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面白かった文学作品のあらすじを教えてください。

面白かった文学作品のあらすじを教えてください。 明治~昭和時代の文学作品を読むのが好きなのですが、最近、目が疲れて読書がしんどくなってきました。そこで、「ズルをしよう」と思い立ってお願いする次第です。 あなたがかつて読んで、「これは面白い!」と思われた作品のあらすじを教えてください! 教えていただいた中から、幾つか選ばせてもらって自分でも読んでみようと思っています。あらすじは、なるべく詳しく教えていただけるとありがたいです! 最近私の読んだので面白かったのは、国木田独歩の『運命』(知らずに自分の実妹と結婚した男の苦悩)、と佐藤春男の『指紋』(ヨーロッパに遊学した人が、帰路上海に寄って阿片の吸引者になって帰国した〔らしい、と友人の私が推測する〕男の謎の行動)、などです。 勝手なお願いで恐縮ですが、どうぞ、私の「物ぐさ読書計画」にご支援を!

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回答No.5

こんにちは。 plapotaさんのスレッドの常連です。Nakay702さんと直接お話ししたことはありませんが、plapotaさんのところで御一緒したことはあります。御回答はいろいろなところでいつも拝見しております。下のスレッドは、入会して間もないころで、IDが違いますが、No.3と5が私です。 https://okwave.jp/qa/q8710137.html?order=asc&isShow=open 一応、日本文学という御希望と存じます。昭和はどのあたりまで挙げたらよいのかわからないので、中ごろまでに限ることにします。有名作家の代表作は、たぶんみなお読みと存じますので、除外することにします(もしまだお読みでなければ、森鴎外の「舞姫」、谷崎潤一郎の「少将滋幹の母」などを、印象に残っているものとして挙げておきます)。なお、読んでからかなりの月日がたっているものばかりで、記憶が誤っている恐れがありますし、字数を節約する必要もあるので、あらすじはネット上の情報を利用させて下さい。 尾崎紅葉 「不言不語(いわずかたらず)」 明治28年 今ではもう読む人も少ないと思いますが、発表当時は、美文とミステリアスな物語で絶大な人気を博した作品です。物語の大筋は紅葉のオリジナルではなく、アメリカの作家、バーサ・クレイの作品がもとになっています。 http://y-kyorochann.at.webry.info/200809/article_6.html 広津柳浪 「河内屋・黒蜴蜒」 明治29、28年 写実主義の文学で、幸田露伴は「河内屋」の文章を、「底光りする」と評しました。 http://y-kyorochann.at.webry.info/200704/article_5.html 泉鏡花 「草迷宮」 明治41年 「高野聖」はお読みのようですので、こちらにしました。戯曲でよければ、ほかに「天守物語」「夜叉が池」という代表作があります。「草迷宮」も比較的知られている作品と思います。「高野聖」同様、怪異譚ですが、趣が違います。鏡花の華麗な文体に魅かれます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%89%E8%BF%B7%E5%AE%AE 田山花袋 「東京の三十年」 大正6年 小説ではありません。回想録です。まだ認められる前の花袋と国木田独歩との交友や、一緒に旅に出る話、紅葉、露伴、鴎外との交流が描かれており、この時代の文学をお読みになるのなら、興味深いのではないかと思います。 中勘助 「提婆達多」 大正10年 中勘助の代表作は、少年時代の思い出をもとに書き、漱石に絶賛された「銀の匙」です。もうお読みでしょうか。「提婆達多」は、「銀の匙」とは全く違う作風のもので、釈迦の弟子にしてその敵対者となる提婆達多を描いたものです。アマゾンのカスタマーレビューに結構あらすじが出ているので、そちらを御覧いただけたらと思います。 http://www.amazon.co.jp/%E6%8F%90%E5%A9%86%E9%81%94%E5%A4%9A-%E3%81%A7%E3%83%BC%E3%81%B0%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E7%B7%91-51-5/dp/400310515X 内田百閒 「冥途・旅順入場式」 大正11~ 幻想的な不思議な世界で、読んでいると何とも形容しがたい気分になります。