• ベストアンサー

第2次世界大戦の護衛艦艇と水上飛行機

eroero4649の回答

  • eroero4649
  • ベストアンサー率31% (10561/33199)
回答No.5

#1です。 >上海-長崎ルート 調べてないからなんともいえないけど、さほど重要な航路ではなかったと思います。何を運ぶと思います?私はちょっと想像がつかないです。上海は日本にとって策源地ではないですし、長崎も九州の地方都市のひとつに過ぎません。 太平洋戦争中の日本にとって重要だったのは、南方からの石油やゴムなどを運ぶルート、満州から食料を運ぶルートでした。そう、当時の日本は(今の日本もそうですけど)食糧輸入国だったんです。 船舶輸送は陸上輸送の1%のコストで済むといわれるので、通常は大連あたりから船で日本まで運んでいたようですが、戦況がひっ迫するにつれて輸送船が足りないということと、とにかく海上ルートは危険ということで、そのうちに鉄道で釜山まで運んでそこから日本に送るようになったようです。こうなると海上輸送は最小限になりますかが、汽車ぽっぽで延々と運ばないといけないので効率は相当悪くなります。 大戦末期になってとにかく潜水艦が危険ということになると、日本軍が選んだのは「なるべく陸地が見えるところを航路とする」ことでした。このルートを選ぶメリットはふたつあります。 ひとつは、陸側から攻撃される可能性は低いので警戒する方向が少なくて済むこと。もうひとつは攻撃されても浅瀬に座礁したり陸側に逃げれば助かる可能性があることです。 デメリットとして、航路が極端に狭くなるので潜水艦側も待ち伏せしやすいというのがあります。 航空機による警戒ですが、たぶんどこかで聞いたことがあると思いますが日本海軍はとにかく船団護衛というやつに徹底的に無頓着でした。うろ覚えですが、確か1944年になって極めて重要な物資を運ぶ輸送船団の護衛のために航空機までつけたことがあったと思うのですが、それは極めて異例でした。 だから通常の船団護衛に航空機が運用されるなんてことはまずなかったと思います。この辺りの事情については戦時中に海軍で船団護衛を担当していた大井篤氏の名著「海上護衛戦」を読むとよくわかりますよ。 http://www.amazon.co.jp/%E6%B5%B7%E4%B8%8A%E8%AD%B7%E8%A1%9B%E6%88%A6-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%A4%A7%E4%BA%95-%E7%AF%A4/dp/4041015987 質問者さんには失礼ながら、「日本海軍の海上護衛について聞くだけヤボでした」って思うんじゃないかと思います。 航空機を飛ばすってことは、そのぶんの燃料が必要だということです。戦争末期になると航空燃料は貴重品になりますから、「船団護衛任務なんかに貴重な航空燃料は使えない」ということもあったと思いますよ。その分は、本土防空に回したいじゃないですか。 ちなみに太平洋戦争において輸送船の乗組員(主に民間人)の死亡率は実に50%を超えています。つまり船乗りの半分以上は死んじゃったわけです。乱暴にいって、ドイツ軍でもアメリカ軍でも日本軍でも、兵隊の戦死率って20%あるかないかなんです。つまり兵隊さんになるより、船乗りのほうがはるかに危険だったのです。 戦争で大型船舶はもちろん、瀬戸内海で使っているような小型船舶でさえ徹底的に沈められたので、戦争によって日本の輸送船は文字通りのゼロになります(民間大型船で生き乗ったのは病院船として使われた氷川丸くらいじゃないかと思います。そのくらレアだから横浜で保存されているのです)。 「戦争中に牛馬のようにこき使われて、使い捨てにされた」ことに対して日本の民間船舶会社は今でも深い深い恨みをもっています。 湾岸戦争のとき、イラク軍が機雷を敷設するペルシャ湾に対して民間から船舶を出してくれと政府が船会社に要請したことがあったんです。船会社のお歴々はそれに対して、「我々は先の戦争で政府と軍の命令でこき使われて多大な犠牲を出した。政府も海自も信用ならん。お断りだ」と烈火のごとく怒ったそうですよ。 私には船乗りの友人がいるのですが、彼はもちろん戦争なんか経験しているわけではないのですが、海自に対して「あいつらはひとりでできる仕事を3人がかりじゃないとできないようなやつらだ」っていうんですね。あの世代を超えた憎しみってまさに「怨」という言葉が相応しいと思います。つまり、そのくらいの苦労と犠牲を強いられたってことだと思います。

hiro2841
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 私の説明不足もありました。 佐世保鎮守府管内について調べており、その関係する海上ルートについていろいろ疑問がわいてきたところでした。 参考になるご意見ありがとうございました。

