電力の自由化についての仕組みとは?

このQ&Aのポイント
  • 現在、独占状態にある電力会社の発送電を切り離す「発送電分離」や消費者が自由に電力会社を選べる「小売り自由化」がマスコミで報じられていますが、技術的な観点で理解できません。
  • 電力の送電には、契約した発電会社の電力を既存の送電線に重畳させる方法や、送電線を個別に設置する方法があります。
  • 新規参入した発電会社が送電した電力は契約者が使用したものとみなして、電気料金の計算を行います。
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電力の自由化って、どのような仕組み?

現在、独占状態にある電力会社の発送電を切り離す「発送電分離」や消費者が自由に電力会社を選べる「小売り自由化」がマスコミで報じられていますが、技術的な観点で理解出来ません。ご存知の方、お教えください。 パケット通信等では信号の頭に行先を明示した荷札を付けているので、多重化しても問題ないと理解できるのですが、電力は契約した発電会社の電気を、どのようにして届けるのでしょうか?(既存の電力会社の送電線に重畳させる・・・位相を合わせ、電圧を高めにすれば送り出すことは可能でしょうが、それを特定の家庭に届けることは不可能だと思います) 送電線を個別に設置するのであれば単純な話しですが、まさか、そんなことはしないでしょうし? それとも、新規参入した発電会社が送電した電力は契約者(社)が使用したものとみなして、電気料金の計算を行うのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.3

現在、自由化の例に示されるものとして著名なのは六本木 Building だろうと思いますが、これは自家発電して Building 内居住者に独立回線で電気を供給しているので Mass Media が報じる「自由化」の方式とは異なるものでしょう。 現実的な方式は御質問者さんの仰る通り「多数の発電社からの電気を単純に合成して・・・つまり 50Hz 100V 20kA の発電社からの電気と 50Hz 100V 10kA の発電社からの電気を合わせて 50Hz 100V 30kA としたものを各消費者に供給して、消費者は自分達が契約した発電社の料金で支払う」というものです。 周波数や電圧のち外合わせるのには変換機の効率といった問題がありますが、合成工程が単純で損失が少ないもの同士ならば単純に逆流防止を施して直列重畳して良いのではないかと思います。 現在の電力伝送線は発電社が持っていて、地中線を用いずに電柱を介して伝送線を敷く場合は電柱の所有者である電話会社 (NTT) に電柱使用料が払われる仕組みですが、私は地方自治体が地中伝送線や電柱を所有すべきではないかと思っています。 なにしろ地中線や電柱の工事には地方自治体の都市計画に沿って許可を得て工事しているのですから、電力や Data の伝送線及び各消費者への引き込み線部分は地方自治体が独自の料金体系で管理しても良いのではないかと思うのです・・・海底 Cable や JR 架線内などの伝送線は別ですが・・・。 そうすれば地方自治体が定める伝送許容範囲内で、各家庭の太陽光/Gas 発電からの余剰電力買取も含めて自由な発電 (電力供給) 入札を行なうことができ、都市 Gas 化で衰退する地方の Propane Gas 業者などが大量契約で安価に引いた Gas で発電した電力を売る業種に転換することもできるでしょうし、電気料金の計算は地方自治体別に発電料と伝送料との合算を提示することになります・・・集金は別の契約会社が行なう・・・つまり上下水道みたいな料金 System ですね。 上下水道料金のように地方自治体毎に料金が異なることになりますが、高額に設定するか低額にするかは住民の Consensus によって運営される地方自治体の考え方次第でしょう。 故郷 (ふるさと) 税みたいに他の地方自治体と契約するのもアリとしても良いかも知れません・・・ただし仲介料を地元地方自治体が聴収する権利がありますので、街の境界に住んでいて直ぐ隣にある電力の安い街と契約するのであれば兎も角も、あまりに遠くの発電 Area と契約しては返って高く付くでしょうが(笑)。 かつて石原元東京都知事が「東京都は独自に発電所を持つ」と吠えた事がありましたが「東京都が送電線と電柱を買い取って区に配分し、伝送料収入を得ると共に、伝送料の加減や新規発電加入社の都内業者を優遇するといったやり方で大手電力会社に圧力をかける手段を持った方が良いのでは?」と思ったものです。

diyhobbu
質問者

お礼

有難うございました。火力発電ではタービンを回して発電出来る実用温度(圧力)に達するまで3-4日要すると聞いております。ガスタービンのように発電、停止が即座に出来ればいいのでしょうが火力発電での自由化はエネルギー消費、特に化石燃料の浪費・CO2の排出などの観点で考えると、必ずしも効率的な方法ではないような感じがします。スマートグリッドなどが発展し供給側と需要側のバランスをとることが必須になるのではないでしょうか?

