歌う声優の開拓者

質問

今となっては普通になってしまった「歌う声優さん」。

「個人名義」で「アーティスト路線の楽曲」を発表している声優って言ったら「水樹奈々さん」・「田村ゆかりさん」辺りは有名ドコロだと思います。
アニメ系とは関連しない楽曲も発表しています。

では、現在みたいな「歌う声優さん」の基盤を作ったパイオニア的存在って誰なんでしょうか？

私の思い当たる限りでは「椎名へきるさん…？？？」
当時、声優さんとは知らずにPVを観ました。
「えっ…、ロックアーティスト？？？」って思うくらい、当時のPVとしてはカッコ良かったです。
その後、声優って知りました。。。
インパクトがあって、すごく斬新だったと思います。

もしかしたら、昭和の時代でも声優さんが個人名義で楽曲を発表していた方もいらっしゃるかもしれませんが…

回答No.7

noname#140622 · ベストアンサー

もう散々みなさんが詳しく答えられているので補足的になるけど
今のアイドル声優の根っこになるのが椎名へきる。
林原めぐみの名前をあげる人もいるけどあの人は既にキャリアを積んでいて声優としてだけでもやっていけていた。
椎名へきるは飯島真理と同じで声優より歌手を上に置いていてファンに見限られた。
飯島真理はマクロスの歌姫役に抜擢されただけの歌手だったからアニメのキャラクターとして見られるのを凄く嫌っていた。

元アイドルの肩書きを持つ声優は多いよ。
戸田恵子・佐久間レイ・日高のり子・桜井智とかパッと思う浮かぶだけでも出てくる。
堀江美都子も声優業もやってるけど児童向けの歌手だったし。
舞台役者だけでなくいろんな人が顔出ししない裏方と言われていた声優業に流れていたのが昔の主流だったから。

第二次声優ブームの頃もアニメソングじゃない歌をインディーズで出していて歌の好きな声優は昔からいたけど、声優の名前がオリコンに出るようになったのが林原めぐみでキャリアを積まずにアイドル的な売れ方をした声優が椎名へきるだったと思います。
それを言えば飯島真理が祖になりますが前述したように彼女は椎名へきる以上にアニメのキャラクターとして見られることを嫌がっていた彼女を歌手ではなく声優と呼ぶのは変に感じます。
現にミンメイ以降歌手にこだわり吹き替えの仕事を断っていた訳ですからね。
椎名へきるも似たような所だけど彼女の歌手活動を支えたのは紛れも無く声優（アニメ）ファンだから今のアイドル声優の開拓者と呼ぶのに最もふさわしいとは思います。

ちなみにウィキの第二次声優ブームの項を見て分かるように
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A3%B0%E5%84%AA#.E7.AC.AC.E4.BA.8C.E6.AC.A1.E5.A3.B0.E5.84.AA.E3.83.96.E3.83.BC.E3.83.A0
多くの声優が音楽活動もしていました（ここに書かれてない人だと三ツ矢雄二もレコード出してました）
９０年代前後でも林原がオリコンに風穴をあけただけで、山寺宏一も関俊彦と日高のり子と組んでいたバナナフリッターズやソロで活動していたギャップシステム（コントと歌）と言ったように水面下で音楽活動をする事は珍しくも無かった。

声優が音楽の聖地武道館でやるようになった椎名へきるのインパクトは、現在みたいな「歌う声優さん」の基盤と言えるでしょう。
それまでの声優で歌手活動もしていた人には見られなかった大きな転換期と言えます。
林原めぐみは旧来型の声優の延長で売れた最後の声優という認識をしています。

お礼

ご回答ありがとうございます。
しかもこんなに分析されているとは。。。

私も飯島真理さんは声優というより歌手という認識です。

林原めぐみさんは現在も凄く人気のある「歌う声優さん」だと思います。
林原さんは既存のルートに乗っかって音楽展開をしていった声優さんだと思っています。

しかし椎名へきるさんが出た時は、今迄の声優さん達の音楽活動とは明らかに異質でした。
PVを観た当時は「新しい時代が来た。」と思いました。
インパクトが凄かったです。

「新しい道を作った」という意味では椎名へきるさんの存在や功績は大きいと思います。
ブルドーザーで今までなかった道をドカッて作った感じでした。
その道にみんな乗っかっていったと思います。

