日本のキリスト教組織についていろいろ質問です。

質問

以前ある人から、プロテスタントの団結組織が崩壊した、と聞きました。
これは以前に日本でもっとも多いキリスト教派と言われた「日本基督教団」のことでしょうか。
プロテスタントを一まとめにしてカウントしてたと理解してましたが、今はプロテスタント諸宗派は分裂してるのでしょうか。
そうしますと、今、日本でもっとも信徒数の多いキリスト教派はどこですか？カトリックですか？モルモン教ですか？エホバの証人ですか？
またプロテスタントでもっとも多い派はなんですか？バプテスト派？ルーテル協会？
またいわゆる正教会はプロテスタントと言って間違いですか。
どれかわかる質問だけでも回答お願いします。

回答No.1

char2nd · ベストアンサー

プロテスタントというのは、宗教改革の時にそれまでのカトリック教会から分離独立した教派に対してカトリック側が総称として用いた呼称であって、それらを統括する組織のことではありません。
　ですから、それぞれの活動ははじめから独立したもので、分裂したのではありません。また、モルモン教やエホバの証人は、他のキリスト教会はからはキリスト教とすら認められていません。聖公会も自身はカトリック／プロテスタントのどちらにも属さない、といっています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%86%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%88

　ちなみに、正教会（オーソドックス）はプロテスタントではありません。プロテスタントよりも遙か以前にカトリックと分離した教派です。これは後の宗教改革とは無縁で、ローマ帝国の東西分裂と、その後の西ローマ帝国の滅亡が要因となっています。日本の正教会は、日本ハリストス正教会のみです。

お礼

遅くなりましたが大変詳しくありがとうございました。参考になりました。

回答No.3

kigurumi

以前聞いた話では、プロテスタント系は、いがみ合わず、それぞれの違いを乗り越え協働していこうとなったらしいです。

フリーメイソンって組織があります。
イギリスとかイタリアとか世界各地にロッジがある。
フリーメイソン全部を統括している組織は無いので、お互いが「お宅はフリーメイソン組織」と＜認証＞しあうことで、フリーメイソンという認識になるわけです。

イタリアにあったＰ２というロッジはバチカンを巻き込み不正を働きフリーメイソンの名を汚したとして、他のロッジからフリーメイソンであるという認証を取り消された。
自分たちはフリーメイソンだと言っても、他のロッジが認めていない以上、自認でしかないわけです。

それと同じようにキリスト教全部を統括している機関は無い。
お互いが認証しあうことで、キリスト教だってしているわけです。

エホバの証人やモルモン教を他のキリスト教派閥がキリスト教と認証していなければ、自称キリスト教になるわけです。
名乗ることをさせないという組織は無い。

で、日本でキリスト教の信者は１％と言われていますよね。
日本でどっかの宗教に登録している人の数は、日本の人口の２倍いるそうです。
複数に登録したり、やめたけど会員登録は抹消されていなかったりしているので、人口の２倍もの人が、宗教信者ってことになっているわけです。

そして実際、本当はどれくらいの人が信仰しているのか、＜国は把握できていない＞んじゃないかと。
国勢調査でやればわかったのかもしれませんが、、、

聞いたところ、会員数がある程度いる必要があるらしいです。
だから、やめたり連絡が取れなくなった人も、会員登録から抹消せずにいるんじゃないかと。

ということで、宗教法人登録している法人が持つ名簿リストはあてにならない。

バプテストもルーテル教会も数が多いですが、ルーテル教会は北ヨーロッパに逃れたルーテルが広めたキリスト教で、なぜ日本で広まったのかというと、イエズス会のような毒が無いとされたから。
戦闘的な右翼系がイエズス会で、日本はひどい目にあって半壊したという過去があることから、キリスト教は恐ろしい宗教だという認識になったわけです。

