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訳語を教えてください。

スピーチの用語としての,delivery---の訳語を教えてください。森岡健二著『文章構成法』には「発表力」とありました。昭和60年の刊行なのでいささか古いこともあるかと思い...「話しかた」としてみましたが,これですとわが国ですでに使われている概念があるので,少し違うのかしらと...どなたか専門のかた,よろしくお願いいたします。

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  • konkichi
  • ベストアンサー率45% (94/206)
回答No.2

こんばんは。 何と、#2の方と同じで、大学時代スピーチをやっていました。当時はディベートより、こっちの方に興味がありました。delivery という言葉も懐かしいですね。 英和辞書には、前の回答者の方と同じように、「話し方」「話しぶり」とほとんど書かれていました。 COD(The Concise Oxford Dictionary)には、 the manner or style of giving a speech と説明されています。ですから、やっぱり「話し方」「話しぶり」の感じですね。でも、これらの日本語は漠然としすぎていて分かりにくいですね。特に、「話し方」は。 それで、ヒントは英語の表現にあるのではないかと思うのです。つまり、 a telling delivery 「説得力のある話しぶり」 a fine delivery 「すぐれた話しぶり」 telling というのは、having a striking or revealing effect (COD) ですから、「めざましい、あるいは啓蒙的で意味深い効果を持っている」という意味ですね。 すると、delivery というものは、いったい何のためにあるのかということが問題になると考えられます。 スピーチの内容(言葉)が全く同じでも、話し方(間の取り方や、強弱、迫真性など)によって聴衆に効果的に内容が伝わるかどうかが変わってきますよね。ですから、delivery を単に「話し方」や「話しぶり」と訳さずに、#2さんのように「表現方法」「表現力」の方が分かり易いのではないでしょうか。でも、これは作文だけについても言えることですから、話し方という言葉は必要な気がしますね。もしかして、telling delivery のように、「説得力のある話し方」「効果的な話し方」と言ってしまったらどうでしょう。あるいは、あっさり、「話術」や「弁舌」と言ったらどうでしょうか、多少時代がかった言葉になりますが。 スピーチコンテストの採点項目の一つとして delivery があると思うのですが、他の項目も合わせて提示して頂いた方が、いいと思うのですがどうでしょう?もしかして、スピーチコンテストとは関係のない話なんでしょうか? 以上、ご参考になれば幸いです。 konkichi

bunbuku
質問者

お礼

おはようございます。 ご丁重な解説とご提案,ありがとうございます。おっしゃる通り,「効果的な話し方」は,とても魅力的です。たくさんのご教示と共に参考にさせていただきます。 「話し方」については,わが国の教育の歴史のなかで,その呼称がありましたので,「話しかた」,もしくは「話しぶり」しかないのか,または「発表ぶり」なんて造語はすこし変だし,などと考えておりました。単語の訳なので短い訳語を当てはめようとしがちでした。konkichiさまのおっしゃるように,柔軟に訳語を解釈する必要を感じました。すこし,開眼の予感がいたします。 ご推察のとおり,文脈のなかにはコンテストが含まれています。19世紀のスピーチ教育の資料を読んでいるところですが,コンテストの中で,また,文献名の一部として,デリバリーが登場します。レトリックの中で,何か,適訳がないかと,英語が専門でないわが身(レトリックも専門でない)はもどかしさばかり感じております。 ご丁寧な解説に心より感謝申し上げます。また,本欄にて,お尋ねすることがあるかと思いますが,今後ともどうぞ,よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • hinebot
  • ベストアンサー率37% (1123/2963)
回答No.1

専門家ではないですが。 手もとの英和辞典では「話しぶり」と訳されてますね。

bunbuku
質問者

お礼

早速に回答くださりありがとうございました。初めての本欄の利用体験でした。ご回答感謝しております。

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