特に最後の文節にはすごく納得いたしました。
「椎名へきるさんのインパクト」
「それまでの声優で歌手活動もしていた人には見られなかった大きな転換期」

巧みなPV制作やメディアの露出の仕方は、明らかに現在の歌う声優の基盤だと思います。

余談にはなりますが…
椎名へきるさんも37歳。
現在でもすごくお綺麗です。

今年は今のところ声優業はしていない様です。
音楽のみの活動みたいです。

なんか久し振りに椎名へきるさんの音楽を聴きたくなってきました。

どうも有難うございました。

回答No.9

potatorooms

歌手ではなく、アイドルなら、宮村優子さん　が、声優業以上にアイドル業をした声優さんといいう印象が強いですが。私はアンチでしたが、根強いファンがいて、数少ないＣＤでも独立した棚を確保してましたから。

声優がアイドル化して番組を支えたのは、らんま１／２でしょう。長寿番組うる星やつらを継いで始まったけど、視聴率が悪くて、ゴールデンから夕方に移されて、制作費に苦慮したところを、企画ＣＤの売り上げで支えきったものですね。

先に挙がった林原めぐみさんも、ここで鍛えられた一人ですね。ファンとケンカしてた時期？
独り立ちをする前の時期かと。Ｄｏｃｏ１／２の企画ＣＤは、名曲がずらりでした。

一人で活動した以外をあえて他にも挙げると、
ＴＷＯ－ＭＩＸ　の　高山みなみさんは、外せないでしょう。初期からＣＤショップでも、声優の棚にはなく、ＪＰｏｐの棚を探して見つけていました。アニメソングなのにね。

個人的に好きなのは、武道館ライブをした、TOKYO POLICEWOMAN DUO。　逮捕しちゃうぞ！の主役のお二人のグループですね。

お礼

ご回答ありがとうございます。

宮村優子さんの人気ってすごかったんですね。
CDの棚を独立させていたとは。。。
CDを１枚購入しましたが、音楽と語りのコラボって言っていいのでしょうか？
かなり独自ワールドを展開していました。

TWO-MIXもCDを購入したことがあります。
カッコイイ音楽でしたね。
声優が行った本格音楽ユニットとしては先駆けだったかもしれません。
CDも声優のコーナーになかった様な記憶があります。

余談になりますが…

宮村優子さんはちょっとした思い出があります。
とある専門学校の体験入学にて、ちょうど特別講師として来校されていた宮村優子さんのお話を聞いた事があります。
参加学科が違かった為に講義は受けられなかったのですが、全体講義の時にお話を聞きました。

デビューしてから…、エヴァンゲリオン、声優としての取り組み、ご結婚後の仕事と家事の両立、子育て…など、たくさんお話を聞きました。
プロのお話を直接聞く事の出来た貴重な時間でした。

印象と致しましては「すごく顔が小さい。」というのがピッタリの表現だと思います。

余談が長くなりました…

ご回答ありがとうございました。

回答No.8

noname#140622

あと椎名へきるとほぼ同時代デビューの坂本真綾（'96声優・歌手デビュー）
劇団こまどり（現・グループこまどり）の先輩、笠原弘子の道を追う方向性で今のハッキリとしたアイドル声優と印象が違うのかアイドル声優を語る上で彼女の名前を見聞きする事が本当に無い。
声優デビューから歌手活動をしていたという意味では彼女も「歌う声優さん」の路線で来ている。
ライブをやりだしたのが2000年で歌手として大々的に活動していなかったのもこの手の話で彼女の名前が出ない一因になっているのかも。
時期的にはアイドル声優という言葉が世に出てきた頃にデビューした声優ですよ。

一つ前の回答が思いつくままにまとまりなく書いていたので読みにくくてすみません。
今ニコ生でやってるクリィミーマミのイベントを見ていて調べたら、太田貴子は歴史的番組スター誕生で歌手デビューしたのがアニメの主題歌と同アニメの主役だったからこれも今の「歌う声優さん」の基盤ではないですね。
悪い意味でよく使われるタイアップですから（笑）
飯島真理が歌手デビュー前に声優オーディションを受けた理由からもあの当時のアイドル声優らしき人たちは今の「歌う声優さん」とは異なる環境なのが経歴からも見えてきます。