関連するQ&A

  • 哨戒機事件の真実についてです。

    こんにちは、みなさん。私はロサリオ国立大で哲学を専門したアルゼンチン人のファウスティーノと申します。 私が質問を投稿するようになった動機は、昨年12月に起きた、レーダー照射事案についての真実を語りたいと思ってです。 まず、日本政府は普通に哨戒任務を行っていた哨戒機に韓国艦艇がいきなり火器管制レーダーを照射したという主張をしました。これに対し、韓国政府は韓国艦艇は通常的な救助作戦中だったし、哨戒機を狙う様な行為はしなかったと反撃しました。しかし、私は韓国艦艇が一方的に哨戒機にレーダーを照射したと言う日本政府の主張に疑問を抱きました。これは日本測が公開した哨戒機により撮られた動画です。 https://www.youtube.com/watch?v=GNBhAAMc2Hk&t=1s まず、この動画は出鱈目としか言えません。なぜなら、自分たちに有利な事ばかりを並んでいるだけで、完璧な証拠にはなれないからです。 日本は韓国艦艇が日本のEEZに無断に入ったと言っているのですが、EEZは領海ではありません。多くの日本人はEEZと領海の区別が出来てない気がします。 領海とは海岸から12海里までの領域を言う言葉で、EEZとは海岸から200海里までの水域を言う言葉です。つまり、二つは完全に違う事なんです。韓国艦艇は遭難した北朝鮮の船を救いに行ったのですし、日本の領海に入ったことはありません。普通、EEZはあくまで沿岸国の経済的権利を保障する為の領域ですから、他国の船でも自由に通れることになっています。当時韓国艦艇は経済的な活動を目指したのではなく、ただ北朝鮮の船を救助していたに過ぎませんので、国際法にも問題はありません。ちなみに、遭難した船舶への救助は国際法にも書いてある明らかな義務です。そして、事件が起きた場所は公海で、領海じゃありません。これははっきりしといてね。 それに、日本政府は韓国艦艇が哨戒機に火器管制レーダーを照射してたと言っているのですが、これもすっかり話にならないんです。当時韓国艦艇は360度全方位にレーダーを照射していました。特定なところを向けて照射してないという意味です。遭難していた船を探るには当たり前にレーダーが必要です。韓国艦艇は探索用レーダー(MW-08)を用いましたし、哨戒機は単純にMW-08の範囲に含まれてしまっただけですよ。 そして、さっきの動画を見れば、日本の哨戒機は韓国艦艇に近づく時に、韓国艦艇に全く無線をしていません。これはなぜでしょうか?そもそも、他国の艦艇に近く近づく時には相手の艦艇に無線をかけるのが原則ですが?なのに日本は韓国艦艇が哨戒機の無線に応じないと騒いでいますよね。当時韓国艦艇は通信環境が良くなくて応じられなかっただけです。なら他の方式でやってみる方法もありましたけど、日本はそうしませんでした。 その他にも、哨戒機は火器管制レーダーに当たれたと言いながらも、回避起動をしてないとこを見てかなりのショックを受けました。普通、RWRが鳴った場合は、直ちにフールパワー起動をするのが正常ですが、哨戒機は平気に艦艇の周りを飛び続けているのです。これは全然理解できない行動なんです。 日本測はあらゆる嘘をつきながら自国の支持率を引き上げようと夢中ですが、全世界は既に真実に気づいているのです。実際に、韓国艦艇はただ救助活動を行ってただけです。むしろ、正常的な救助活動を邪魔させた日本測の非じゃないですか? 私はこの事案は、安倍を含む自民党が支持率をアップするためにわざと嘘をつき、自国民を洗脳しているとしか言えないものです。こんなことは、アルゼンチンでは有り得ない事です。なんで日本は先に低空威嚇飛行をしたくせに、被害者を侮辱する言動をとるのですが?私は全く理解できませんよ。

