• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:憲法9条改正に広い自覚はあるのか?)

憲法9条改正の広い自覚はあるのか?

phjの回答

  • phj
  • ベストアンサー率52% (2344/4489)
回答No.17

#9です。お礼ありがとうございます。ちょっと気になることがあるので補足を・・ 前回は「文民統制」という視点から国内の問題として書きましたが、今回は世界情勢という外からの視点になるのかな、と思います。 #8さんの回答に対してお礼で「日米同盟を破棄することはできない」という趣旨のことを書いておられますが、本来なら9条を廃止改正するなら「日米同盟そのものを見直す」ことも視野に入れないといけません。それこそが本当の「覚悟」であろう、と思います。 もちろん、実際のところ、検討の結果日米同盟堅持という方針になるのは当然なのですが、独立国として自前の国防に対して覚悟と責任をもつのであれば、それ以外のオプションも検討すべきなのです。 この「独立国」である、というのは非常に重い命題です。スイスは永世中立でありますが、それは逆に「どの国の援軍も断る」ということであり、たとえスイス国民が全滅しても自国民だけで敵を排除する意思の現れであり、覚悟であるわけです。 日本が9条廃止後、どのような体制で独立国家としてやっていくのかは、これからの課題でもあるわけですが「日米同盟ありき」で話が進むのは、まさに覚悟がない、ということになりかねないのだと思います。 実を言うと、米国と同盟を結ばなくても日本が独自に国防でやっていくことは不可能ではありません。いくつかの方法がありますが、参考になるのはフランスのドゴールが提唱した「中級国家戦略」でしょう。 簡単にいえば、アメリカやソ連(当時)のような超大国になれず、イギリスのように世界中に連邦国家を引いている国家郡でもないフランスが、超大国に伍して世界で主張するために必要な戦略を説いたもののです。 簡単にいえばその中心は「核兵器」であるといえます。核兵器を自前でもち、自国戦略の中心におくことで、超大国といえどもフランスの意見に傾聴せざるをえなくする、という戦略であるといえます。 この核兵器が有効に機能することは、皮肉ながら北朝鮮の核開発で現在も有効ということが立証されてしまいました。 つまり、日本国が9条を破棄し、独立国として世界に責任をもつ覚悟があるなら「核兵器」を持つか持たないかの議論も必要であり、それによって日米同盟がどのように変化するかも考える必要がある、ということです。 これを逆に見れば「世界を破滅に導く能力をもった国家とその主権者たる国民がどのような意識(覚悟)で、世界と接するか」ということでもあります。 幅広い自覚、ということなら、実際にはこのあたりまでよく考える必要がありますし、9条を廃止した場合には、国家戦略として核をもつべきなのかもつべきではないのか、核を持たないなら日米同盟で米軍基地に核があるのは許容するのか、など幅広い国民的議論が必要になります。 もっとも、具体的な議論は国防という概念上難しいですから(だって、核兵器を持つべしとして開発するわけには行かないでしょう)「国軍を持った日本が今後どのように、近隣諸国とそして地域紛争や不正義と関わるべきか」という議論が必要でしょう。 そういう点において、9条を改正したい側に覚悟と自覚があるようには見えませんし、実をいうと9条を改正したくない側にも「国軍を持たない状態で、世界の紛争や不正義にどのように対処するか」という視点はまったく見えません。 その点が一番問題なのだと思います。

