もしも、核兵器が実用化には至らなかったら？

質問

もしも、核兵器が今日でも実用化に至っていなかったら、日本 及び 世界はどうなっているでしょうか?

ポツダム宣言受諾が更に遅れて、ソ連が日本の半分を占領？

米ソは冷戦にはならず、通常兵器を用いての第三次世界大戦勃発？

現実の核兵器の存在を肯定する気はありませんが、もし仮に存在していなかった場合はどうなるのかも、考えてみたいです

よろしくお願いします

回答No.2

noname#224207 · ベストアンサー

＞もし仮に存在していなかった場合はどうなるのか
核兵器の保有が絶対的な意味を持っていた時期は極めて短期間でした。
当時の米ソ間で相互確証破壊（ＭＡＤMutual Assured Destruction, ）と呼ばれる現象が起きてどちらも使うに使えない状態になり現在に至ったいます。
逆にこの現象の為にお互いに核を廃棄できなくなってしまいました。

＞米ソは冷戦にはならず
米ソ冷戦というのは、核の有無とは全く別なものです。
現在は、考え難いかとおもいますが、いわゆるイデオロギー戦争というのが超真面目に議論され、実際に実行されていた時代です。
現憲法がアメリカの押し付け憲法だとかなんだとか言いますが、当時としては戦勝国として自国の為に当然のことをやっただけの話です。
日本の為にやったやった訳でも何でもありません。
もし、ソ連が全面占領していれば、当然ソ連邦の一員として社会主義体制がとられていたでしょう。
これと同じことです。

現在のように、武装解除したら、その国の統治はその国の国民に任せるべきだ、などという考えは方は毛筋ほどもなかった時代です。
国家体制からなにからかにまで、戦勝国の意に従わせて、従う国や地域の範囲を広げて、敵対する国を排除するのが当然のことだと考えられていた時代です。

戦争というのは、あくまでも外交の一手法であって、それ以外の何物でもありません。
物理的破壊を伴う手法をつかうか、他の手を使うかだけの違いです。
物理的破壊を伴わずに双方が駆け引きする場として設けられたのが国連です。
常任理事国と呼ばれる国が特別の権利を持っていて絶対に手放さないのはこの為です。
国営益をかけた交渉は相変わらず続けられています。
兵器なるものを使っていないだけです。
つまり、当時の世界中の政治家が考えていた考え方の結果として冷戦といわれる状態が生じただけで、核などという武器があったから、なかったならなどという単純な話ではありません。

＞通常兵器を用いての第三次世界大戦勃発
破壊を伴う外交交渉によって得るものがあまりにも少ない、ということを学習していますから、核があろうがなかろうが起きることはありません。
今回のクリミヤ半島のロシア併合も、第一次世界大戦当時であれば、直ちにヨーロッパ対ロシアの戦闘に突入していたでしょう。

＞ソ連が日本の半分を占領？
当時のソ連政府にその意思があればやっていたでしょう。
核の有無とは無関係です。
日本列島を分割占領することによって得られる利益は少ないと判断しただけです。
ソ連にせよ現ロシアにせよ、最大の関心はヨーロッパです。
石油が出る訳でも鉄鉱石が出るわけでもない島に関心はありません。
北方四島はウラジオストークにいる艦隊の太平洋への出入りを保障するために必要だから押さえているだけです。
ロシア艦隊にとっては冬季に凍結しない港は貴重品です。
その港の軍事的自由を確保するのは当然のことです。
島の地べたが欲しくて押さえている訳ではありません。

現在の中東のゴタゴタも石油があればのこそ起きています。
しかもヨーロッパ、ロシアとは地続きです。

＞（原爆を投下をしなかったことによって）ポツダム宣言受諾が更に遅れて・・・
広島長崎への原爆投下が戦争終結に貢献したもので有益なものであった、とするのはアメリカの強弁です・
戦術的には無意味で、単なる非戦闘員である一般市民の無差別大量虐殺行為であったとは口が裂けても言いません。
現に、どこぞの売春婦の像は建てても、原爆展は絶対に開かせません。
原爆を投下した爆撃機はピカピカに磨き上げて博物館に展示して子供に見せています。
博物館や美術館どうしのでのお互いの展示品の交換展示は頻繁に行われていますが、広島平和記念資料館、長崎原爆資料館との交換展示は絶対にやりません。
現在の米国大使は個人的に理解しても、国家の大使としての立場上アメリカ政府の主張を代弁せざるを得ないでしょう。
静かに式典に参加していました。

外交宣言などというものは、その日その場になれば何時でも無視されます。
自国の国益を損ねてまで他国の利益を図る外交家も政治家もいません。
宣言、条約尊重などというのは、どこぞの、国際音痴の政党が頭の中で勝手にこねくり回している妄想です。

物理的人的破壊をもたらす核兵器よりも相手国のＳＮＳを破壊する方がはるかにダメージが大きい時代に突入しています。
今後は国家間の戦争なるものの姿が変わるでしょう。
核兵器が警戒されているのは、小型化されて局地戦で用いられることです。
北朝鮮のような国がところかまわず炸裂させることを恐れています。

政権対反政権どうしの政治抗争が武力をともなって行われるのは今後当分続くでしょう。
これに小型核兵器を使う連中がでてこないことを願うのみです。

お礼

色々、大変勉強になりました

今後も更に勉強していきます

また機会がありましたら、ご教授いただけると嬉しいです

ご回答ありがとうございました

回答No.3

kuni-chan

アメリカは原爆の人体実験をするために停戦交渉を本気でしていません。
　日本は徹底抗戦＆総玉砕で一枚岩になっていた訳ではありませんから条件によっては停戦に応じていた可能性は十分にあります。
　原爆が無ければアメリカは戦死者が増える戦争を引き延ばす必要はありませんから、ナチスが崩壊した後の早い時期に停戦交渉に入って戦争が終結した可能性があります。

　そうなればソ連は当事者ではありませんので南樺太や千島はアメリカ領になっているかもしれません。少なくともロシアが実効支配する事にはなっていないでしょう。

お礼

ご回答ありがとうございました

回答No.1

noname#198909

歴史に「もし」はありません。

一つが変わると全ての歴史が変わるからです。

＞核兵器が今日でも実用化

「使わなかったら」なら答えやすいと思います。

「実用化」出来ないという事は、原子力発電所も出来ないと思いますので、エネルギー事情が全く変わってきますから、何が起こるのか全く分からないとしか答えようがないと思います。

ポツダム宣言受諾が更に遅れて、・・・・1週間ぐらい遅れたと思います。
ソ連が日本の半分を占領？・・・・・・・・・北海道がロシア領土になっていると思います。
米ソは冷戦にはならず、・・・・・・・・・・・・冷戦はあると思います。
通常兵器を用いての第三次世界大戦勃発？・・・・・・核兵器の所有が世界を安定させているなら第三次世界大戦はあると思います。

お礼

核兵器は実用化に至らなくても、原子力までは実用化に至った場合は有り得ます

実際に、先に原子力　その次に核兵器　でした