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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:「た」「ていた」と小説の視点、よく分かりません)

狼と香辛料の序章の要約

kagakusukiの回答

  • kagakusuki
  • ベストアンサー率51% (2610/5101)
回答No.2

>そう思ったのは誰なのか分かりません。話し手なのですか、あるいは小説のある人物なのですか。  この場合は両方です。  その場面においては、その作品のヒロインであり、その場面での舞台であるパスロエの村において、麦の農耕を司どる神として祀られていて、畑に実った麦に宿っている状態になっている「ホロ」という巨大で不老不死に近い狼が、その場面限り、語り部として語っています。 >その「ていた」はまるで過去のことを描写しているようですね。なぜ目の前の景色をわざわざ過去のことのように描写するのですか。  過去の場面だからです。 >むしろ何百年も変わらないほうが悪いのかもしれない。 >だからもう昔の約束を律儀に守る必要はないのかもしれないとも思った。 >何よりも、自分はもうここでは必要とされていないと思った。 と書かれていますね?  この場面ではまだ明らかにされてはいませんが、ホロは何百年も昔にその場面での舞台であるパスロエの村の村人の1人に対し、その村の麦がいつまでも実り続ける様にする事を約束しました。  それ以降、「御質問文で引用されているその作品の冒頭部分の時期」までの数百年に亘って、ホロは精霊の様な状態となってその村の麦に宿り続けながら、村の麦がなるべく良く実り続ける様に大地の力などの自然の力を調整し続けて来ました。  ところが農業技術が発展し、大地の力を無理やり引き出す様な方法で、麦の守り神としてのホロの力に頼らずとも多くの収穫が得られる様になって来たためもあり、村の若い世代には「麦の守り神であるホロ」を深く信仰しようとする人間が新たに現れなくなって来た事と、ホロに対する信仰心が厚かった古い世代の人間はホロとの寿命の差から死んでいなくなって行った事により、村人達の間からホロに対する信仰心(というよりも親愛の情)が失われてホロの存在自体が忘れ去られかけていたため、ホロは 「自分(ホロ)はもうここでは必要とされていない(のではないか)」 と思う様になり、世代が変わって昔の約束事を覚えている村人がいなくなってしまっていて、(ホロが実在していると思っている人間もいなくなったため)最早、ホロに対して親愛の情を向ける人間もいなくなっている事から、 「もう昔の(友人であった村人に対して友情・親愛の証として交わした)約束を律儀に守る必要はないのかもしれない」 とも思ったため、その場面の後になってからホロは村の麦の守り神である事を辞めて、偶々村を訪れていたその作品の主人公である「クラフト・ロレンス」いう行商人が村で購入した麦に宿る事で、村から出て行ってしまいました。  その後の時点からが作中における現在であり、御質問文に引用されている部分は作中の時間の流れの中では過去の場面なのです。  そのため、「思った」という過去の事を描写している事を表す表現となっているのです。 >例の「思った」を「思っている」に変えればいいんですか。「思った」と「思っている」とは意味・ニュアンスはどう違いますか。  「例の」と仰られても私はその「例」とやらが挙げられた時と場所に居合わせていたわけでないため、どこでどの様な意味で挙げられた例であるのか解りません。  兎に角、質問者様が御質問文で引用しておられる場面は完全に過去の場面で、その場面における語り部であった「ホロ」がその様に「思った」事は過去の出来事です。 >上手い表現だが、迷惑なものもあるのが玉に瑕だな、と思った。 というのは、その場限りでふと心に浮かんだ「思い」に過ぎず、継続してその様に思い続けているわけではありませんから、 >上手い表現だが、迷惑なものもあるのが玉に瑕だな、と思った。 という箇所の「思った」は「思っている」に変える事は出来ません。  一方、 >もう昔の約束を律儀に守る必要はないのかもしれないとも思った。 >何よりも、自分はもうここでは必要とされていないと思った。 の方の「思った」に関しては「現在も継続してその様に『思っている』」事は間違いありませんが、この場合の「思った」とは、あくまで過去の場面における出来事の一部として「語り手(ホロ)がその様に『思った』」という過去に起こった"事実"を述べているだけのものなのですから、現在において「思っている」のかどうかとは関係のない話ですので、こちらの方の「思った」(過去の出来事)もまた「思っている」(現在も継続中の出来事)と置き換える事は出来ません。

honskii
質問者

お礼

「思った」と「思っている」との違いはよく分かりました 詳しく説明してくれて本当にありがとうございました

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