noname#246942
質問者

お礼

再度のご回答、誠に有難うございます。 お礼が遅れ、大変申し訳ございませんでした。 >#8さんの回答に対してお礼で「日米同盟を破棄することはできない」という趣旨のことを書いておられますが 決してそのような主旨で書いた訳ではありませんが、誤解を与えてしまったようです。 本当に申し訳ございません(汗 ただ、「絶対破棄する事は出来ない」とは思っておりませんが、「結果」として、それを破棄する事は出来ないだろうとは思っています。 これでは意味が分かりませんね(笑 今回、あなた様から頂いたご回答の内容は、自分の思う部分でもありました。 もし、今の日本が憲法9条を破棄し、日米安保まで見直す事を真剣に考えたのであれば、その時には自動的に「日本の核武装化」まで話が進んでいる時だと思います。 自分は、よく改憲派の知人とこの問題について話し合う事があるのですが、自分がそこ(核武装)まで話を進めると、彼はいつも決まって「9条を改正する言えば、護憲派はいつも決まってすぐ戦争に結びつけようとする」と言います。 自分は、日本の核武装化は「現実的に不可能」と思っている人間なのですのが、彼は「日本には核なんてすぐ作れる技術力も力(金)もある」と答えます。 恐らく、この辺が、根本的に話が交わらない部分だと思っています。 「原理的」に考えれば、確かに日本には核兵器を作る技術力もあれば経済力もあるとは思います(そんな事は当然です)が、「現実的」にはどうなのか? 「原発」でさえ、反対だ危険だと言われ敬遠されている中で、それをどこで製造し、どこに置いておくと言うのか?(候補としては霞ヶ関が有力ですかね?) また、「世界で唯一の被爆国」と言う事実がある中で、それを引き起こした兵器を自ら持つ事のデメリット、また世界に与える影響を理解しているのか? そういう観点から見ても、自分は日本はそこまで「覚悟のある国」でも「愚かな国」でもないと思っておりますので、日本の核武装化は「現実的には無理だ」と判断している所です。 故に、あなた様の仰る面から見ても、「アメリカとの同盟」は9条を変えた日本であっても、今後も継続は必須だろうと思う次第です。 >9条を改正したい側に覚悟と自覚があるようには見えませんし、実をいうと9条を改正したくない側にも「国軍を持たない状態で、世界の紛争や不正義にどのように対処するか」という視点はまったく見えません。 そうですね。 人に覚悟を聞いておいて、自分に覚悟が無いのなら元も子も無い話です。 他の回答者様のお礼にも書きましたが、自分はアメリカを始めとする、日本の隣国との関係もこのままで良いとは思っておりませんし、実は武力を持たない事が一番良いとも思っておりません。 ただ、第二次世界大戦終結を持って、日本は「唯一の被曝国」と言う現実を突きつけられ、押し付けられた9条によって武力をそぎ落とされて来ました。 自分は、日本は「このまま」ではなく「これから」変わっていかなくては行けない時期に来ているのではないかと思っています。 その為に、「9条は絶対に変える」のではなく「9条は絶対に変えない」覚悟を、世界に向かって知らしめなければいけないのではないかと、そう思います。 今回の安倍氏の会見も、すぐに「アメリカの言う通りだ」的な発言をするのではなく、「分からないものは分からない」「はっきりするまでコメントは控える」ぐらいの強気な姿勢を見せてもらいたかったです。 小泉の時もそうでしたが、いくら日米同盟があるからと言って、そこまで協力しなくても良いのではないかと。。。 だから国民にも他国にも、日本はアメリカの犬だと大きな誤解を与えるのではないと。。。 今の日本のトップですら、9条や日米同盟を上手く扱えないでいるのですから、それが独自の武力を持った日には、今度はどう上手く扱えると言うのか。 自分には疑問でなりません。 何度も長文にお付き合い下さり、本当に申し訳ございませんでした。 本当に有難うございました!

関連するQ&A

  • 憲法9条改正の論点・可能性・改正した場合の日本の変化

    安倍首相は憲法9条改正を内閣の目標として掲げています。 (1)憲法9条改正賛成派と反対派の主張や論点の違いは何ですか。 (2)憲法9条が改正される内容とその可能性はどのくらいありますか。 (3)憲法9条が改正されたら日本の内政や対外関係はどのように変化しますか。

  • 憲法改正について 9条とそれ以外

    こんばんは。 私は基本的に憲法改正は反対です。 9条改正には反対ですが、それ以外の改正はして欲しいと思う部分はあります。 (国民の義務と権利についてです) 1.9条改正は賛成ですか? 2.9条以外の憲法改正は賛成ですか? 賛成ならばどの部分か教えてください。 どちらも自分の考えでお願いします。 政府が何を言っているか等を書かれますと、頭が混乱してしまいますので。 よろしくお願いいたします。

  • 憲法9条改正

    憲法9条改正すべきだと思いますか?改正に賛成ならば、理由と、どういう風に改正しますか?改正に反対ならばなぜ反対なのかもお願いします。

  • 憲法9条改正

    憲法9条改正に反対ですか? それとも賛成ですか?

  • 憲法9条の改正について

    憲法9条の改正について皆さんの意見をお聞かせください。9条以外にも改正するかしないかの議論はあるのですが、今回は9条のみでお願いします。 僕は改正については賛成です。 理由は、現状に憲法9があっていないため、政府は解釈によって憲法を現状に合わせていると考えられます。やはり、解釈によって変えられるのはいかがなものかと思い改正に賛成です。 具体的には、9条の1項、「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求」は継承するのが良いと思います。それに加えて、侵略戦争はしないが自衛戦争はする。侵略戦争の戦力は持たないが自衛戦争をするための戦力は持つ。と名義するのが妥当だと思います。 みなさんの意見をお聞かせください。

  • 憲法96条改正について

     今度憲法96条が改正されたとします。 自民党は9条の改正をはじめとして多くの改正案を持っています。 そうなると数年後には全て自民党が望むような憲法改正ができた時に。 96条を99%の賛成がなければ改正できないと変えることができます。 そうなると自民党の独裁国家が成立するのではないかと心配しています。 憲法改正の論議はいくらしてもかまいませんが96条だけは変えてはいけないと思います。  憲法改正論者の皆様のお考えはいかがでしょうか? 99%は暴論としてもすべて改正が終わった時にまた国会の3分の2に戻したら簡単には改正できなくなります。

  • 安倍首相には憲法9条の改正だけやってくれたら後は好

    安倍首相には憲法9条の改正だけやってくれたら後は好きなようにやってくれて良い。 って、そんなに皆さんは憲法9条を改定したいんですか? 日本共産党は憲法は簡単に書き換えるべきではないと主張していますが。。