短編集なので、その中のいくつかのあらすじが紹介されている下のサイトを御参照下さい。 http://www013.upp.so-net.ne.jp/mayalibrary/niki/niki141.htm 尾崎一雄 「暢気眼鏡」 昭和8年 芥川賞を受賞した短編集です。いわゆる私小説に当たります。貧乏な作家である「私」と、同棲する、暢気で明るい性格の若い女性、芳枝との物語。ほかに、「玄関風呂」という作品も収録されていますが、井伏鱒二が登場します。尾崎一雄が、うちは玄関で風呂を焚いている、と井伏鱒二に話すと、君のところの玄関はずいぶん建て付けがいいんだね、と言われてあきれた話。玄関に直接湯を張るものと思い込んだようです(笑)。 http://ishibashimasao.at.webry.info/200501/article_16.html 石川淳 「紫苑物語」 昭和31年 よく知られた名作の一つで、王朝ものです。主人公の宗頼という国の守は、和歌の才能をもっていたにもかかわらず、弓矢の道を究め、魔の矢を習得します。自分の行く手を阻む邪魔者を抹殺し、その死骸のあとには紫苑を植えればいいと言い放ちます。その宿敵として現れるのが、岩山の頂上近くの小屋に住み、岩肌に仏像を彫りつづける平太という男です。仏師、平太は、宗頼を見るなり、「おぬし、あやかしに憑かれたな」と見抜きます。しかし宗頼は、「おまえはどこの崖に仏を彫ったのか」と聞き、「告げたらば、何とする」という平太に対し、「それを射る」と宣言します。月の出る夜、崖によじ登った宗頼は、仏の頭部めがけて矢を一本、二本と放ち、三本目が中ったかと思われたとき、真っ逆さまに谷底へ転落します。 北杜夫 「幽霊」 昭和35年 特に物語らしい展開がある作品ではないのですが、幼年期の記憶をたどりつつ、生や死、自然について思索する青春の物語。自然描写が素晴らしい作品です。冒頭の文章が有名なので、少し引用します。   人はなぜ追憶を語るのだろうか。  どの民族にも神話があるように、どの個人にも心の神話があるものだ。その神話は次第にうすれ、やがて時間の深みのなかに姿を失うように見える。――だが、あのおぼろな昔に人の心にしのびこみ、そっと爪跡を残していった事柄を、人は知らず知らず、くる年もくる年も反芻しつづけているものらしい。 近藤啓太郎 「大観伝」 昭和49年 小説ではなく横山大観の伝記ですが、明治から昭和にかけての、日本の芸術家の生き様を描いているので、時代との関連で御紹介します。著者自身が、東京美術学校の日本画を出ており、作家の筆力と日本画の専門知識にささえられた力作です。岡倉天心とともに海外へ渡航した時の様子や、天心が馬に乗って美術学校に通ったり、ピストルをもって追いかけたりなど、この時代の人たちは、エピソードに事欠きません。 昭和も半ばを過ぎましたのでここで終わりにしますが、ほかの方たちに倣って、ちょっと海外文学に脱線します。Nakay702さんはスペイン語の達人でいらっしゃいますが、私はロルカが好きで、戯曲全集、全詩集を持っております。私自身の得意言語はドイツ語で、好きな作家を一人だけ挙げると、E.T.A.ホフマンです。もしお読みでなければ、とりあえず岩波文庫の「黄金の壺」と「ホフマン短編集」をお勧めします。 最後に、ごく最近(平成に入ってしまいますが)のもので感心したのが、トレイシー・シュヴァリエの「真珠の耳飾りの少女」と「貴婦人と一角獣」です。どちらも美術作品をもとに書かれた小説です。前者は、フェルメールの同名の作品のモデルとして、タンネケという少女を設定しています。タンネケは色彩感覚に優れ、フェルメールから絵の具の調合をまかされ、モデルも務めます。二人の間には、特別な感情が生まれるかに思われますが・・・ 「貴婦人と一角獣」は、フランスに現存する古いタピスリをもとに創作した小説で、制作を依頼された無頼漢の男と、依頼者の若い娘のかなわぬ恋を中心に、各章ごとに違う人物が語り手となって、小説そのものもタピスリのように巧みに織り上げられています。物語はフィクションですが、緻密な研究、考証をもとにタピスリの制作過程を描いています。一流のストーリーテラーです。 以上、御参考まで。