ところがローマ・カトリック系ではない穏健的なルーテル系であれば、信仰するのは自由だとして日本は受け入れたのだそうです。

ルーテル教会と名乗る団体はいくつも日本に入ってきていて、それぞれ別組織らしいです。

例えば大阪人と東京人がアメリカに行って日本語を教えた場合、違いますよね。
大阪人の日本語スクールと東京人の日本語スクールの違いみたいなもの。
外国にあるどのルーテル系組織からきたかで、日本のルーテル教会と名乗る団体は違うらしい。

ただ、別組織だからと交流を持たないのはよろしくないということで、お互いルーテル系だから一緒に活動をしたりしましょう　ってそれぞれの組織のトップが話し合いをして、協働することになったと以前聞きました。

バブティスト系もそれぞれ組織的に別。
プロテスタントの中で右翼系がバブディストですが、逝っちゃっているバブディスト系もあれば、いっちゃっている度合いがゆるいバブディスト系もある。
どっちにせよバブディストというのは、キリスト教の中で超常現象とか超能力とか宇宙人とかそういうのを売りにしている組織。
イエズス会が過激な活動をしすぎて、ローマ・カトリックからお咎めもらっておとなしくなったが、今度はバブディスト系がキリスト教の中の過激派になっちゃった　という印象です。

私がおお　って思ったのがカトリックと名乗るプロテスタント系の派閥があるってこと。
当然牧師と呼ばれ、バチカンとはまったく関係が無い人が聖職者。
だから、説教内容も人によって違う。ローマカトリックは統一されている。

正教会は他の方も言うように、５大教区があってそれぞれ同等に立場だったが、ローマ大教区が他の４つの教区より上に地位にあるとすることになったとき、その改革に反発し分離・独立した組織。

正教会とかイギリス国教会はプロテスタントという分類になることもあるが、厳密に言うと、、、ローマ・カトリック教会ではないキリスト教組織。

お礼

遅くなりましたが大変詳しくありがとうございました。参考になりました。

回答No.2

nacam

>プロテスタントの団結組織が崩壊した、と聞きました。
何の事なのか全くわかりません。
そもそも、プロテスタントの団結組織とはなんなのでしょうか？
どこかの小さな教団が内部分裂でもしただけでしょう。
日本基督教団は、現在でも散在します。
そもそも日本基督教団は、第二次大戦直前に、当時の日本政府が、強制的にプロテスタントを統合させたもので、戦後すぐに一部の教派が分裂しました。
日本基督教団は、特定の教派ではなく、教団に属している各教会の合同教会にすぎません。
長老派やルーテル派などの多くの教派が、合同で教会を運営しているものです。

プロテスタントは、そもそも誕生したときから無数の教派が存在しました。
一番分裂を繰り返したのは聖公会（イギリス国教会）ですが、アナバプテストのように、各地で自然発生的に生まれた教派もありますし、ペンテコステ系のように、牧師一人一人が教派の長として運営されている教派もあります。
日本のプロテスタント教会の約半分が、特定の教派に属さない独立した教会になっています。

プロテスタントで最も人数が多い教派ですが、日本では長老派になると思います。
「日本キリスト教会」が、長老派の中でも最も大きな教会組織になりますが、それ以外の長老派も存在します。
アメリカではバプテストが最大の勢力になります。
ドイツや北欧では、ルーテル派が最大、韓国では、ペンテコステ系やホーリネス系の混合した教会が多数派になります。

正教会は、プロテスタントではありません。
カトリックの教えに抗議（プロテスト）して生まれたのがプロテスタントですが、カトリックは、正教会から分離した組織で、カトリック4よりも古い組織になります。

モルモン教は、１９世紀に生まれたアメリカこそ神の国とする新興宗教です。
エホバの証人は、ローマ帝国でキリスト教が禁止されていたころ、ゲルマン人の間で信仰されていたアリウス派の考え方に近いものです。

お礼

遅くなりましたが大変詳しくありがとうございました。参考になりました。