  • アンカレッジ〜香港航路について

    自分のマンションの真上を深夜、飛行機が飛んでいるのでアプリで確認すると、アンカレッジから香港行きの飛行機でした。その航路を見ると、太平洋を渡ったあとは、茨城県あたりから九州まで日本の上空を通り過ぎる航路でした。その時、思ったのですが、何故、そのまま太平洋の海の上を飛ばずに、わざわざ日本の陸地の上を飛ぶのか?という事です。何か理由でもあるのでしょうか?

  • いずも型護衛艦、通常空母転用は無理?

    いずも型護衛艦、見た目は航空母艦ですがヘリコプター搭載型空母との事です。 そこで通常空母転用は無理?甲板の厚さから戦闘機の離発着は無理とか聞きました。 さらに垂直離発着用の戦闘機は燃料消費からいまだ現実的に空母運用はできないという。 そこで将来的には戦闘型空母転用を目論んでいるのでしょうか?

  • 基地空母案

    毎年、少ないながらも、維持費や地方自治体に迷惑料を払ったりするよりかは、多くの基地を統合し、輸送機や哨戒機以外の戦闘機やヘリコプターは空母で運用した方がいいのはないのでしょうか? 戦時下でも、空母はイージス艦に護衛されますが、基地はミサイル攻撃や爆撃には滅法弱いです 対空兵器も置かなければいけません 確かに艦載機の開発や空母建造などかなりの費用がかかると思いますが、長期的に見れば、それほど影響あるものではなく、どんな状況にも臨機応変に対応できるようになるのではないかと思います

  • ブッサート級カタパルト艦

    ナチス・ドイツ海軍のブッサート級カタパルト艦のブッサート号とファルケ号についてお教え下さい。 (1)カタパルト艦というのは水上機母艦と同様な艦と考えてよいのでしょうか? (2)この2隻が積んでいた飛行機の機種は何という名でしょうか? (3)この2隻はどこらへんの海域で活動していたのでしょうか? (4)この2隻はどのような戦果、もしくは戦果をあげるのに貢献したのでしょうか? (5)このブッサート級のスペック(全長、トン数、速度、乗員数、武装など)を教えてください。 よろしくお願いいたします。

  • なぜ、あんな事故が?

    韓国の、沈没事故? 船長、乗り組み員は逮捕されたが、船会社社長はどうなるのか? 価格競争が原因ということも考えました? 一航路で収益を上げるために、荷物は制限積載量以上の荷物を積み、船長、乗組員はアルバイト。 日本でも、観光バスの逆走。 社長が運転していたらしい。(社長が運転に問題はないが・・・) 飛行機も価格競争がひどい。 キャビンアテンダントもアルバイトが多いのかな? それだけの収入があるから、それだけのサービスになると思う。 飛行機もこのまま行くと、過積載、立ち席もあるかも。 価格競争は、一般市民にはありがたい。でも、弊害も多い。 価格競争をどう思いますか? 弊害をうけてると思う物は何でしょうか?