その他の回答 (5)

  • ytrewq
  • ベストアンサー率28% (103/357)
回答No.6

現在でも契約電力50kW以上は自由化されており、(売ってくれるところがあれば)地元の電力会社以外から電気を購入することが可能です。 他の電力会社から電気を買うときは地元の電力会社の送電線を借りて電気をおくります。 具体的には、30分単位で電気を売る側の送電電力量と受電する側の電力量が一致するようにします。 送電線を借りる料金(託送料金)や、電気を売る会社の発電機が点検や故障などで停止したとき、電力会社が代わって電力供給を行なった場合(振替供給)の単価が高いので、安く発電できないと、商売にならないようです。

diyhobbu
質問者

お礼

有難うございました。火力発電ではタービンを回して発電出来る実用温度(圧力)に達するまで3-4日要すると聞いております。ガスタービンのように発電、停止が即座に出来ればいいのでしょうが火力発電での自由化はエネルギー消費、特に化石燃料の浪費・CO2の排出などの観点で考えると、必ずしも効率的な方法ではないような感じがします。スマートグリッドなどが発展し供給側と需要側のバランスをとることが必須になるのではないでしょうか?

回答No.5

銀行の送金と同じです。銀行が預かったお金をそのまま相手に送る訳じゃないですが、こちらで10万円預かって向こうに10万円渡すのを、「送金」と呼ぶのと同じで、こちらで受電したのと同じ電力と、同じ電力を供給するのを「送電」と考えるということです。(確か、託送と呼んだように思いますが。) お金に名前が書いていないのと同じで、電力に名前がついているわけではないです。

diyhobbu
質問者

お礼

有難うございました。火力発電ではタービンを回して発電出来る実用温度(圧力)に達するまで3-4日要すると聞いております。ガスタービンのように発電、停止が即座に出来ればいいのでしょうが火力発電での自由化はエネルギー消費、特に化石燃料の浪費・CO2の排出などの観点で考えると、必ずしも効率的な方法ではないような感じがします。スマートグリッドなどが発展し供給側と需要側のバランスをとることが必須になるのではないでしょうか?

  • jkpawapuro
  • ベストアンサー率26% (811/3029)
回答No.4

電気に色はありません、支払先を自由に選べるだけです。

diyhobbu
質問者

お礼

有難うございました。火力発電ではタービンを回して発電出来る実用温度(圧力)に達するまで3-4日要すると聞いております。ガスタービンのように発電、停止が即座に出来ればいいのでしょうが火力発電での自由化はエネルギー消費、特に化石燃料の浪費・CO2の排出などの観点で考えると、必ずしも効率的な方法ではないような感じがします。スマートグリッドなどが発展し供給側と需要側のバランスをとることが必須になるのではないでしょうか?

  • at9_am
  • ベストアンサー率40% (1540/3760)
回答No.2

技術的に言えば、以下のようになります。 1.発送電分離:発電会社(複数)が送電会社に電力を売る→送電会社が各家庭に売る このケースでは、発電会社は発電(売電)量に応じて、送電会社は各家庭への販売との差額を、それぞれ売上とすることになります。技術的には、現在でも行われている各電力会社が他の電力会社から購入する場合とほぼ同じものになります。 2.小売り自由化 現在日本で行われている小売り自由化制度では、各家庭の消費電力と発電会社の発電力を合わせる必要があります。 例えば  A社が1Mw発電→送電→契約家庭が1Mw消費 となりますが、発電された1Mwと契約家庭の1Mwが同じものではありません(科学的にはあんまり正しい表現でもありませんが)。 問題は過不足が発生した場合ですが、現行制度ではペナルティが課されることになります。 例えば不足の場合には契約外で電力を購入したことになります。

diyhobbu
質問者

お礼

有難うございました。火力発電ではタービンを回して発電出来る実用温度(圧力)に達するまで3-4日要すると聞いております。ガスタービンのように発電、停止が即座に出来ればいいのでしょうが火力発電での自由化はエネルギー消費、特に化石燃料の浪費・CO2の排出などの観点で考えると、必ずしも効率的な方法ではないような感じがします。スマートグリッドなどが発展し供給側と需要側のバランスをとることが必須になるのではないでしょうか?

  • trajaa
  • ベストアンサー率22% (2662/11921)
回答No.1

パケット通信ではなく 水路で考えるべきでないの? 水には色も臭いもないので、何処の誰が作ったモノか水路に流れてしまえば識別はできない だから、宅内や構内に取り込む際に測定器で使用量を計測する 発電側も同様に、水路にどれだけの水を供給したのかを記録する 私がA電力からの受電を取り止め、独立系のR電力と契約したら、私の家が消費する分の発電と水路への供給をA電力は減らしR電力は増やす そうすれば、水路に流れる水の量はトータルで同じだがAとRの両電力の売上げは増減する つまり水路を皆で共用する その場合、水路に流れる水の品質を同じにしないと混乱するので、電力でいうところの電圧や周波数もそうだし、位相も同調させる必要がある

diyhobbu
質問者

お礼

有難うございました。火力発電ではタービンを回して発電出来る実用温度(圧力)に達するまで3-4日要すると聞いております。ガスタービンのように発電、停止が即座に出来ればいいのでしょうが火力発電での自由化はエネルギー消費、特に化石燃料の浪費・CO2の排出などの観点で考えると、必ずしも効率的な方法ではないような感じがします。スマートグリッドなどが発展し供給側と需要側のバランスをとることが必須になるのではないでしょうか?

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