Nakay702
質問者

お礼

Tastenkasten 様 plapota さ んのところで御一緒したときのこと、私も覚えております。その節は、お褒めに与かったりしまして、どうもありがとうございました。それに、楽しい対話でしたね。 さて、このたびはまたたくさんの文学作品をご紹介いただきまして、重ね重ねありがとうございます。Tastenkasten さんの読書量の多さ、守備範囲の広さ、造詣の深さに、ただただ敬服しながら拝見させていただきました。 ご教示いただいたもののほとんどは未読のものですが、森鴎外の「舞姫」は、ほとんど実話に近いものだけに興味深く読んだ記憶があります。(ついでに申しますと、川端康成にもまったく同名の小説がありますのでかじりかけてみましたが、正直全然面白くなくて、途中で投げ出しました。) 挙げていただいた目録を見ますと、明治から昭和中期までのミニ文学史を見るような心地がします。明治~大正期のものは自分の蔵書になっているものもあります(が、本棚は2列に使って雑然としている上に、庭の物置小屋にまで分散してますので、読んでいなかった!山ノ神曰く、「あなたの本はみんなツン読だけね!」と言われている)ので、まずはそれを引っ張り出すことからとりかかろうかと考えております。(そして、ツン読だけではないところを見せようと思います。) ロルカと言えば、『血の婚礼』や『ベルナルダ・アルバの家』などは原書で「見た」記憶があります。彼は素晴らしい戯曲や詩集やロマンセロをたくさん書いているのに、内戦のとき40歳にならない若さで銃殺されたんですよね。ウナムノなどと同じくらい長生きしていたら、どんなに素晴らしい作品をさらに多く残してくれたことかと、想像するだに残念でなりません! おっと、数行のつもりのお礼が長くなってしまいました。貴重な情報をくださったことに深謝申しあげます。ありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.4

作家たちが夢中になって読んだ小説といえばやはり「大菩薩峠」になるでしょう。 大谷崎と芥川の文学論争の発端にもなった、それほどに谷崎・龍之介はじめ菊池寛・泉鏡花らを夢中にさせ、宮沢賢治に至っては賛歌を作詞作曲まで物したほどでした。 私も既に二度読んでいますが、今後も一度ならず読むことになると思います。 http://kankyodou.blog.so-net.ne.jp/2013-03-07 白井喬二は「大菩薩峠」の呪縛から自身「富士に立つ影」を著わしていますが、こちらも驚嘆の快作といえるでしょう。 http://www.kt.rim.or.jp/~jojo_h/ar/p_culmn/last/last11.html 全ての意味で完成度が高く誇りを以て日本文学の粋と語れるのはなにより「夜明け前」です。 安心して読める点では漱石と双璧と呼べるでしょう。 http://1000ya.isis.ne.jp/0196.html 珠玉の作品群を齎してくれた幸田露伴ですが、「評釈 猿蓑」などはそれ自体が一つの日本文学の世界を成しています。飽きません。 http://blogyang1954.blog.fc2.com/blog-entry-132.html 飽きない評釈といえば「古句を観る」も愉しめます。 柴田宵曲という人は博識ぶりもさりながら、その滲み出る人となりがなによりです。 http://d.hatena.ne.jp/higonosuke/20060810 日本語の多彩な美しさを噛み締められるのは江戸後期の口語体にあります。 「浮世風呂」などは面白さが尽きません。 http://koten.sk46.com/sakuhin/ukiyoburo.html それにしても柏木如亭「訳注聯珠詩格」での日本語のこなれ方には驚かされます。 http://rienmei.blog20.fc2.com/category15-4.html もっとも現代でも高橋睦郎「漢詩百首」で詩人が発揮する日本語の滋味も見逃せません。 http://blog.goo.ne.jp/jchz/e/be40a36e02fb5c4373d63bc8891069af 読書の愉しみといえば須賀敦子の「遠い朝の本たち」などのエッセーをまず思い起こします。 http://phoebe.jugem.cc/?eid=627 問い合わせが和暦表記だったのでこれまで日本の作品に限定しましたが、最近入手が可能なった作品に限って例外枠で…。 バルザック「艶笑滑稽譚」:ギュスターヴ・ドレの版画も楽しめます。 http://bungakufan.blog.fc2.com/blog-entry-414.html ホフマン「悪魔の霊酒」:こちらもギュスターヴ・ドレの版画繋がりです。 http://blog.goo.ne.jp/genbunsya/e/3cb9c5f480d9b5c720d1716e11eee01e

