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経済学に関して質問です。

マクロ経済学に関して質問です。 一定額の定税ではなぜ平均費用曲線だけ上にシフトし限界費用曲線は上にシフトしないのでしょうか。また従量税の時は限界費用曲線、平均費用曲線ともに上にシフトするのはなぜなのでしょうか。 詳しい方いらっしゃいましたらご回答よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

回答1の「重量税」とあるのは「従量税」の間違い(変換ミス)です。 回答1では費用関数を単純化して議論していますが一般的な場合でも同じ議論が成り立つことはむろんです。いま、可変費用をcqではなく、より一般的にv(q)と書くと、課税されないときの総費用C(q)は C(q) = v(q)+F となる。平均費用、限界費用はそれぞれ AC = C(q)/q = [v(q) + F]/q MC = C'(q) = v'(q) である。定額税T(円)が課せられると、総費用、平均費用、限界費用は C(q)+T = v(q) + F + T AC = [C(q) + T]/q = C(q)/q + T/q =[V(q) + F ]/q + T/q MC = C'(q) = v'(q) となるから、ACはT/qだけ上方へシフトするが、MCは変わらないことがわかるでしょう! 従量税が生産1単位あたりt(円)が課せられると、総費用、平均費用、限界費用は C(q)+tq = v(q)+tq + F AC = [C(q)+tq]/q = C(q)/q + t = [v(q) +F]/q + t MC = C'(q) + t = v'(q) + t となり、ACもMCもtだけ上方へシフトする。 なお、C'(q),v'(q)とあるのは関数C(q),v(q)のqについての微分係数(導関数)をあらわしていることはいうまでもありません。経済学で使われる限界ということばは、「微分」の経済学的表現にほかなりません!   

mixiru
質問者

お礼

詳しい解説ありがとうございます!理解できました!!

その他の回答 (1)

回答No.1

費用が可変費用と固定費用からなることは知っていますよね!税は企業にとって費用です。定額税は固定費用であり、重量税は可変費用です。平均費用は、生産1単位当たりの費用で、限界費用というのは、生産を1単位追加的に増やしたときにかかる費用です。重量税がかかると、生産1単位あたりの費用は重量税分だけ増える(したがって平均費用曲線は重量税分だけ上にシフトする)し、生産を1単位追加的に増やすための費用(限界費用)も重量税分だけ増える(限界費用曲線は重量税分だけ上にシフトする)。しかし、定額税は固定費用であり、生産量とは関係なくかかる費用だから、もう1単位増やすためには関係ない、したがって限界費用には関係ないのです。平均費用は総費用を生産量で割った値だから、総費用が増えると、平均費用もふえるのです。 言葉で説明してもわかりづらいので、例をあげて説明しましょう。いま、簡単化のため、ある企業の総費用は cq + F で与えられているとしよう。qは当該企業の生産量、cとFは定数(パラメータ)とする。この企業の可変費用はcqであり、固定費用はFということになる。このとき、平均費用ACと限界費用MCはそれぞれ AC = (cq + F)/q = c + F/q MC = c となることはいいでしょうか?いま、定額税がTだけ課せられたとする。すると、企業が支払う総費用は cq + F + T となる。このとき、平均費用は AC = (cq + F + T)/q = c + (F +T)/q と上方へシフトする、しかし限界費用は MC = c で変わらない!(生産をもう1単位追加的に生産するためにかかる費用はcで変わらない!) 一方、生産1単位あたりt(円)の重量税がかかると、総費用は (c+t)q + F となるので、平均費用と限界費用はそれぞれ AC = [(c+t)q +F]/q = c + t + F/q MC = c+t といずれも上方へシフトするのです。

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