少なくとも声優が個人名義で楽曲を発表するのは昭和の第二次声優ブーム頃からあった事で、今の歌謡界と違い歌手の地位が高かったのもあってそう知られる活動ではなかったのが現実としてあったと思います。
今はアニメ・声優ファンが団結してＣＤを買ったら簡単にオリコンに登場しちゃうくらい音楽業界が弱体化しちゃいましたからね。
それを言ったら９０年代中期はＣＤが売れる時代だけど、マイナーな声優をメジャーにのし上げようとファンが必要以上に頑張っちゃった背景もあって、全盛期のようなオーラを持たない新人アイドルよりも声優がアイドル化してしまったという一面もあると思います。

お礼

追加のコメント、有難うございます。

坂本真綾さんは素晴らしい歌唱力だと思います。
ハッキリ言って「歌が上手すぎる」というレベルですから、どちらかと言うと「実力派」と言っていいのでしょうか？
音楽活動が若干、椎名さんより遅かったっていうのがイメージとしてあるのだと思います。

タイアップとして歌を唄っていた声優さんは昭和の時代からいたみたいですが、非アニメ楽曲も唄う声優として新たな展開を提示して見せたのは椎名へきるさんだと思います。

ご指摘通り、オリコンチャートにアニメのOPやEDがランキングされているのは、現在の日本の音楽業界は弱体化と考えられます。
A〇B48がシングル売上100万枚以上とは言っていましたが、100万人以上が買った訳ではありません。
1人が複数買った結果だと思います。
でも、そういうファンが音楽業界を支えていってると言っても過言ではないと思います。

貴重なコメント、有難うございました。

回答No.6

Meegeren

1970年代後半から80年代に掛けてのアニメブームの中、やっぱり声優が音楽活動している時期がありましたね。

山田康雄とか小原乃梨子とかベテランの声優ばかりで、若手は既出のスラップスティックとかでしたが。

麻上洋子とか吉田理保子とかラジオのＤＪをしていた人もいましたね

その中でアニメの主題歌とか挿入歌を歌った最初は戸田恵子のような気がします。

他にはちょっと変わった形態ですが、声優活動もしていた伊武雅之（現：雅刀）が参加していたスネークマンショーは結構、ヒットしましたね。

お礼

ご回答ありがとうございます。
70年代後半～80年代にかけて、声優さんが音楽活動をしていた時期があったんですね。

山田康雄さんや小原乃梨子さんが歌を唄っていたなんて知りませんでした。

またしてもスラップスティックの名前が…
あの錚々たるメンバーでも、その当時では若手。

麻上洋子さん・吉田理保子さんは存じておりませんが、ラジオDJもされていたんですね。
今では声優さんのラジオ番組がありますので、その当時では珍しかったのでしょう。

戸田恵子さんや伊武雅刀さんが声優をしているのは知っていましたが、殆ど俳優としての認識です。
戸田さんは舞台までされていますのでスゴイと思います。

貴重な情報、ありがとうございました。

回答No.5

mshr1962

アニメとタイアップということなら
太田貴子「魔法の天使クリィミーマミ」OP「デリケートに好きして」ED「パジャマのままで」1983年

単純で声優（主人公）がアニメの主題歌（ソロ）ということなら
藤山ジュンコ「さすらいの太陽」ED「こころの歌」1971年

ライブ活動ということならスラップスティック（1977年～1986年 ※2007年に追悼コンサート）
神谷明、曽我部和恭（享年2006年）、鈴置洋孝（享年2006年）、野島昭生、古川登志夫、古谷徹、三ツ矢雄二

＞昭和の時代でも声優さんが個人名義で楽曲を発表していた方もいらっしゃるかもしれませんが…
潘恵子　『潘恵子』1981年発売

お礼

ご回答ありがとうございます。

太田貴子さんって声優もされていたんですね。
ウィキで検索してみますと、殆どがクリィミーマミに関連していたのが印象的でした。
まだ現役で歌っていらっしゃるみたいですのでスゴイと思いました。

藤山ジュンコさんは知りませんでした。
突然引退されたと…

スラップスティックは知りませんでした。
バンドメンバーは錚々たるメンバーではありませんか。。。
一度ライブに行ってみたいと思いました。

貴重な情報、有難うございました。

回答No.4

horitate

大杉久美子について、以下のような記述があります。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9D%89%E4%B9%85%E7%BE%8E%E5%AD%90

