声優の８割がバイトをしていると聞きました。

質問

声優の８割がバイトをしていると聞きました。
そこそこ有名な声優さんでも、バイトをしなければいけない程なのでしょうか。
私は声優志望の学生なのですが、親と話し合った所、例え声優になれたとしても、東京でバイトをしながら声優の仕事をするなんて、年金も納める事ができないだろう、と言われました。
しかし、どのくらいのレベルの方々までバイトをされているのか分かりません。
８割というと、本当にトップレベルの方（山寺さんや林原さん等）しか声優という仕事だけで生きていけないのでしょうか？

例えば、平野綾さん・水樹奈々さん・田村ゆかりさん・井上麻里奈さん・豊崎愛生さん等は、バイトをしているのでしょうか？
そして、やはり声優とバイトを掛け持ちしていては、年金等は収めるのは難しいのですか？バイトを一切やった事が無い（出来る状況ではない）ので、全く分かりません。
親は「月に寄って全く違う」と言っていますが、声優の仕事が少なかったら沢山バイトもできますよね。声優の仕事が増えてきたらバイトをやめる、というパターンでは甘いのでしょうか。

回答No.6

zerin

他の回答者の方がおっしゃるように、今有名な声優さんが必ずしも声優一本で生きてきたわけでは
ないです。林原めぐみさんも声優になる前は看護師の仕事をしていましたし、他にも諏訪部順一さん(テニスの王子様の跡部景吾役など)も前までは普通に会社員をしていましたし、能登麻美子さん(CLANNADの一ノ瀬ことみ役など)もお芝居がしたいと役者を目指していたそうです。私が一番驚いたのは若本規夫さん(ドラゴンボールのセル役など)で、あの方は早稲田大学卒業後はなんと警察機動隊に入っていたそうです。

こうしてみると、皆さん必ずしも最初から声優の道を歩んできたわけではないですよね。
しかも、たとえ今そこそこ有名だとしても、それがいつまでも続くとは限りません。
これは私の勝手な解釈なのですが、声優さんでも芸能人でも芸人さんでも、よくメディア等に出演している人は、「天性の才能があり、とことんそれを極めている人」か「他に得意分野があり、それも一つの芸として生かしている人」のどちらかではないかと思うんです。前者は声優さんで言えば金田朋子さんや水樹奈々さん、後者は山寺宏一さん等です。

「有名になったらバイトをやめるのは甘いのか」等を考えるより、質問者様は、まず自分の将来についてもう一度深く考える必要があると思います。例えば林原めぐみさんを考えてみてください。彼女は看護師の資格を持ち、さらにその看護師の社会人経験もあるため、もし声優の仕事に失敗しても、また就職活動すれば看護師として再就職できる可能性がありますし、水樹奈々さんも、声優で失敗しても彼女は歌が非常にうまいので、例えば演歌でデビューする等の道もありますよね。そうやって声優一本ではなく、いざとなっても、いろいろな道が残されている、いわばリスクヘッジが出来るわけです。しかも、林原さんにしても水樹さんにしても、看護師のことや、のど自慢あらしのことも、ネタとしてトークなどで生かせますからね。

質問者様はまだお若いのでしょうか？ちょっとキツいかもしれませんが、はっきり申し上げますね。
世の中そんなに甘くはないです。勿論声優になるという夢は素敵だと思うし、それを目指すことは
いいと思います。しかし、それ一本だけでバイトをして・・・と言うのははっきり言って甘いです。後で絶対後悔しますし、私が質問者様の親御さんでしたら、反対します。それに、バイトもある程度年齢が行くと採用してくれなくなります。今はとりあえず学校の勉強を頑張って、資格が取れる大学に行くなど、現実的なことに目を向けつつ、声優を目指す方向がいいと思います。正社員で他の企業で働きながら、夢のために頑張っている人は沢山いますよ。年金だって払うことも出来るわけですし。

私のまわりにも声優志望の方が多く、実際に養成所に通っている人もいます。
しかし、私の周りの声優志望の方の一人には、養成所や専門学校に通っていればいつか絶対声優になれる！と考えていて、自主練習等の自己努力をしない人がなんとなくいるような気がします。いくら有名な学習塾の授業を聞いてても、後は自分で勉強しなければ当然行きたい学校には行けないですよね。それと同じです。資格も持たず、社会人経験も少なく(２年。最低でも３年～５年は働かないと社会人経験とは言わない)、実家で暮らし、バイトと養成所を掛け持ちしているみたいです。彼の通っている養成所も、まあ評判があまり良くないらしいです。もう一人養成所に通っている知り合いに聞いたところ「なぜもっと養成所の下調べをしないんだろう。それ以前にその人、ちょっと考え方が甘いと思う。」
と指摘していました。そう言っていた知り合いは、置鮎さんの声に似ており、声も透った感じで、中学生のころから声優を夢見て、勉強しながらも発声練習をしたり、声真似などを練習して、今では置鮎さんや大塚芳忠さん、大塚明夫さん、郷里大輔さん等の声優さんのレパートリーはほとんど全部出来るそうです。声の幅を広げる努力をしていました。実際に有名な養成所の試験に合格し、今は働きながら通っています。

何度も言いましたが、声優さんを目指すには必ずしも声優学校を若い時から出てなくても大丈夫だと思います。むしろ、まだ学生のときは様々な経験をして、自分の考えを深めてみてはどうでしょうか。きっと、それも声優になる夢への糧になります。夢をめざして頑張ってください（＾＾）