Nakay702
質問者

お礼

たくさんのサイトをご紹介くださり、ありがとうございました。 順にアクセスして、渉猟みたいと思います。 時代ものを別としても、一通り確認するには数年かかりそうな気がします。

回答No.3

昭和時代は、どのぐらい後期まで大丈夫ですか?感触としてあまり平成に近くない方がよさそうな気がしますが。もしかしたら昭和時代は含まないという意味でしたか?いま自分の日本語読解力に不安を感じました(笑) 最近読まれたものをみて、パッと思い浮かんだのが菊池寛の「真珠夫人」です。全然ジャンルが違いますが、なぜか思いついたので。10年ぐらい前にドラマになり話題となったので、読まれたかもしれないですが。貴族の令嬢が家の没落によって身売りのような結婚をさせられ、人生の荒波にもまれながらも好きな人に操をたてて一生をおえるという話しです。あらすじをまとめるのが上手くないので、さわやかな感じになってますが愛憎ドロドロ系です。 愛憎ドロドロつながりで思いだしたのが三島由紀夫の「美徳のよろめき」で、上流階級の女性が結婚したあと、結婚前に好きだった人と不倫関係になり嫉妬にかられるという話しです。三島さんの作品としては文学性はあまりなく、エンターテイメント的ですが。 絶対読んでいらっしゃるはずの夏目漱石の「坊ちゃん」 最近読み直したんですが、文豪のなにげない技を感じました。何か読みたいが、頭を使いたくない、つるっと活字を読みたいときにでも再読してみてください。 青春ものつながりで武者小路実篤の「愛と死」もつるっと読めて、若いなーとしみじみする作品です。若い学生同士が出会って恋におちるのですが、男性が留学している間に予期せぬことがおこり悲しい終わり方をします。二人の手紙のやりとりがかわいく甘酸っぱいです。 読んでおもしろかったという記憶はあるのですが、あらすじがわからない安部公房の「砂の女」ググってでてきたあらすじをくっつけておきます。手抜きですみません。手元に実物がないので、読んでからあらすじを書くということができないので。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82%E3%81%AE%E5%A5%B3  つらつら思いついたもの書いたので、あまり参考にはならなそうですが。

Nakay702
質問者

お礼

ご紹介くださった中では、武者小路実篤『愛と死』というのは読んだことがありませんでした。 では、私も(つるっとはいかないかも知れませんが)読み込んで、しんみりと感じ入り、若返りに挑戦(?)してみます! いろいろ多面的に書いてくださり、ありがとうございました。

