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昔と比べて語彙力低下

私は本を読むのですが、 (社会問題とか学問の話が特に好きです) 昭和の時代に書かれた本や、平成前半あたりの本は難しい用語も使って読み応えがあるように感じます。 しかし例えば2016年以降とか2018年以降に出版された本は、なんだか薄っぺらい内容だと感じます。 (概念とかの話はせずに読みやすさ重視といいますか) 学者が専門用語を使って概念を解説するような本って今の時代ほとんど無いのでしょうか? 読者が語彙力低下しているのか、あるいはそもそも本を書く人間が難しい専門用語を使って文章が書けないレベルなのかとも感じます。

質問者が選んだベストアンサー

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  • staratras
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回答No.6

確かに「昔と比べて」語彙力は低下しているでしょうけれど、これは現代に限ったことではなく、私が学生だった50年前にも「昔と比べて」語彙力が低下していると言われました。自分自身も昭和一桁生まれの親の世代や明治生まれで戦前に教育を受けた祖父母の世代と比べて、「不明を恥じる」ことが多々ありました。親世代や祖父母世代には常識となっていた様々なことが、戦後生まれにはすでにわからなくなっていたのです。 ただし、最近の本が薄っぺらい内容に感じるとすれば、読者の語彙力不足もさることながら、「社会全体で読書しなくなっていること」これと表裏一体ですが「出版物(書籍も雑誌も)が売れなくなっていること」が主な原因でしょう。出版社は「読みやすく何とか売れる本」を出版するのに精一杯で、「骨はあるが読み応えがある本」を出す余裕がなくなっているのです。書店の数も激減しています。 回答者が懸念しているのは、「読書離れ」そのものより、その背景には、ある程度まとまった時間に本を読み続けるのに必要な「頭の体力」(というのも変な表現ですが)の低下があるのではないか、ということです。効率性やスピードが求められる世の中では悠長に読書などしていられない、と考えているのならまだしも、「読みたいと思っても根気が続かない」のなら事情はもっと深刻です。 複雑な考える過程をはぶいて直ぐに単純な結論だけを求めることが続いているうちに、「複雑な問題を考えるスタミナ」なくなってしまっている、ということでもあるからです。コンピューターの進歩と人間の脳の退歩が同時進行しているとすれば、これは恐ろしい事態です。 ネットで検索してならまだしも対話型AIに質問して「手っ取り早い答」を求めるだけで良いと考える人から見れば、難解な書物の読書など「コスパ・タイパが悪い」最たるものかもしれません。

その他の回答 (8)

  • head1192
  • ベストアンサー率20% (159/779)
回答No.9

文章の極意は「達意」である。 一部の人間にしか通じない専門用語などを多用して悦に入っているより、分かりやすい表現に心を砕いて知識の拡散に努めている人間の方が、2レベルか3レベルは上である。 裾野が広い山は高くなれる。

  • kairibaka
  • ベストアンサー率26% (144/538)
回答No.8

おっしゃる通りだと思います。 最近の本って、本当に内容が薄いです。うまく言えないのですが、「こら読み応えがあるなあ!もうお腹一杯!」という本は、ほとんどないです。 理由ですが、おそらく編集者のレベルが下がったのではないでしょうか? 「今はとにかくわかりやすさ第一、これじゃ読者にはわからない」の一言で、バサバサ切られたりいじられたりして、こんな文章に成り下がってしまった、そんな例が増えたのだと思います。 編集者がそんなになってしまった理由は、「失敗できないから」です。不景気が続いて、「利益が出なきゃおしまいだ」という圧力が強くなって、利益を出した者がとにかく正義、そんな時代背景があるんだと思います。今はやりのTVドラマだって、「ケータイマンガの実写化」ばっかりですよね。あれも、「失敗できないから」。まずケータイマンガでヒットしているから、コケるリスクも少ないし、視聴者もほとんどが元読者なんで、中身が分かっていて安心だからTVドラマでも見る、そんな力学があるから。同じことが、例えばビジネス本や社会問題を扱う本にも起こりつつある、 時代の変遷、不景気と失敗出来ないお金の事情に加えて読者のレベル低下、色々あるとは思いますが、 その中で「編集者の質の低下」が、結構大きいんじゃないかなあ、と思います。

