日本シリーズ中継を観ていての印象

質問

中継を観ていての印象です。ふだんは野球とは何の関係もない様な俄ファンが熱狂的に興奮し、それを浪花節の勧善懲悪の如きスタンスで語り伝えるアナウンサーの言葉を耳にして、新興宗教やカルト団体の集会とも共通する様な少し薄ら寒さを感じました。
　楽天球団が日本シリーズに優勝することと、東北を応援することを同列として「素晴らしい！」と殊更に煽るのはどの様な心理状況といえるでしょうか。
　また日本での「スポーツの今後のあり方」について、地元意識はどの様に影響するとお考えでしょうか。スポーツ振興全般に関する問題として、そして競技毎にあるナショナルチームのボトムアップとの関連でご意見を賜ればと存じます。

回答No.2

unknownname

テレビの実況を見ますと日テレ系だと、気持ち悪いまでの巨人びいきです。まさにカルト的な持ち上げ方ですよ。今回のシリーズが東北復興と結びつくことに、薄ら寒い感じを覚えるという気持ちは判らんでは有りません。ですが、阪神の震災の後のオリックスの時も似たような物でした。実際に震災を目の当たりにしてきた選手たちだからこそ、東北のためにと言えるのだと思います。球団創設当時の巨人との軋轢、ナベツネによる2リーグ制の消失の危機などを考えれば、そこに横たわる怨念と運命の不思議さを感じざるをえません（まあ民放のアナはあおりがおおすぎますけどね）

お礼

大変に遅くなりまして申し訳ありません。
僕が気になったのは、何でもかでも全てを「東北の復興のため」や「東北の方々の思いに寄り添って」などが冠せられれば許されるのかとの素朴な疑問からでした。
　仰るとおりプロ野球の試合と東北復興とは何の因果関係もないとの点には賛同しますが、それと相手チームの球団経営者を一緒にすることは問題として何か筋違いな印象も受けます。

回答No.1

k_05213015

こんばんは

浪花節の勧善懲悪の如きスタンスをすべて否定すると昭和の奇跡的な成長もなかったかと思います
薄ら寒さを感じること自体が豊かになった証拠ではないでしょうか？

大衆の行動原理は、マインドコントロールによるところが大きいですよね
（原発の危険性も東電の莫大な広宣費で蓋してたし、小泉元首相の手法もある意味同じでしょ）
結局、その評価は時がたたないとわからないと思いませんか？

スポーツの今後のあり方
野球に関して言えば、パリーグが地元密着で改革を進めていますが道半ばです
たとえば、日本ハムは道内市町村の町興しにも協力するなどして
道内視聴率２０％を維持するりっぱなビジネスに成長しています
ソフトバンクも九州で同様の活動を行っています

しかし、プロは読売、高校は朝日、毎日、
つまりプロレスのように興行団体主導の企業スポーツです
サッカーのようにＦＩＦＡを頂点としたピラミッド型にならないとＷＢＣも含めきびしいです
そうなれば、アジアリーグも実現出来日本人のトップ選手がＭＬＢに移籍することなく
世界最高峰のリーグが出来ると思います
（日本、台湾、韓国で１億８千万人の商圏になります）
王さん、張本さんが元気なうちにナベ○さんが。。。

お礼

早々の書き込みありがとうございます。
僕が気になったのは、今回の中継を含めてあらゆるスポーツイベントに「東北に勇気を」や「頑張ろう東北！」の言葉が踊っていたことです。その輪の中に入らなければ、東北の復興を応援することにはならないのか、あるいは対戦相手を倒すことだけが東北の人を勇気づけることになるのかとの素朴な疑問からでした。
　件の民放放送局(テレビ朝日)のアナウンサー氏が口にしていた「楽天を勝利させることが東北を応援することにつながる」との確信めいたものが何に起因しているのか。相手チームを応援すると、それは東北の復興に反することになると考えているのかなどとも感じ、何やら多数に従えとの得体の知れない圧力めいたものにうすら寒さを感じた次第です。
　ソフトバンクや日本ハムが地元密着型のチームを目指して様々な形での支援活動を展開していることは僕も存じております。福岡ならば、以前はキャナルシティ博多にあった劇団四季の劇場での公演に様々な広報活動をサポートしたり、日本ハムはフランチャイズの北海道地域で野球以外のスポーツ競技たとえばラグビーなどにも積極的に携わっていることも耳にしております。
　こうした点ではドイツのブンデスリーガの発想につながる部分もあると思われます。Ｊリーグの「百年構想」はむしろ日本スポーツ界全てが目標として掲げる崇高な理念として全面支援すべきと僕自身は考えてもいます。
　こうした考え方に残念ながら水指すのが「偏狭な地元意識」ではなかろうかとも考えますがいかがでしょう。