noname#260418
noname#260418
回答No.2

Nakay702さん 以前、敬語に直していただいたあとに 英訳にも回答いただき、ありがとう ございました。 『禁忌』 フェルディナント・フォン・シーラッハ 酒寄進一 訳 あらすじ【名家の御曹司が写真家として 成功しているなか、女性を誘拐した容疑で 逮捕される。捜査官に強要され自白したと 語る彼は有罪か無罪か?】 近くにあった雑誌から話題の本を 急いでさがしました。 作家が日本人ではないのですが。 私が読む本といえば昔の女優の自伝や そのとき興味のある分野の本 くらいです。 十代のときにオスカーワイルドや デュラスは好きでしたが。 (サリンジャーはいいですが ケルアックは苦手でした) 昔、読んだ本でとても印象に残っている 本があるのですが、作者や題名も 思い出せずにいます。 昭和初期頃の医師が書いた本だと 思います。都会から田舎に異動(?)した 医師が顔面神経痛に悩み 列車に飛び込み自殺した 娘の遺体解剖を行い、最後に 娘が村人たちに強姦されていたことが 分かった瞬間、「自殺の原因は顔面神経痛 ではなく村人たちの出入りだった」と 淡々と書かれています。 最後に「娘の葬儀の晩に村人たちは 笑いながら酒を飲み交わしていた」。 という文章で終わるところが 印象深かったのです。 短編集なのですが、初めて頭より 心に刻まれた文章でした。 切なくなるような内容をすみません。 「高野聖」は明治~昭和初期くらい の作品でしょうか?子供のときに 「てごめ」という言葉をその作品で知り 意味を母にしつこく訊いたのを覚えています。 Nakay702さんにいただいた回答の おかげで本当に助かりました。 支援できず心苦しいですが お礼に(無理やり)回答させて いただきました。

Nakay702
質問者

お礼

『荒野聖』以外は全部初耳です。たまにはこういうジャンルにも挑戦してみようかなという気になりました。 ご回答くださり、ありがとうございました。

  • bran111
  • ベストアンサー率49% (512/1037)
回答No.1

岩波100冊の本を知ってますか。 いわゆる文学作品でなくてもいずれもきわめて文学的価値は高いとされています。 あらすじは岩波100冊の本のパンフレットに出ています。 入手して確認してください。 ヴェニスの商人 / シェイクスピア作 我輩は猫である / 夏目漱石作 啄木歌集 / 石川啄木作 モンテ・クリスト伯 / デュマ作 ハックルベリイ・フィンの冒険 / マーク・トウェーン作 水滸伝 / 吉川幸次郎訳 銀河鉄道の夜 / 宮沢賢治作 アルプス登攀記 / ウィンパー著 デミアン / ヘルマン・ヘッセ作 ビーグル号航海記 / ダーウィン著 福翁自伝 / 福沢諭吉著 レ・ミゼラブル / ユーゴー作 赤と黒 / スタンダール作 高村光太郎詩集 / 高村光太郎自選 荒野の呼び声 / ジャック・ロンドン作 世界をゆるがした十日間 / ジョン・リード著 友情 / 武者小路実篤作 唐詩選 / 前野直彬注解 ファウスト / ゲーテ作 余は如何にして基督信徒となりし乎 / 内村鑑三著 ハムレット / シェイクスピア作 フランクリン自伝 / 松本慎一・西川正身訳 共産党宣言 / マルクス・エンゲルス著 ソクラテスの弁明・クリトン / プラトン著 罪と罰 / ドストエーフスキイ作 富岳百景・走れメロス / 太宰治作 藤村詩抄 / 島崎藤村自薦 アンデルセン自伝 / 大畑末吉訳 ジャン・クリストフ / ロマン・ローラン作 トニオ・クレエゲル / トオマス・マン作 空想より科学へ / エンゲルス著 貧乏物語 / 河上肇著 古代への情熱 / シュリーマン著 クォヴァディス / シェンキェヴィチ作 武器よさらば / ヘミングウェイ作 真空地帯 / 野間宏作 若きヱルテルの悩み / ゲーテ作 羅生門・鼻・芋粥・偸盗 / 芥川竜之介作 萩原朔太郎詩集 / 三好達治選 カラマーゾフの兄弟 / ドストエーフスキイ作 ベートーヴェンの生涯 / ロマン・ロラン著 田園交響楽 / アンドレ・ジイド作 白秋詩抄 / 北原白秋作 ロウソクの科学 / ファラデ―著 寺田寅彦随筆集 / 小宮豊隆編 ベルツの日記 / トク・ベルツ編 茶の本 / 岡倉覚三著 外套・鼻 / ゴ―ゴリ作 旧約聖書 創世記 / 関根正雄訳 饗宴 / プラトン著 新訓 万葉集 / 佐佐木信綱編 昆虫記 / ファ―ブル著 ユ―トピア / トマス・モア著 斎藤茂吉歌集 / 山口茂吉・柴生田稔・佐藤佐太郎編 どん底 / ゴ―リキイ作 賃労働と資本 / マルクス著 論語 / 金谷治訳注 平家物語 / 山田孝雄校訂 戦争と平和 / トルストイ作 水と原生林のはざまで / シュバイツェル著 帝国主義 / レ―ニン著 折りたく柴の記 / 新井白石著 桜の園 / チェ―ホフ作 暗夜行路 / 志賀直哉作 父と子 / ツルゲ―ネフ著 リンカ―ン演説集 / 高木八尺・斉藤 光訳 徒然草 / 西尾実校訂 こゝろ / 夏目漱石作 破戒 / 島崎藤村作 告白 / ルソ―著 蘭学事始 / 杉田玄白著 阿Q正伝・狂人日記 / 魯迅作 にごりえ・たけくらべ / 樋口一葉作 永遠平和の為に / カント著 実践論・矛盾論 / 毛沢東著 人形の家 / イプセン作 或る女 / 有島武郎作 善の研究 / 西田幾多郎著 歎異抄 / 金子大栄校訂 タルチュフ / モリエ―ル作 おくのほそ道 / 杉浦正一郎校訂 静かなドン / ショ―ロホフ作 蟹工船・1928・3・15 / 小林多喜二作 社会契約論 / ルソ―著 方法序説 / デカルト著 阿部一族 / 森鴎外作 方丈記 / 山田孝雄校訂 ボヴァリ―夫人 / フロ―ベル作 嵐が丘 / エミリ・ブロンテ作 土 / 長塚節作 ミル自伝 / 朱牟田夏雄訳 息子たちと恋人たち / ロレンス作 この人を見よ / ニ―チェ著 女の一生 / モ―パッサン作 好色五人女 / 井原西鶴作 職業としての学問 / マックス・ヴェ―バ―著 人権宣言集 / 高木八尺・末延三次・宮沢俊義編 谷間のゆり / バルザック作 イ―リアス / ホメ―ロス作 文明論之概略 / 福沢諭吉著

