久しぶりに沈黙の艦隊を読んで疑問に思ったのですが、

質問

沈黙の艦隊で疑問に思ったこと
１０年ぶりぐらいに沈黙の艦隊を読み返して疑問に思ったのですが、ニューヨーク沖の海戦でアメリカ大西洋艦隊の中に戦艦がいるのですが、潜水艦との戦いで戦艦が出てくる意味があるのですか？
対潜能力のない戦艦は足でまといになるばかりか、護衛に巡洋艦や駆逐艦を取られ邪魔な存在なだけだと思います。
敵が潜水艦だけとはっきり分かっている状況で戦艦が出てきた理由はあるのでしょうか？
国民向けのパフォーマンスにしてはリスクが高いと思うし、単に作者が書きたかっただけ？

回答No.3

eroero4649

マンガっすよ、マンガ。だいたい戦艦というのはすべての男の子が憧れる鉄（くろがね）の城じゃないですか。当時のアメリカ海軍はその戦艦を保有していたので登場させないともったいないですよ。

松本零士先生の戦場マンガシリーズで、ドイツのUボートとなぜか単独行動中のイギリスの戦艦が戦う一話完結の物語があるのですが、死闘の挙句にお互いを認め合いながら相討ちで終わるのですが、それを読んだとき子供心に「Uボートと戦艦が相討ちじゃ割が合わないのでは？」と思いました。リアリティを問うならUボートと駆逐艦にすべきでしょうが、それだと読者的にいまいちつまらなかったでしょうね。

ものすごいヤボなことをいうと、原子力潜水艦「やまと」の乗員は、世界最強のアメリカ海軍を相手に単独で戦争を仕掛け、24時間体制で極限の緊張を強いられ、さらに狭くて当然窓もない原子力潜水艦の中で閉じ込められるんですから、そのストレスで艦長くらいならまだしも、一般の乗組員が精神的に参ってしまいますよ。
米ソ冷戦中に、アメリカの原子力潜水艦はソ連領海内に忍び寄って、ソ連の通信ケーブルから直接傍受するという極秘任務をこなしたそうです。これは高度なスパイ行為ですから、万が一発覚してもアメリカ政府は知らぬ存ぜぬを通します。もし認めたら第三次世界大戦の口実になりますからね。
また万が一ソ連海軍に見つかれば、ソ連海軍は警告抜きで潜水艦を攻撃できます。スパイ行為に対しては警告や裁判抜きで処刑して構わないと国際条約で認められているからです。
だから乗組員のストレスたるや、ものすごいものがあったそうです。突然攻撃されて、誰にも気づかれぬまま本国にも見捨てられて人知れず深海の底で眠る羽目になるかもしれませんからね。あまりにストレスが強いので、一度その任務についた乗組員は二度とその任務にはつかないようにしたそうです。

補足

まぁ、マンガと言ってしまえばそれまでですが。納得できる理由を考えたいわけですよ。
戦艦出しときゃ見栄えがいいのは分かりますが。

最初の質問の回答とあまり関係が無いようですが、圧壊沈没の偽装工作までしてシーバットの乗員となり、さらに海江田艦長の考えに共感してやまと国民になった乗組員たちはその程度のストレスは当然覚悟の上でしょう。それに物語の中では時間は２ヶ月しかたっていないし、そのぐらいの期間なら精神は持つかと思います。

回答No.2

jkpawapuro

ニューヨーク沖海戦のアメリカ軍の戦い方はヤマトの魚雷装備数より多くの軍艦を用意すれば勝てるって考えですので、的になればなんだって出すのでしょう。でかいし一発じゃ沈まない戦艦は的に最適とも言えます。

補足

確かに退役間際の戦艦で被害担当艦にするには最適ですが、そのために2000人近くの乗員を危険にさらすのはアメリカ的じゃないと思う。

回答No.1

ultraCS

>単に作者が書きたかっただけ

上記以外だと、艦隊旗艦として、艦隊指令の乗艦としてでしょうね。
旗艦としては、戦艦か空母打撃群での空母と言うことになります。実際には固定翼の対潜哨戒機(当時だとS-3)を積んだ空母の方が適していると思いますが
湾岸戦争でミズーリとウィスコンシンが使われていますから、艦隊構成としてはありなのでは。

補足

そういえば、大西洋艦隊司令のボールドウィンはホワイトハウスにいて、現場の指揮は空母リンカーン艦長のネルソンと空母ＪＦＫ艦長のナガブチが執っていましたよね。
二人とも大佐で一艦長に過ぎないのに艦隊の指揮を執るのもおかしな話ですよね。