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古代の船の本

3世紀から8世紀ぐらいの中国、韓国、日本で使われていた船に関する本を探しています。 魏志倭人伝、騎馬民族征服説、遣隋使などがどのような大きさ、搭乗数、水夫数、船団構成数、目的地到達率、近辺到達率、遭難率など知りたく思っております。当然部分的研究成果しかないでしょうが、ご存知の方教えてください。 疑問発端は、徐福伝説は各地にありますが、徐さんが多く住む地域はないようです。騎馬民族が短時間に大和地域を勢力下に置けるだけの兵隊、馬を短時間に運べたとは思えない。遣唐使の名簿追跡では7割の生還率との記載見ましたが?? 日本では埴輪、鎌倉時代に書かれた遣唐使船らしき絵ぐらいしか基礎資料がないがようです。

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noname#224207
noname#224207
回答No.1

船は木造で水辺で使われることから遺物が非常に限られています。 このために魏志倭人伝の時代となると埴輪が唯一の手掛かりです。 最大で全長30m、幅3m、排水量30トン、漕ぎ手40人(約時速3ノット:6km/時)位ではないかと推定されています 宝塚1号墳から出土した日本最大の船形埴輪 | 松阪市の文化情報 www.city.matsusaka.mie.jp/www/contents/1337919015956/ 下記サイトでは、復元して実際に試験航海をしています 古代の船と航海ルート - 邪馬台国大研究 inoues.net/science/war.html 遣唐使船については、長さが30m、幅7~9m、推定排水量約300t、帆柱2本で平底箱型でした。 鉄釘はほとんど用いないで、平板をつぎあわせて造っていました。 そのため波切りが悪く、不安定で、強風や波浪に弱いという欠点がありました。 1隻に120人ほど乗っていました。 近年では遭難の最大の原因は、定員オーバーや積載オーバーではなかったかとみられています。 古代船に関する書籍は下記のようなものがあります。 日本の船を復元する 古代から近世まで―復元するシリーズ〈4〉 (GAKKEN GRAPHIC BOOKS DELUXE) 石井 謙治 (監修) 学習研究社 調べ学習日本の歴史〈15〉日本の船の研究―日本列島をむすんださまざまな船 安達 裕之 (監修) ポプラ社 >騎馬民族が短時間に大和地域を勢力下に置けるだけの兵隊、馬を短時間に運べたとは思えない。 おそろしく古い歴史観です。 昭和23年に江上波夫が唱えて一世を風靡した学説ですが、現在は全く顧みられていません。 現在古代の日本人の航海術は相当発達していたと考えられています。 鏃などの使われていた黒曜石は不純物を特定することで母岩が確定できます。 この手法を用いた結果として、房総丘陵地域では縄文時代の全期間通じて殆ど神津島産が使われていたことが分かっています。 本州内の信州にある母岩を使ったものが現れるのは中期以降とされています。 これは、縄文時代にはすでに房総半島のはるか沖合の神津島と自由に往復できるだけの船と航海術を持っていたことになります。 詳細は下記サイトをご覧下さい 松田光太郎 mitizane.ll.chiba-u.jp/metadb/up/AA12170670/18834744_28_21.p... 日本は江戸時代こそ民間人の渡航は減少しましたが、有史以来大陸をはじめ東南アジア諸国へ日常的に渡航していました。 最近のDNA鑑定の結果沖縄諸島の人達の祖先は九州北部の人達の一部が南下して定住したものと考えられています。 琉球語には沢山の奈良時代の古語が残っていることが知られています。 奈良時代末期から平安時代にかけて朝鮮半島基部の東側一帯にあった渤海からは度々渡航してきていました。 渤海の連中が帰国する際には都度日本側で新造船を造って送り返していました。 平安時代の書籍に公家諸侯が黒貂の毛皮を珍重して夏でも着ていたことが書かれています。 (なんぼ見栄でも暑かったでしょうな~) 平清盛も海外との交易で巨万の富を蓄えました。 室町時代には現在のベトナムからタイの沿岸各地に日本人町ができていました。 当時の三本マストの大型船が描かれた絵が残されています。(日章旗を掲げています) 伊達政宗が派遣した遣欧使節団が太平洋横断につかった大型洋式帆船(ガレオン船)は日本の船大工が造りました。 帰国後、ヨーロッパに廻船されて、現地で長く使われていました。 以上のように、ご想像よりも日本では造船技術も航海術も充分発達していたのだ、とお考え願います。 お江戸のお話だけで惑わされないでください。

441moe
質問者

お礼

ありがとうございます、順次落ち着いて勉強?させていただきます。本来海は隔てるものでなく、交通の大動脈ではないかと思っていました。 概要の解説まで頂き感謝致します。

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