Nakay702
質問者

お礼

こういう企画があるのは存じませんでした。 半分くらい未読書がありますので、まずは冊子であらすじを見て、 興味の持てたのを図書館で借りて読んでみたいと思います。 早速ご回答くださり、ありがとうございました。

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    私は最近、文学・評論作品を読むとき、表現・比喩がうまいなあと感嘆する箇所には「緑」、要約されていてまあまあ重要だなと思う箇所には「青」、誰が読んでもここが絶対重要だなと思う箇所には「赤」というふうに、必ず三色のペンを引きます。また、メモ用紙には作品のあらすじ(文学作品の場合)や、作品中で作者が読者にうったえかけようとする主張や考えを大ざっぱに要約してメモしたり、作品中でもう一度読み返したいなと思う箇所のページにはポストイットを貼ったりしてます。  普通に読むよりも、このやり方のほうが読み応えがあって、作品をより十分に理解できるため、それまで自分が線を引いたりメモをせずに読んだことが、無意味で無駄だったように感じるんです。  けれども、このやり方だと普通に読むよりも、読了までにかなりの時間がかかり、限られた時間内では本を多く読めなくなってしまいます。読書家には、月に本を平均30、40冊ぐらいたくさん読まれる方がたくさんいるという点では、私のように質を重視した味読よりも量を重視した読書のほうが、それだけより多くの作品中の作者の思考や知識が蓄積されるので、読書する上で意味があり大事なのでしょうか?