1969年に、フジテレビの『アタックNo.1』のテーマソングを皮切りにアニソン歌手として本名で活動を開始する。なお1971年には杉美子（すぎ よしこ）として歌謡曲活動も行っていた。
『アタックNo.1』以降、『ジャングル黒べえ』や『エースをねらえ!』などの主題歌を歌ったほか、『世界名作劇場』シリーズでは、初期作品における殆どの主題歌を担当。卓越した歌唱力と包み込むような優しい歌声で、ささきいさお・堀江美都子・水木一郎とともに、1970年代の“アニソン四天王”の一人として活躍した。『ドラえもんのうた』のオリジナル歌手でもある。

熊倉一雄について、以下のような記述があります。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%8A%E5%80%89%E4%B8%80%E9%9B%84

声優としての当たり役にはヒッチコックのほか、TVドラマ版『名探偵ポワロ』の名探偵エルキュール・ポアロ（デヴィッド・スーシェ）の吹き替え等がある。NHK総合テレビ『ひょっこりひょうたん島』のトラヒゲ、NHK教育テレビ『ばくさんのかばん』のばくさんでも知られる。1968年にはアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の主題歌を歌い、キングレコードのヒット賞を受賞した。

また、『ひょっこりひょうたん島』（1964-69年）では、楠トシエ、藤村有弘、中山千夏他の子ども役の声優たちも挿入歌を歌っています。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B2%E3%82%87%E3%81%A3%E3%81%93%E3%82%8A%E3%81%B2%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%9F%E3%82%93%E5%B3%B6

その前の『チロリン村とくるみの木』（1956-64年）も似たような顔ぶれで、記憶にありませんが、もしここでも挿入歌があれば、それも対象になるのではないでしょうか。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%83%B3%E6%9D%91%E3%81%A8%E3%81%8F%E3%82%8B%E3%81%BF%E3%81%AE%E6%9C%A8

お礼

大杉久美子さんって存じませんでしたが、アタックNo.1の主題歌って思い浮かべたら「あっ、あの声か…」って思い出しました。
経歴を確認してみますと、声優と言うより殆ど歌手ですね。

熊倉一雄さんは存じております。
歌い手さんというイメージより、声優さんだと思っていました。
ポアロの声はハマリ役だと思います。
ゲゲゲの鬼太郎のOPを唄っていましたね。
それでヒット賞受賞とはスゴイと思います。

貴重な情報、有難うございました。

回答No.3

tiltilmitil

声優もやってて歌手としても有名だったというとささきいさおさん。シンガーソングライターだったけどレギュラーで声優もやっていたというと山本正之さんなども古いですね。アイドルとしてデビューして声優転向というとタッチの南ちゃんやった日高のりこさんなども。

お礼

佐々木功さんって声優をされていたんですね。
知りませんでした。
てっきり歌手かと思っていました。
そう言えばドラマに出ていたのを思い出しました。

山本正之さんは存じ上げません。
シンガーソングライターをしながら傍ら声優をしていたという方は、随分前からいらっしゃるみたいですね。
なるほど。。。

日高のり子さんは知っています。
アイドルとしてデビューをされていたんですね。
その後に声優に転向されたと。
アイドルとしてより声優で花が開いたと言っていいのでしょうか？

やはり声優業界もそうだけど、アイドル業界も厳しい世界ですね。

どうも有難うございました。。。

回答No.2

noname#158697

堀江美都子さん
飯島真理さん

ふるっ…

でもまあパイオニア？

お礼

堀江美都子さんは存じ上げませんが、飯島真理さんは知っています。
私の認識では、どちらかと言うと飯島さんは「声優」より「歌手」とイメージしておりました。
私としましては「リン・ミンメイ」しか思い出がありません。
素晴らしく綺麗な歌声でしたね。
その後はアーティストとして活動されたみたいで、声優としては仕事をしたのかは不明ですが…

ご回答ありがとうございました。

回答No.1

RKwarawara

いや、もはや最近の声優はアイドルで売れなかった人間が流れ着く場所のようなものですからね。

歌う声優さんなんてのは、ただの愛情の欠片もない偶然の栄光のようなものですよ。

もう声優業界は売れないアイドルの溜まり場になっています。

ですので、歌手として売れている声優とかは昔からおる中堅声優に対しての嫌みにしか聞こえなくなっています。

だから、そんな華やかなものじゃないんですよ。歌う声優さんってのはね。

お礼

早速のご回答ありがとうございます。
素晴らしい早さ。。。

>売れないアイドル
なるほど。
その様な考えもありますね。

食い繋いで行く為には、意としない方向へ転向していかなくてはいけない現実…
厳しい世界ですね。

そうなってくると声優って飽和状態ですね。

貴重なコメント、ありがとうございました。