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薪能について

近々、薪能を観に行く機会に恵まれました。 楽しみにはしているものの、 能楽にはまるで予備知識のない自分に どこまで理解できるか、自信がありません。 初心者でも分かりやすい書物、 あるいはサイト、 雑学程度の知識でもかまいません、 日数がそれほどないので、さわり程度しか勉強できないと思いますが 情報をお持ちの方、教えていただけないでしょうか。 ちなみに、演目は「忠度(ただのり)」です。

  • 160614
  • お礼率89% (104/116)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • alchera
  • ベストアンサー率45% (209/457)
回答No.3

「とりあえずお能くらい見とかないと」という不純な動機でテレビを録画し、舞台を見に行って、 「うーん、やっぱりお能は敷居が高い」とその度思ってしまう”古典芸能ちょっと好き”な人間です(^_^;)。 図書館には、能の入門ガイドのような本はわりあい揃っていると思います。 今週末の話でしたら、借りに行く時間がないかもしれませんが、 「能楽ハンドブック―「能」の全てがわかる小事典」(小林保治・三省堂) は、入門書としては字でみっしり説明されていて、「予習!」という気になれる本でした。 が、ざっと読むには少々字が詰まりすぎているきらいがありますので、わたしの本当のお薦めはこちらです。 「お能の見方」(白洲正子・新潮社、とんぼの本 1575円) 写真が豊富、厚みもありませんので気楽に眺められますし、何より著者の白洲正子さんは(わたしの好きな)随筆家ですが、ご自分も長い間能を習ってこられた人物でもあります。年期が入っているだけに、愛があります。 こちらは借りるだけではなく、買っても損はしない本だと思います。 蛇足ですが、 去年薪能を見に行った時思ったこと。 意外に篝火がウルサイです。昨今なかなか木を燃やすこともなくなっているので、薪(まき)のはぜる音がこんなに大きいとは思いませんでした。炭になって下に落ちる音も。もっとも最初は気になりましたが、「そもそもはこういう音の中で行われたものだったんだ」と納得したので、後半は慣れました。 更に席が選べるものならば、篝火のすぐ傍は熱が多少ツライ可能性があるので、避けた方がいいかも…… 良かったのはコンサートホールで行うものと比べて、舞台への距離が近いことと、 光の加減ですね。わたしが見たものは光源は篝火だけではなく、ライトも併用していましたが、光の量に「なるほど」と思いました。 ホールの照明をがんがん当てられている場合と比べて、衣装や面に当たった反射が美しいです。きらきらの衣装も、こういう強くない光の中でこそ生きるものかと思いました。 ……そんなことを言いつつ、わたし、能は眠くなります(^_^;)。どうぞ睡眠をたっぷりとってお出かけになりますよう。良いご観劇を。

160614
質問者

お礼

感激です。まさに痒いところまで手が届かんばかりのアドバイス! ある外国人が雅楽を見学して、チューニングだと思い込んでいたら演奏を聞き逃してしまった、というエピソードを読んで大笑いしたことがありますが、 日本人でありながら私の能鑑賞もどっこいどっこいかも(汗) せめて予備知識を仕入れて鑑賞してまいります。篝火の話はツボでした。風流だなあ、と感動するどころじゃなさそうですね。でも天邪鬼の私はちょっと心が揺れております。あえて座ってみようかな~。助言をありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • kanpyou
  • ベストアンサー率25% (662/2590)
回答No.2

こちらも。

参考URL:
http://hinokuma.ftw.jp/takiginou.html
  • kanpyou
  • ベストアンサー率25% (662/2590)
回答No.1

下記サイト内より抜粋 忠度(ただのり) 修羅物 藤原俊成の家人が出家し、旅の途中、須磨の浦を通りかかる。 そこへ老人がやって来て、桜の下の墓に花を手向ける。僧が老人に一夜の宿を乞うと、「この花の下にまさる宿はあるまい」といい、薩摩守忠度(ただのり)の墓であるからよく弔ってほしいと頼む。僧がねんごろに回向すると、老人は喜び姿を消す。 その夜、僧が桜の木の花の下で仮寝していると、忠度の霊が修羅となって現れて、『千載集』に載せられた自分の歌が、朝敵ゆえに詠み人知らずとなった無念さを述べ、定家に話して作者の名前を付けてほしいと頼み、平家一門の都落ちから、一の谷の合戦での岡部六弥太との一騎打ちと討ち死の有様を物語り、去ってゆく。 忠度都落 平清盛の弟、薩摩守忠度(ただのり)は、都落ちの途中引き返して、夜半に藤原俊成の五条邸の門を叩き、後日、勅撰集に入集されたい希望を述べ、一巻の詠歌を託して去った。後に『千載和歌集』の撰にあたった俊成は、その志にこたえて、忠度の忘れ形見の歌の中から『故郷の花』と題する一首を、読み人しらずとして入集させたのでした。 「さざ波や志賀の都はあれにしを昔ながらの山桜かな」 忠度最期 一の谷の合戦で忠度は、東国武士の岡部六弥太と一騎打ちとなって組み伏せたが、その郎党に右腕を肩先から切り落とされ、六弥太に首を掻かれた。名乗らぬままのこの平家の公達の首はいったい誰なのか。六弥太が箙に結び付けてある文を解いてみると、『旅宿の花』と題して一首の歌が読まれていたのでした。 「行きくれて木の下かげを宿とせば花やこよひのあるじならまし 忠度」と。

参考URL:
http://www.sakurama.com/sakuramako_en/sakuramako_en1.html
160614
質問者

お礼

さっそくありがとうございます! びっくりしました。これほど早いアドバイスをいただけるなんて。しばらくこのサイトを参考にいろいろ調べてみます。

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