  • 芥川龍之介作品の楽しみ方

    Nakay702さんの「面白かった文学作品のあらすじを教えてください」に触発され、古い作品が読みたくなりました。電子辞書に日本文学1000作品が搭載されていることを思いだし、みてみたところ芥川龍之介作品がたくさんのっていました。上から順に読んでもよいのですが、ぜひ皆様により深く芥川さんの作品が楽しめる読み方を教えていただけないかと思いました。 この順で読むと芥川さんの作品の変遷がわかる、この作品は絶対にはずすな、しかし他の作品は暇つぶしによめ、この作品群は芥川さんの執筆精神がみえておもしろい、などといった感じで、もし自分が読むとしたらこの順番でよむ、またはこの作品だけを読むというのを教えていただけないでしょうか。 収録されている作品は以下の通りです。 「愛読書の印象」 「秋」 「芥川竜之介歌集」 「アグニの神」 「悪魔」 「浅草公園」 「兄貴のような心持」 「あの頃の自分の事」 「あばばばば」 「鴉片」 「或阿呆の一生」 「或敵打の話」 「或旧友へ送る手記」 「或社会主義者」 「或日の大石内蔵助」 「或恋愛小説」 「闇中問答」 「飯田蛇笏」 「遺書」 「一夕話」 「犬と笛」 「芋粥」 「魚河岸」 「運」 「おぎん」 「おしの」 「かちかち山」 「河童」 「南瓜」 「軽井沢で」 「枯野抄」 「きりしとほろ上人伝」 「孔雀」 「蜘蛛の糸」 「戯作三昧」 「結婚難並びに恋愛難」 「玄鶴山房」 「西郷隆盛」 「西方の人」 「鷺と鴛鴦」 「さまよえる猶太人」 「猿蟹合戦」 「地獄変」 「邪宗門」 「侏儒の言葉」 「出帆」 「将軍」 「仙人」 「早春」 「漱石山房の冬」 「続西方の人」 「大導寺信輔の半生 ――或精神的風景画――」 「煙草と悪魔」 「偸盗」 「点鬼簿」 「道祖問答」 「都会で」 「杜子春」 「トロッコ」 「長崎」 「南京の基督」 「歯車」 「鼻」 「手巾」 「一塊の土」 「雛」 「舞踏会」 「文芸的な、余りに文芸的な」 「奉教人の死」 「本所両国」 「魔術」 「蜜柑」 「三つの宝」 「桃太郎」 「保吉の手帳から」 「藪の中」 「誘惑」 「羅生門」 「羅生門の後に」 「るしへる」 「老年」 「臘梅」 「六の宮の姫君」 お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。

  • 名作の”要素”を、現代小説に活かすことについて(グリム童話と村上春樹)

    いつもお世話になっております。 ふと疑問に思ったことがあり、雑談程度に、お付き合いいただけたらと思います(^^) 私は、そこまでの読書家ではありませんが、本を読むのは好きです。 古典、現代小説、日本文学、海外文学、ミステリー、少女小説、純文学…と気になったものを気ままに読んでいる感じです。 疑問に思ったこと、というのは… 『アンナ・カレーニナ』(トルストイ)を読んでいて、その中の貴族の何気ない歓談の場面で、 「グリム童話で”影を失った男”の話があるけれど~」というセリフがありました。 ”影を失った男”と聞いて思い浮かんだのが、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(村上春樹)です。 『世界の終り~』は私のとても好きな小説です(私はコアな春樹ニストではないですが、初期作品、特にこの作品はとても好きです。)。 特に、”影を失う”という発想に驚き、魅力を感じ、村上春樹の独自の発想を感じていました。 村上春樹がグリム童話の中からこの発想を得たとは思いませんが、トルストイが作中に挙げているセリフであれば、有名な発想だったのかな…とも思って。。 →そこで質問ですが、 有名な名作の”要素”を現代小説の小説家が、土台とした作品のことは明記せずに、自分の発想として作品を書いているものはありますか? (村上春樹がそうであるというわけではなくて) それか、そういう風に感じた作品はありますか? (人間の原罪とか、三角関係とか、不倫とかそういうよく見かけるものではなくて) 抽象的な質問ですみません。 読書好きの方、気ままにお答えいただければうれしいです(^^)