限質点系のラグランジアンを考えることにして、これを可算、非可算自由度に拡張する方法については別に考えたいと思ってます.また、時間、一汎座標を考える必要がどうしてもあると思います.更に、ラグランジュ方程式は微分を使っているので可微分性を要求します.これらを踏まえると、ラグランジアンはRと3N次元の実微分可能多様体の直積上の実数値関数と考えるのが妥当なように思いました. L:R×M → R ところが、私はMの各座標が時刻からの関数でもあることを考慮すべきと思うのでこれでいいかどうかもよく分ってません.更に、ラグランジアン、時間、一般化座標から一般化運動量はどのように定義したらいいでしょうか?

  • オイラー・ラグランジュ方程式の導出過程において

    オイラー・ラグランジュ方程式を最小作用の原理から導出する過程において、以下の添付画像の式(6)のように部分積分を行いますよね。 (画像の出展 : http://hooktail.sub.jp/analytic/verifyLagEq/) その右辺第一項の中にある ∂L/∂(q_k)' は定数のように扱われているように見えるのですが、一般には時間依存していると思います。なぜこのように書けるのでしょうか。 はじめにL(q, q', t)と表示してあることから、この3変数を独立として扱うということなのでしょうか? 初歩的な疑問とは思いますがどうかご回答をよろしくお願いします。

  • 解析力学が得意な方に質問です。

    解析力学が得意な方に質問です。 ダランベールの原理からオイラーラグランジュ方程式の導出、および変分原理からオイラーラグランジュ方程式の導出を、専門書など一切何も見ずにできるのですか? あと、ゴールドスタインの古典力学の第5章 剛体の運動方程式をさくっと理解できなければ、量子力学を理解するのは無理ですか?

  • 四次元時空でのガウスの法則

    アインシュタインの場の方程式を、作用の変分から求めようとする時、ラグランジアン密度がR+2Λという形だったときの変分なのですが、δR(:スカラー曲率)の項を消去する 部分が理解できません。変形の終わりにくるガウスの法則を使っての積分限界でゼロになるというというのがイメージできずよく分からないです。電磁気のガウスの法則のような感じなのでしょうがちょっと理解できず苦しんでいます。 アドバイスをお願いします。 あるいは、何かその部分に詳しい本などはないでしょうか?