  • あらら、憲法96条改正 - 反対68%、賛成31%

    国会の3分の2と国民投票の過半数を集めて憲法96条が改正出来るなら、 そもそも、 最初から96条を改正する必要はないという、 発想自体が自己矛盾した自民党の憲法96条改正案ですが(笑) ネットアンケートで支持政党無し層のアンケート結果が 憲法96条改正 - 反対68%、賛成31% になってますが! 日本と同様に同じような改正条件でも米独仏は戦後95回(米国が6回、フランスが27回、ドイツは59回)も憲法を改正出来てるのに、96条が厳しいから憲法改正ができないなんていうデマまで流して、自民党って、策に溺れました? ↓こちら http://seiji.yahoo.co.jp/vote/result/201305020001/ 改憲の発議要件を定めた憲法96条について、衆参両院議員の「3分の2以上の賛成」から「過半数の賛成」へと緩和すべきとの案があります。発議要件を衆参両院議員の「過半数の賛成」とすることに賛成? 反対? 憲法96条改正に反対は68%、賛成は31%(無党派層) 自民党支持層を含む全体でも反対51%、賛成48% さらに、こちらのネットアンケートでは 憲法96条改正に反対78%、賛成22% ですよ! http://zzhh.jp/questions/8 憲法96条の改正に賛成? 反対? | ゼゼヒヒ - インターネット国民投票 参考(米独仏の改正条件) ・アメリカでは上院、下院の3分の2以上の賛成、さらに4分の3以上の州議会での承認。 ・フランスでは各院の過半数の賛成に加え て、政府提案案件の場合、両院合同会議の5分の3以上の賛成、そして国民投票。 ・ドイツでも連邦議会の3分の2以上の賛成、さらに連邦参議院の3分の2以上の賛成。

  • 憲法96条改正の理由

    安倍総理は憲法九条改正のために、まず96条を改正しようとしています。 何故96条の改正が必要なのでしょうか? 98条を改正しなければならない必要性が私にはわかりません。 憲法は、簡単に改正できないようにしておくのが、保守性の原則です。 保守党のはずの自民党がこんな軽率奨励の改正を言い出すのは、党の本質に反していると思われます。 九条を改正したいために、96条を改正する、というのでは本末転倒です。 考えてみると、九条改正に対する反対が多く、到底三分の二は取れないとわかってきたので、気安く96条を改正しようとするのでは、安易すぎます。 憲法九条を改正するのは困難だ、と白状しているようなものです。 ここで一旦立ち止まって、96条改正の大義を真剣に考えてほしいと思います。

  • 安倍総裁と憲法9条改正

    先日も、日本の武力化(軍事化)、つまり憲法9条改正に関する自分の考えについて質問をさせて頂きました。 今回は、時期政権に返り咲くであろう自民党総裁、安倍氏についてご質問させて頂きます。 以前より、この方は「憲法9条改正派」の方であり、今の日本を取り巻く情勢の中では、もっとも支持をされるだろうと思います。 対し、憲法9条の改正慎重派の橋本氏はかなり批判されておりますね。 前の質問でもたくさんの回答者の方が仰っておりましたが、「憲法を改正して日本独自の軍事力を持つべきである」との事。 しかし、その改正派の中でも意見の分かれる部分も多々ございました。 例えば、 「侵略をされない為に日本は軍事力を持たなくてはいけないが、今まで通りアメリカの協力は得るべきだ。」 「いや、アメリカの言いなりになってはいけない。その為にも、日本は核を保有すべきだ」 しかし実際問題、憲法9条を改正してしまえば、自動的に従来のようなアメリカの援護、つまり「日米安保条約は破棄せざるを得ない」ですよね? 今の尖閣問題しかり、アメリカは「尖閣諸島は日米安保の範囲に含まれている」と言っています。 しかし、ご存知の通り、あくまでも「日米安保と憲法9条は連動」している状態です。 『安全保障条約』 第1条 国連憲章の武力不行使の原則を確認し、この条約が純粋に防衛的性格のものであることを宣明する。 これは、仮に日本が武力を持ち、先制攻撃を行った場合は、日米間の安保条約は発動されないと言う事を意味するものでしょうか? 今の状態でも同じです。 日本が中国や韓国に対し、先に攻撃を仕掛けてしまった場合は、アメリカは協力出来ないと言う事ですよね? そうなれば、アメリカの言っている「日本が血を流す覚悟が無い限り、アメリカは協力は出来ない」と言った真意が理解出来ます。 日本が憲法を改正するならば、それと同時にアメリカとの安保条約抜きで、急速な軍事化を推し進めなくては到底間に合いません。 予想される事としては、日本の軍事産業が軌道に乗るまでの間の大幅な増税、電力不足に伴う全原発再稼働、は最低限必要ではないでしょうか? 以前より、憲法9条改正を謳っている安倍氏は、どう説明しているのでしょうか? 長文で申し訳ありませんが、皆さんのご意見を伺いたいと思います。