  • eroero4649
  • ベストアンサー率31% (10491/32992)
回答No.7

>本を書く人間が難しい専門用語を使って文章が書けないレベルなのか そういうこともないと思います。変な話、専門用語を使って分かる人にしか分からないような書き方をするのは、専門家なら誰だってできると思います。 「難しいテーマを、分かりやすく伝えられる人」が、一番頭がいい人だと思います。難しいテーマを難しく伝えることは、専門家なら誰でもできるのではないでしょうか。 ただ、難解な本は読んでいる側も「なんか俺も頭が良くなった気がする」という効果はあると思います。でも実際は本人は全く理解していないのですけどね。「間違い」といえば伝わることをいちいち「誤謬」と言い換えるのは、私はエセインテリだと思いますけどね。70年代まではそういうエセインテリぽいのが持て囃された感はありますね。学生活動家とかカッコつけて資本論とか読んでいたと思いますが、中身は全然理解できていなかったと思いますよ。 外来語だらけなのは致し方がないと思います。「コンプライアンス」なんて「法令遵守」と聞いてもほとんどの人は「ああそうか」とはなりません。「コーポレートガバナンス」に適切な日本語を充てられる人はいないでしょう。「アプリケーションをダウンロードして」は、どう言い換えましょうか。「ビットコインはブロックチェーン技術を使っています」をどう説明したらいいのか。主にコンピューター関連で新しい言葉が毎日のようにできています。 AIだって昔のAIと今のAIは根本からして違います。今のAIの中心は「ディープラーニング」ですが、そのディープラーニングをどのように日本語訳すればいいのか、私には皆目見当もつきません・笑。 外来語ばかりで嘆かわしいといっている人に「ChatGPTはディープラーニング技術を持つAIで、チャット機能を使って回答を手に入れることができます。またオープンソースとなっているのでコードを入力してカスタマイズすることも可能です」を日本語訳して頂きたいものです。たぶん、私が何をいってるかも理解できていないでしょう・笑。 今の時代から乗り遅れても日常生活に困らない世代は別にビットコインもディープラーニングも覚える必要はありませんが、若い世代はビットコインやディープラーニングを理解しないで生きていくことは難しいです。代わりに「隔靴搔痒」の意味は分からなくても困ることはありません。 20世紀世代と、21世紀世代では必要とされる知識のジャンルがあまりに変わっているのだと思いますよ。 質問者さんも「21世紀に必要な語彙力(メタバースやフェムテックといったような言葉)」は低いのではないかなと思います。

回答No.5

おっしゃると売りですね。西周や福沢諭吉たちの語彙力から比べると明らかですよね。外来語を、すぐカタサナ表記してしまいますよね。 また日本語があるのに、リスペクトだとか言う芸能人が増えましたね。嘆かわしいですが、時代の流れと受け止めるしかないですね。

  • ishi_saya
  • ベストアンサー率27% (84/310)
回答No.4

「読者が語彙力低下しているのか」 そのとおりです。 「そもそも本を書く人間が難しい専門用語を使って文章が書けないレベルなのか」 それもあります。ほとんどの(自称)学者は、実際には自ら経験し探求しているのではなく、他人の説を読んでいるだけなのですから。自分の頭の中で整理して、他人(素人)に分かるように表現することが出来ないのです。 「概念とかの話はせずに読みやすさ重視といいますか」 そのとおりです。これは出版社の方針です。本がどんどん売れなくなって、内容を軽くすれば売れるだろうという。 本当に最近は中身の無い/薄い本が多いですね。しかしそれと同時に、日本人の語彙力/言語表現力の低下も実感します。私は海外在住なので時々しか日本人と話しませんが、(だからこそ)それを如実に実感します。 何を数えるのでも「~個」と言う。(紙を数えるのでも「~個」と言っている人がいました。) 色の名前は赤/青/黄/緑ぐらいしか知らない。(「きつね色」が通じなかった・・・) こういう人たちにも本を買ってもらおうとすると、内容の質はかなり落とさないと、ということなのでしょう。

  • sebsereb
  • ベストアンサー率19% (66/333)
回答No.3

平易な文体で書かれた本が、売れてて、なんとか大賞とかになってます。 文体が平易なのが受けてるので簡単な書き方で書いているのだと思います。 難しく書くのがおしゃれだった時代から、今は漫画みたいに簡単に読める書き方が売れるので、簡単に書かれているのだと思います。 平易な文体や簡潔な内容に選定された文章を →分かりやすい文章、と表現してる感じだと思うのです。 読んでもらってなんぼの商売文章、読まれやすいように簡単に書いてあると感じます。

  • kon555
  • ベストアンサー率52% (1751/3360)
回答No.2

>>そもそも本を書く人間が難しい専門用語を使って文章が書けないレベル  著者の問題ではなく、出版社の経営的な体力面だと思いますね。  出版不況と言われて久しく、電車などの時間潰しもスマートフォンにほぼ占拠されましたので、紙の本というのは凄い勢いで衰退しています。  このような状態ですから、採算のとれないコア層向けの本というのは、やはり少なくなっています。ポピュリズム的とでも言えばいいでしょうか。探せばあるでしょうが、昭和や平静初期の頃からすれば数は非常に少ないでしょう。

回答No.1

>>しかし例えば2016年以降とか2018年以降に出版された本は、なんだか薄っぺらい内容だと感じます。 2016年以降に2018年以降は含まれないのですかね?

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