  • ガミラス軍の航宙母艦について~ヤマト2199~

    宇宙戦艦ヤマト2199におけるガミラス軍の航宙母艦についての疑問、というかどう解釈すべきかな設定です。 ※なお質問内容に一部ネタバレしている箇所もあるますので読みたくない方はご注意下さい。 旧設定でもガミラス軍における最新鋭航宙母艦は十字型の高速空母(ヤマト2199におけるポルメリア級強襲航宙母艦)であり、七色星団戦で登場した三段空母や戦闘空母(ヤマト2199におけるガイペロン級多層式航宙母艦やゲルバデス級航宙戦闘母艦)は旧式艦扱いされていますが、何故ポルメリア級が新世代艦として世代交代したのかがちょっと疑問です。 ガイペロン級は航宙母艦としては優秀そうですが、防御火力は貧弱気味で、しかも耐久力は皆無に近い脆弱な艦であり、艦隊に守られて運用しなければ有効活用できそうにありません。 またゲルバデス級は、一種の奇形艦であり、ガイペロン級とそう変わらなさそうな艦の艦載機搭載能力を控え目にした代わりに火力を増強させた代物で、どう考えても他の戦闘艦艇と一緒に第一線での砲撃戦が出来るほどの耐久力があるようには思えません。 実際にバラン星での観艦式ではガイペロン級はまだ配備されているようですが、ゲルバデス級は使い難い艦だったらしく、まず配備されていないようです。 対するポルメリア級ですが、耐久力は他の戦闘艦と比較して優秀そうではありませんが、大口径のレーザー砲とミサイル発射管があり、それなりな火力を有していながら防御火力は貧弱そうです。 その代わり機動力の面ではかなり軽快そうで、その面についてはガイペロン級より優れていそうです。 しかし搭載機材について目を向けるとガイペロン級が多種の機材を運用できることや、ゲルバデス級が甲板上に係留することで重爆の運用も可能なのに対して、ポルメリア級は格納庫形状の制約から全翼機形式の攻撃機メランカか偵察機スマルヒしか運用できなさそう。そしてスマルヒは偵察機として優秀そうですが、メランカは万能機である反面、戦闘機としても攻撃機としても能力が中途半端そうです。 テロン相手はともかく(結果的には後手を踏んだような形ですが)、優秀な空母群を有している蛮族ガトランティスとも戦端を開いているガミラス的にポルメリア級を主力母艦としている理由ってどの辺なんでしょうか?

  • 中古住宅を購入するときの注意

    去年中古の一戸建てを購入しました。 大変気に入って購入したのですが飛行場場が近くどうやら我家の上が航路らしく飛行機の音がとても うるさくって今真剣に引越しを考えています。 前回家を探すのは慎重にしたつもりだったのですが、日曜にか家を見て回ることができず、飛行機は土日は飛ばなかったので、当時は不覚にもここまでうるさいとは気がつきませんでした。 今度はこのようなことがないようにいろんな可能性を考えて慎重にしたいです。 住んでみたらこんな悩みがあったなんてことあったら教えてください!

  • 航空機などの形が正確に図示されている本や図鑑を紹介して下さい。

    横浜市南部に住んでいます。我が家の真上を南北にさまざまな飛行機やヘリコプターが飛んで行きます。また、北の空には羽田から西に向かうと思われる旅客機が次々と上昇して水平飛行になる様子が見えます。 そんなわけで、飛行機にとても興味が出てしまい、毎日目撃するさまざまな飛行機がなんという型式なのか、知りたくてたまらなくなりました。 そこでお尋ねしたいのは…… 旅客機や自衛隊機(?)などの形を正確に図示した図鑑、本、サイトはありませんでしょうか? 真横と真下から見たところが分かるような、設計図のようなものが載っているものが理想です。 飛行機の写真が載っている雑誌やサイトはいろいろあるようなのですが、写っている角度がほとんどの場合斜め前や斜め下からなので、逆光で真下から見ている私には、どうもピンと来ません。 最近、知人に海上自衛隊のポスター型カレンダー(飛行機、ヘリ、護衛艦などを真横から見た正確なイラストつき)をもらったおかげで、我が家の上空をしばしば飛んでいる尻尾(?)のついている飛行機が「哨戒機P3C」であることがわかり、とても嬉しくなりました。最近も翼の形が特徴的なプロペラ機が何度も上空を通過するようになったので、名前が知りたくてたまりません。 このように、しばしば見かける飛行機たちの名前を調べたいと思っています。アドバイス、お願いいたします。

  • マレー沖海戦に関する質問

    マレー沖海戦に関する質問 昭和16(1941)年12月8日(日本時間)、日本は米英に宣戦布告しました。その2日後(12月10日)には、英東洋艦隊の戦艦2隻(※)が日本軍輸送船団の攻撃に向うためにマレー半島クァンタンの東方沖55海里の海域を北上していたところ、日本海軍第二十二航空戦隊が空襲をして2隻とも撃沈しました。 不可解なのは、英戦艦に戦闘機の護衛がなかったことです。なぜでしょうか。まさか空襲されるとは思っていなかったのでしょうか。それとも東洋艦隊には航空母艦がいなかったからでしょうか。 http://www.youtube.com/watch?v=jFQNrAD-Qak&feature=related